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検索対象事例

ハヤマノカミツケ
1964年 福島県
旧10月8日前後、葉山の分霊をのりわらと呼ばれる白衣を着て鉢巻きをしめた人にうつして神つけを行う。そこでさまざまな託宣をきき、翌年の豊熟を祈る。

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ハヤマノカミツケ
1964年 福島県
旧10月8日前後、葉山の分霊をのりわらと呼ばれる白衣を着て鉢巻きをしめた人にうつして神つけを行う。氏子が祈ると、のりわらが持った幣がばさばさと動いて神がのりうつりる。
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ハヤマノカミツケ,タクセン
1964年 福島県
のりわら(葉山の神がのりうつる人)に、世の中のこと(翌年の作柄のこと)、へい行病や火事のこと、個人のことの順番で託宣をきく。このとき、のりわらは幣束を上下に振り夢中の体であるが、急に幣を放り上げてうつ伏せになることがある。これを「神あがる」といい、「拝みあげ」と称して人々が「さんげさんげろっこんしょうじょう」と唱える。のりわらに塩水を飲ませると正気に戻る。少し休ませたあと、氏子はまた拝んで神をつけ、聞くことが終わるまでくりかえす。終わった翌朝、供物をもって山のお宮に参り、料理をたべて精進あげをする。使った幣束はうまやの入り口にさしておくと馬にけががないという。
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ノリワラ
1964年 福島県
初めにのりわら(葉山の神がつく人)を選ぶときには、つきそうな人をすわらせて試しにみなでおがんでみる。一度のりわらになれば毎年同じ人がつとめる。のりわらはみな男で、理屈っぽく疑いぶかい人にはつかない。
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ハヤマノカミツケ,ヒ
1964年 福島県
のりわら(葉山の神がのりうつる人)が火をたけとご神託を告げると、戸外に青竹を四方にたて、しばを積んだところに火をつける。のりわらは火を幣束でたたきながら渡る。これを「火をしめす」という。のりわらの指示に従って人々もはだしで渡るが、すね毛は焼けてもいっこうに熱くないという。これをすると病気をしないという。すべてが終わるとのりわらは幣で火をたたく。これを「火をかえす」というが、その後は熱くて渡れるものではないという。
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ノリワラ
1964年 福島県
ある年、のりわら(葉山の神がつく人)が風邪を引いて祭りの日に自宅にいたところ、お宮で人々が拝み出したらひとりでに神がつき、ぴょんぴょんとびながら相当離れたお宮まで行ったという。
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ノリワラ,ハヤマ
1949年 福島県
神が憑いてその神の言葉を伝える人のことをノリワラという。葉山を祀る所は葉山の神が出る。葉山以外の諸々の神を祀る所ではそれらの神も出る。その場合幾つかの神が次々と出現するが、ノリワラはそのたびに神を送り、迎える。出るはずの神が出ずに代理の神が出ることもある。稲荷の代わりに月山さまが出たり、その数年後に稲荷が出ることがあった。何かの神に代わって水神さまが出たが一年だけのことだった。そういう時は、今年は都合で出られないので他の誰かに代わってもらうのだと言う。
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ノリワラ
1964年 福島県
葉山の神つけに集まった一般客の中で、のりわら(葉山の神がつく人)を軽蔑することをささやいた者がいたが、たちまち青くなって倒れた。
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ノリワラ
1964年 福島県
のりわら(葉山の神がつく人)が「この中にけがれた者がきているから、今いましめてやる」というと、戸外で倒れた者がいた。生ぐさものを食ってきた者だったという。
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ヤマノカミ
1982年 新潟県
1月8日に各戸一人が集まり、藁で蛇を作って山中の奥の院にのぼり、後から神で作ったさまざまなものをもって、「山の神様山行きやる 山繁盛 里繁盛」とはやしていく。奥の院では頭を村に向けて老杉に蛇を縛り、木で作った鉈や鎌などをこれに結んで酒を飲み、2本のタラの木をそこに立て、帰りは振り向くと長いものに巻かれるといって山の出口まで一目散に下る。また、それから4日目が山の神様の種蒔きの日である。
