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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(テンコウニカンスルキンキ)
1956年 宮城県
雷が鳴るときに敷居に上ると雷が落ちる。雷鳴の時に転ぶと石になる。冬、突風のなかを子供らが駆け回るとカマイタチにすねの肉を咬み取られる、などの禁忌がある。

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(ゾクシン)
1958年 香川県
残った豆は神棚に供えておく。夏になって雷が鳴った時、この豆を噛むと雷が落ちない。
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(ゾクシン)
1982年 山形県
雷に関する俗信。雷のことをオカタリサマ(お神立様)というが、蚊帳の縁やふちや、裏板の上によく落ちるといわれているので、柱のそばによってはいけない。オカタチさまは火が嫌いだから、部屋の四隅か囲炉裏の四隅に線香をたく、など。
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カミナリガリ
1976年 千葉県
毎年正月、里人が集まり雷狩をする。鼬のような獣を多く捕らえて殺す。その年の夏は雷鳴が少なくなる。もし狩らなければ雷鳴は多くなるという。
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ライジュウ
1959年 島根県
雷が落ちると雷獣が木を引掻いていくという。木の皮がむけて爪あとがついているとも、雷が落ちた時に雷獣が、木に走り登るのを見たなどという話も聞いた。
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(ゾクシン)
1981年 栃木県
年中行事に関する俗信。雷が鳴ったときに、カユカキ棒を囲炉裏で燃やすと雷が落ちないという。ドンド焼きの火で団子を焼いて食べると、病気にならないあるいは中気をしないという。七夕に天上で男神と女神が会うと、伝染病が流行するという。一粒でも雨が降ると川の水かさが増して出会えないので、伝染病が出ないという、など。
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カミナリ
1966年 静岡県
雷は地の底にいるナマズか猫のようなもの。雷除けには、縁側に線香を立て、念仏や「クワバラクワバラ」を唱える。雷の落ちた木を雷木と言い、焚き物にしない。
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ヤマノカミノアオリカゼ,カマイタチ
1982年 新潟県
山の神の日に山中を走る山の神のあおり風にあうと病気になり、山畑にいくとカマイタチにかけられるという。
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テング
1937年 福井県
天狗に遊ぼうと誘われて断ると、屋根を持って行き、石などを降らせる。子供が連れて行かれないように、コシコキ等をかぶせるとその場で死ぬ。
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カミナリイタチ,ネズミ
1981年 和歌山県
雷はネズミのせい。竹竿の先に鎌をつけておくと、雷がひっかかって、血がついていることがある。
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カマイタチ
1996年 新潟県
カマイタチに遭遇することを、カマイタチにかけられたと言う。家のそばに流れる川を飛び越えようとして転んでしまった。出血はしなかったが、肉が見えるほど額が深く切れていた。この地ではカマイタチは空気の切れ間に起きるので、気がつかないのだという。
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カミナリ(ゾクシン)
1976年 栃木県
雷の時は麻カヤをつる。カヤの周りを雷がまわって中に入らない。雷の時は線香を立てて「クワバラ、クワバラ」と唱える。雷の時はユカキボウを燃すと落ちない。発雷の時、年越(節分)の豆を食べる。相撲をすると雨が降る。など。
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カミナリサマ
1931年 高知県
雷様は子供の臍をとる。落ちた雷様が天上に掻き上った後には、雷に幾筋もの爪の痕がある。落雷は家を焼いても雪隠は焼かない。
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カマイタチ
1980年
突然の烈風に当たると即死することがある。これを越前ではカマイタチとよんでいる(佐渡にも多く、奥州にもある)。越後では古暦紙の灰を服すと治るという。これは烈寒の地だけに陰陽の気が定まらず、毒気が凝結したものが生じ、それに当たるから死んでしまうのだという。
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(ゾクシン)
1982年 新潟県
禁忌について。ヘラワレバナ(黄色いツツジ)を食べると舌がわれる。カタネバナをつむとカタネ(できもの)ができる。山で昼飯を食べたヤマバシは、そのまま、捨てるものではなく、二つに折って捨てる。そうしないと、キツネやムジナがその箸を使う、など。
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(ドウブツニカンスルキンキ)
1956年 宮城県
猫が死人のそばに行けば魔がさす。猫を殺すと祟られる。神主の家には白色の動物を入れられない。っ鳥の鳴き真似をすると頭に瘡(切り傷かできもの)が出来る、あるいは唇の脇がただれる。雀の巣を夜取ると目が見えなくなる、などの禁忌がある。
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ライジュウ
1974年 栃木県
下野国の烏山の辺に雷獣というものがいた。形は鼠に似てイタチより大きい。夏の頃はそのあたりの山に自然と穴が開き、その穴から雷獣が首を出し、夕立の雲の中から雷獣が乗るべき雲が来ると、それに乗って飛び去るという。またこの辺りでは春頃に雷獣狩りが行われるという。
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カマイタチ
1956年
旋風に乗ってきて人の肉を切りとる。または生血を吸う魔獣として信じられていた。全国ほぼ共通で、東北地方でも大正の頃まで信じられていた。土地によって多少内容が違う。カマイタチは悪神の仕業であるとか、害を受ける場所がきまっているとか、その傷痕は鎌の形をしているとか、出血しないで肉だけ抉りとるなどとも信じられていた。宮城県でもほぼ同じで、主に晩秋から冬にかけて危害を受けることが多かったという。
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カミナリノコドモ
2000年 愛媛県
いたずら者のカミナリの子供が、ある年雷鳴が轟いた時に、家の前の古井戸に落ちてしまった。これを聞きつけた百姓が井戸に蓋をしてしまったので、子供は出られなくなり、散々に謝罪をする。百姓は謝罪を受け入れて蓋を開けると、子供は空へ飛んでいった。
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シュッサン,シ,ドゥリ
1986年 沖縄県
出産や死もドゥリと呼ばれ、カミとの接触が禁止される。出産や葬式のあった家では、門口に縄を張り、家屋・ヤシキがドゥリになったことを示して穢れの流出を防ぐ。また、他の人が接触しないようにという警告でもある。与那国島では、獣を殺して肉を配分し、これを食べることが重要である儀礼が多い。
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キョウジンイシ,テング
1936年 岐阜県
高さ5尺余りの石で触ると気が狂うと言われている。また付近には天狗が住んでいて、天狗の機嫌に触ると石段から投げ落とされると言われている。実際に投げられた子供もいるが、怪我をしなかったという。
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