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検索対象事例

コイヲスルジゾウ
1986年 埼玉県
上町の上地蔵が下町の下地蔵に恋をして、夜毎に通った。

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コソダテジゾウ
1987年 長野県
和の東上田にある。昔,仲のいい夫婦がいたが子供がいなかったので,家の近くの地蔵さんに子供を授けてくれるよう一日も欠かさずお参りした。何年か経ってついに女の子が生まれ,大変可愛がっていたが,3つのとき流行病で亡くなってしまった。ある夜,お地蔵様の所へ行って見ると,石の地蔵様から光が出ているように見え,何処からともなく仏様の声が聞こえた。「お前達の娘はこの地蔵に生まれ変わった。この地蔵を娘と思って育てなさい。」というので,夫婦はそれから明るくなって地蔵さんの世話をした。
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アソビジゾウ
1922年 岩手県
方々を遊び歩く地蔵があり、酒屋や遊女屋にも行っていた。帰ってきたかと思うと、またすぐにどこかへ行ってしまうのでこの名がついた。
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テナシジゾウ,キタムキジゾウ
1976年 福島県
下高久の「滝前地蔵」と夏井の「北向き地蔵」は、ともに出歩くことが好きだったが、喧嘩の末、背を向け合う仲になった。この喧嘩で下高久の地蔵は左手を無くし、「手無し地蔵」として知られることになった。
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カマジゾウ
2001年 愛知県
昔根高に安兵衛と妻のおそで、子の安丸がいた。安丸は病身のおそでのため地蔵菩薩に毎日お参りしていたがおそでは死んでしまう。安丸は親なし子といじめられるが、ある日通りかかった旅の僧が子供達を叱り、安丸に木作りの地蔵を与える。安兵衛は再婚し、ある日安丸は継母に釜で煮殺されそうになるが、地蔵尊が身代りとなる。継母は改心し、以後地蔵を祀った。
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ナキザカ,オツネトイウジョチュウ,ニシハラムラノボウズ,オオカミ
1955年 山梨県
川野の大屋のお常という女中が西原村の坊主に恋をした。坊主が夕飯を食べて寝る頃訪ねていった。その帰り遅くなると泣き泣き帰った。また坊主に葬式がある時にお常は訪ねて行き、新しい葬式があったので置いてあった飯を食べた。それを坊主が見つけ2度と寄せ付けなかったのでお常は泣き泣き帰った。また、ある時お常は狼の口の中に刺さっている骨を取ってやった。それ以後狼が送り迎えをしてくれた。
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ムジナ,ジゾウ,アマノジャク
1982年 福島県
地蔵様は、嫁に来手の無い小男の庄太のことを心配し、良縁をまとめてやった。嫁入りの夜、地蔵は輩下の貉を挑発し、川に橋をかけて箪笥と長持ちを渡そうとしたが、アマノジャクのせいで橋は完成しなかった。
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アワモチジゾウ
1948年 静岡県
南北朝時代、毎夜火を灯して奥山城の前に立っている者がいて、不思議に思った家来が見に行ったが、待っているうちに眠ってしまった。ふと目を覚ますと目の前に立っていて、家来は忍び寄り、切り下げて逃げ帰った。翌日その場所に行くと、地蔵が肩から切り下げられ、二つになっていた。この地蔵は猪を防ぐために建てられたものだが、家来が切って以来、火を灯して辻に立つことはなかった。地蔵尊を新しく作ったが、また同じように二つになってしまった。それ以来、何回作り変えても同じようになるという。
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オジゾウサマ
1986年 埼玉県
浦和市太田窪に子供のない人がいて地蔵堂までお参りに来ていた。ある日お地蔵様が枕元に立ち、「浦和の原山のお地蔵様もここのお地蔵様と同じだから、原山にお参りしなさい」と言った。
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ジゾウサン,ヒノカミサン,ミズノカミサン
1982年 宮城県
道路を通すために井戸を埋めて地蔵を動かしたら、地蔵さんと水の神と火の神が毎晩出るようになったので、オガミサンに占ってもらって、祀ったら現れなくなった。
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ナナメグリジゾウ
1956年 宮城県
夜にこの石地蔵を七回まわると大入道か女の姿が現れる。
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オンナジュンレイ,コモリオンナ
1933年 大阪府
ある夜、女の順礼者が男に辱められた。以来、子守女が子守唄を歌いながらそこを通るようになった。しかし、姿を見た者はおらず、きっと近くのお地蔵さんが子守りをしているのだということになり、お地蔵さんを縛ったところ子守唄も聞こえなくなった。
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ヨバイジゾウ
2001年 埼玉県
多福寺の地蔵は毎夜強盗や追い剥ぎを働き、女を犯したので、地中に埋められた。
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ミガワリジゾウ
1987年 長野県
昔,女中や下男を沢山使っている長者がおり,昼食を田に運ぶ仕事を女中にさせていた。その中に信心深い娘がいて,村の地蔵の傍を通る時には一椀に飯を持って通っていたが,「娘が男の所に飯を運んでいるのではないか」と噂するものが出た。そこで長者は娘を問いただしたが,地蔵にあげているという娘の言葉を信じず,焼け火箸で顔を焼いて白状させようとした。ところが不思議なことに娘は火傷せず,地蔵様の額に火箸のかたがついた。その後,長者は貧乏になり,娘は無事に暮らしたという。
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ヒガシネノナナフシギ,〔イチワワラジゾウ,ヒトツカミワラジゾウ〕
1956年 宮城県
村はずれの石地蔵さまの近くで夜遅くに藁を打つ音がきこえ、「一把藁地蔵」とよばれた。
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ジゾウ
1958年 三重県
4、5歳の子が高熱に苦しんでいた。ある夜父親の夢枕に新道の地蔵様が立ち、早速お参りに行くとその日の夕方から熱が下がったので立派なお堂を建てた。この話が広まり、地蔵様は付近の村々から参拝者が集まる流行神になった。流行は4、5年続いた。
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タシロガタノヌシ,リュウジンサマ
1969年 秋田県
森岳温泉に器量の悪い下女がいた。下女は毎夜、湧き井戸を水鏡として田代潟に通い、朝に帰って来ていた。この下女が田代潟に飛込み、田代潟の主になった。
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ジゾウ,バケモノ
1940年 大分県
船主が死亡した為に建てた地蔵がある。この地蔵が「私より向うに子供が行くと、守ってやれない」と言った。地蔵より向うには娘に化ける化者がいる。
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ジョロウガイジゾウ
2001年 埼玉県
大雲寺の地蔵は毎夜抜け出て女郎買いをしたので、住職に鎖で縛られた。
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ミガワリジゾウ
1956年 宮城県
ある農家の2人の子は、兄は先妻の子、弟は後妻の子だった。後妻は先妻の子を憎んで虐待し、何度も食物に毒を入れたが、地蔵が身代りになって助かる。
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コヤスジゾウ
2001年 奈良県
桶屋の一行が地蔵の前を頭を下げて通ったところ、嫁が妊娠した。その後、乞食が地蔵のお堂で寝ていると、お坊さんが馬から下りてきて、田山で生まれたという子供の話をしていた。乞食が確かめに言ってみると、それは桶屋の家で、それからその地蔵は子安地蔵と呼ばれるようになった。
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