ウミオショウ 1976年 風と共に現われ、人の形を成し、口は耳まである。人を見て笑う。強風で波が高い日に現われ、船が転覆する恐れがある。
類似事例 |
|
ジンベイサメ 1956年 海の怪。畏怖というよりは、漁師から大漁を与えるものとして、霊妖視されている。頭部も尾部もわからぬほど大きく、船団の下に入って船を支えていることがあり、その周りには鰹の大群が遊泳して大漁となる。ただしこれに出遭ったのちは、舟に穴が開いてないかどうか調べねばならない。現在でも信じられており、このとき海中の光るところを竿で突くと、沈んで消えてしまうともいう。海の怪物というより、鯨か鮫の一種で、今でも生息しているといわれている。
類似事例 |
|
ジンベイサメ 1956年 海の怪。畏怖というよりは、漁師から大漁を与えるものとして、霊妖視されている。頭部も尾部もわからぬほど大きく、船団の下に入って船を支えていることがあり、その周りには鰹の大群が遊泳して大漁となる。ただしこれに出遭ったのちは、舟に穴が開いてないかどうか調べねばならない。現在でも信じられており、このとき海中の光るところを竿で突くと、沈んで消えてしまうともいう。海の怪物というより、鯨か鮫の一種で、今でも生息しているといわれている。
類似事例 |
|
ジンベイサメ 1956年 海の怪。畏怖というよりは、漁師から大漁を与えるものとして、霊妖視されている。頭部も尾部もわからぬほど大きく、船団の下に入って船を支えていることがあり、その周りには鰹の大群が遊泳して大漁となる。ただしこれに出遭ったのちは、舟に穴が開いてないかどうか調べねばならない。現在でも信じられており、このとき海中の光るところを竿で突くと、沈んで消えてしまうともいう。海の怪物というより、鯨か鮫の一種で、今でも生息しているといわれている。
類似事例 |
|
ウミコゾウ 1956年 海の怪。目のふちまで毛でおおわれている小僧で、釣針の糸をたどって海面に浮かび、にったり笑うという。
類似事例 |
|
フナシトギ 1956年 海上における一種の怪魚。形はドンコに似て、白い腹の両側に四肢がある。これが船の底に吸い付いて船を停め、または綱を伝わって船内に入り、人を殺害するという。
類似事例 |
|
トモカズキ 1956年 海女が水底でよく見る、自分と同じような姿の魔物。その特徴は鉢巻の尻を長くなびかせている。友舟の海女かと思い、浮かび上がってみても自分の舟のほかに舟の影は見えない。海底でこれに会うと近寄って笑いかけたり、鮑をくれたりするが、そのときは後ろ手で受けねばならない。これにあった海女はその後しばらく海に潜らない。防ぐマジナイとしては、鉢巻きなどに魔除けの印をつける。
類似事例 |
|
アヤカシ 1918年 全国 海中の怪をあやかしという。あやかしが船に憑くと、迷惑を受けることがある。正体は蛸だといわれている。こばんいただきが船の進路を妨げるという話もある。
類似事例 |
|
カゲワニ 1956年 船が航行中、海面に映った船夫の影を、このワニ(鮫のこと)に呑まれると、その船夫は死ぬと恐れられている。
類似事例 |
|
ウミショウジョウ 2002年 山口県 海には酒が大好きな海猩々というものがおり、夜半船を出せば「樽をくれえ」という物恐ろしい声が海の底から聞こえる。樽を投げ込まないと恐ろしい祟りがある。投げ込めばその樽で海猩々が船へ水をくみ入れて沈めてしまう。だから船には底を抜いた樽を積んでおく。
類似事例 |
|
ウミショウジョウ 2002年 山口県 海には酒が大好きな海猩々というものがおり、夜半船を出せば「樽をくれえ」という物恐ろしい声が海の底から聞こえる。樽を投げ込まないと恐ろしい祟りがある。投げ込めばその樽で海猩々が船へ水をくみ入れて沈めてしまう。だから船には底を抜いた樽を積んでおく。
類似事例 |
|
エヒガサ 1941年 福井県 岩の周りを船で廻っていると、海底にあった一本の日傘が自然に開いたり閉じたりしている。生きているようなこの動きに怖くなって逃げ帰った。
類似事例 |
|
キカイノモノ,カイイ 1975年 海中に奇怪のものがあって船の通行を妨げる。
類似事例 |
|
カワウソ 1929年 長崎県 何とも知れぬものが船にのぼろうとすることがある。ある時、沖に人のいない船があり、強気の男が行くと、果たして出てきた。やっとのことで帰ったが、これは河獺のすることだろうと言う。
類似事例 |
|
エンコウ 1939年 島根県 えんこうは海にもいる。漁夫が沖で釣りをしていたら、えんこうが現れた。漁夫は糸目算に船を漕いで逃げ帰り、汀に乗り上げてから後ろを見るとえんこうがついて来ている。漁夫は家に帰り、翌朝汀に行ってみると、船が木っ端微塵に砕けていた。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1984年 新潟県 沖へ出て気分が悪くなると魚をすくうタモを被せるという。
類似事例 |
|
モーレン 1981年 鹿児島県 船幽霊をモーレンと言う。小船より大きく、手ぬぐいで鉢巻をしている。2.3日後に嵐が来そうな日には必ず出る。海上で死んだ人のタマシ(死霊)がモーレンになると言われた。
類似事例 |
|
カイ,(アヤカシ) 1976年 尾州知多郡の海上にもこの怪(鬼哭灘)があり、ひしゃくを多く投げ込めば止むと言う。12月晦日に船を出せば必ず会うという。
類似事例 |
|
サメ 1978年 高知県 サメは舟を持ち上げたり、大きくなったり小さくなったり、箕のになったり、時には船底に穴をあけたりする妖怪である。これが現れたら、釣った魚を竹簀で巻いて与えておいたスキに逃げたり、網にかかったときは酒と米を振り掛けると良いのだという。
類似事例 |
|
フナユウレイ,フクデキノヒトノエンコン,キ 1976年 船幽霊は風雨の激しい夜に多い。一片の綿のようなものが次第に大きくなり、顔かたちが現れ、友を呼ぶようなかすかな声を発する。するとたちまち数十の鬼が現れ船を止める。柄杓を貸せと言うが、底のないものを渡さないと沈められる。
類似事例 |
|