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ノリワラ
1964年 福島県
のりわら(葉山の神がつく人)に神がつくと、めばち(まばたき)しなくなる。火の中をのりわらが渡るときは、火ぼえ(ほのお)のためにすがたもみえない。火を渡ったあとののりわらは、気がはやって何をするかわからないのでむしろなどでおさえておいた。
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ノリワラ
1967年 福島県
はやまの神がよりついて託宣するものをのりわらと称する。多分「告童」の意味だろう。はやまごもりの当夜、神前に座して潔斎した村人に祈祷のことばを唱和されると、たちまち神が乗り移って身体に震動をおこし、聞くことに対して託宣する。
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アクマ,コトジマイ
1949年 栃木県
12月8日は事始めと同様に、団子を作り棒に差して捧げ、長竿に籠を吊して屋根に立てる。葱を燃やすが、これは悪魔を葱を焼いた臭いで追い返すという意味を持つ。
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タノカミ,カエル
1961年 栃木県
旧暦10月10日、餅をついて田の神様にあげると、その餅をもって蛙をおともにしてもとの社へ帰る。
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ハヤマゴモリ,ノリワラ
1964年 福島県
羽山ごもりのりわらは大姓の中から信仰の厚い人が選ばれてなる。神がついたり、のりうつったりすることが必要なので、旧11月17日のこもり堂の託宣で、羽山大神にきき、神官・先達・かしき(司会役)世話人で選ぶという。人によってつかない者もあり、気がある者については、3、4年試みて見込みがでたところでひきつぐ。
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フユヤママツリ,ジガミサマ
1964年 福島県
10月には神々がるすになるが、地神様は残られるので、10月9日には冬山へ登るといい、冬山祭りを行う。これで地神様は山へ帰られる。餅をつき、組ごとに男たちが集まって飲み食いする。
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コトノカミ
1982年 新潟県
田の神は一般に「事の神」と呼称されている。2月8日(または9日)の事始めの日に事の神様は稲の種子を持って、天から下りられるとされ、農家はボタ餅あるいは小豆団子を作って供えた。12月8日(または9日)の事納めの日には、事の神様が天上に帰られるといって、事始めと同様にボタ餅などを調えて供えた。
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ハヤマゴモリ,ノリワラ,タクセン,カミ
1964年 福島県
羽山ごもりでは、結願の行事として羽山大神の前で託宣が行われる。俵にすわったのりわらが祈祷し、はじめは神官が託宣を聞く。神様のつごうによって、毎年出てくる神様がちがうという。どの神様に聞けばよいか羽山大神にうかがうこともある。神官が聞き終わると、小姓、一般信者が聞いても良い。終わると結願となって山を下る。
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ヒトツメコゾウ
1977年 神奈川県
12月8日と2月8日の両日には、一つ目小僧が来るといって、戸口に目籠をつるし、ヒイラギをさしておいた。また、いろりではネギを焼き、神棚に供え物をし、早めに雨戸を閉めて外出しなかったという。
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タケコマジンジャ
1956年 宮城県
承和2年(835)4月、参議小野篁が国司に任ぜられ多賀国府に下るとき、京の稲荷山の分霊を陸奥に勧請するため長櫃に収めて下った。途中、千貫松のふもとで八声鳴いて白狐が長櫃から飛び出し、武隈の森に走り込む。ここに社を建てよという神の告げとして分霊を祀る。陸奥に下った能因法師が、篁卿の建てた社の所在を竹馬に乗って遊んでいる童子に教えられたというので、寺を開き竹駒寺と称して別当とする。
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カマノカミサマ
1971年 静岡県
旧10月1日はかまの神様の祭り日で、前日の晩に菊の花を供えるとともに、かまの神様の弁当として重箱に団子を入れ、風呂敷に包んで木祠の下に吊るした。神様は祭り日の朝に弁当を持ち、出雲の国に出かけるという。
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