国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ホトケオロシ
1984年 新潟県
普通の日に呼び出すと、仏の位が下がるといって遠慮し、仏が暇をもらっている盆や彼岸にアリマさんへいく。

類似事例(機械学習検索)

ホトケオロシ,トイギキ
1984年 新潟県
なやみごとや困ったことがあると、仏オロシといって、真光寺の山伏や吉岡のアリマサン、畑野のドンドコヤ、中興のハッカイサン、相川の二ツ岩サンなどへいって、トイギキをした。盆のようなときにおろしてもらったというが、あまりおろすと仏の位がさがるといって、よくよくのことでないとおろさなかった。
類似事例

(ゾクシン),ハカ
1998年 静岡県
彼岸の墓参りは午前中にする。午後に行うと仏さんがついてきてしまう。
類似事例

イナリサン,トオカミ
1976年 神奈川県
休みの日にトオカミをして神様などを呼び出した。大抵はイナリさんを呼び出した。失せ物のときは豊川稲荷を呼び出すと良いと言われていた。神様が乗り移ることをノリキになると言い、からっ正直な人がノリキになった。
類似事例

ホトケ
1984年 新潟県
彼岸の中日に仏は1度黄泉に戻るといい、中日とアケの日をさけて棚参りをする。彼岸のアケの日は仏のお立ちの日であり、その前夜特別のご馳走を仏壇に供えてその翌朝は仏が朝立ちをするといってみやげ団子を仏に供えた。
類似事例

ホトケ
1989年 静岡県
盆の16日は仏が帰る日だから、海で泳いではいけない。一緒に連れて行かれる。
類似事例

ホトケオロシ
1984年 新潟県
ホトケオロシに行く時期は、四十九日が過ぎないうちに行くと、「ホトケの道を迷わせる」「ホトケが難儀する」という。また、「早く呼び出すと仏の位が下がる」といって、たいがい3年ほどしてから呼び出してもらいに行く。
類似事例

トイギキ
1984年 新潟県
可愛がっていた子どもの弔いの時に、棺が「三途の大川」(雨垂れの落ちる所)を越えたときに、生前大事にしていた玩具を入れるのを忘れたと、母親が呼び止めて戻した。四十九日を過ぎてから母親がトイギキに行くと、呼び止められてなかなか三途の川が渡れず、他の人からも遅れてしまって容易に仏の元へ行けない。自分を供養してやろうと思ったら、どうか和尚さんに着物を上げてくれ、と霊媒から告げられた。
類似事例

ホトケ
1970年 鳥取県
7月16日の朝に盆の仏送りをする。この日には仏が海に帰るので、漁師は船を出さない。
類似事例

ホトケサマ
1972年 山梨県
盆に魚を食べないと仏様が口を吸いにくるという、また、16日に送るのがおくれると仏様が泣く。
類似事例

(ゾクシン)
1984年 新潟県
四十九日までに仏オロシをして死者のいいたいことを聞くものだといって、町のアリマサンのところへよく親類衆がいった。
類似事例

モウジャ
1934年 長崎県
盆に、仏が戻るための腰曳きに、綱を曳かなかったところ、亡者が夜中にやって来て、ときの声をあげ、綱を曳いて、安眠を妨げた。そこで、翌日に申し合わせて綱を曳き納め、亡者を慰めた。
類似事例

ボンノホトケ
1982年 新潟県
盆の仏は13日に来て16日に帰っていくので、家に来ている仏の足を切ると悪いからこの間は草刈をするものではない。あるうちの親父が盆の16日に村はずれで草刈をしていると、死んだバサの声がする。聞いてみると、家は盆だというのに忙しがって、ろくなごちそうもせず、土産もなく、業がにえたから、小さな子をいろりへ落としてきたといっていので、急いで帰ってみると、小さい子がいろりでやけどをしていた。
類似事例

ホトケヨセ
1964年 福島県
伊達の方から頼まれてみこがきた。仏の前で拝んでいるとねむったようになり、仏のような声音でいろんなことを口走る。仏の祭りをおろそかにしているとうらみごとをいわれたり、災難を教えられたりする。
類似事例

ホトケ
1984年 新潟県
彼岸のアケの日は仏のお立ちの日であり、その前夜特別のご馳走を仏壇に供えてその翌朝は仏が朝立ちをするといってみやげ団子を仏に供えた。
類似事例

(ゾクシン),チョウ
1933年 栃木県
お盆の黒い蝶には仏様が乗って来るという。
類似事例

ホトケ
1934年 鳥取県
盆の16日にまだ向こうへ帰らない仏が、海にいて、柄杓をくれという。もし柄杓を渡すと船に水を入れてひっくり返す。そのため、船を出さない。
類似事例

タビノソウ
1990年 長野県
ある家で不幸があり、葬式を出そうとしたが外に出られないほど天気が荒れた。困っていると旅の僧がやって来て、「小川村の法蔵寺の住職を頼めば雨が止む」と言って消えてしまった。
類似事例

ホトケサマ
1965年 宮崎県
盆の13日の晩には仏様が来るので、家の入口から仏壇に通じる戸をすべて、少し開けておく。この仏は夜中に帰っていく。
類似事例

ムエンボトケサマ
1956年 静岡県
盆月に泳いでいると、無縁仏様にひっぱり込まれる。
類似事例

ムスメジゾウ
1956年 宮城県
ある所に三里四方の沼があり、盆になると蓮華の花がいっぱい美しく咲き、近郷近在の人々でたいへん賑わった。しかし取ると罰があたるので、蓮華は取るなとかたく言われていた。あるとき隣村の長者の娘が下女を連れて蓮華を見にきて、美しさのあまり、下女がとめるのも聞かず1本取ってきてしまった。皆には隠して自分の部屋に飾って喜んでいたが、7日ほどたつと、「花からお姫様出る」「お姫様と沼に遊びに行く」と騒いだり、1人で家を出たりしはじめ、とうとう夜中にどこかに行ってしまった。どこにも見つからず、下女は怒られるのが怖くて蓮華のことを黙っていたが、門の外から沼の方へズーッと蓮華の花びらが続いているのが見つかり、沼で娘のシカバネがあがった。泣く泣く野辺の送りをすませた後、夜にまっかな火玉があがる、娘の幽霊が出る、などの評判が立って、沼には誰も行かなくなった。長者の家でも娘がどこにも行きかねて迷っているのだと哀れみ、沼のほとりに地蔵を建てて長く祀った。そのうち、可愛い娘が生まれると、地蔵に願をかけに遠くから参詣に来るようになり、今も続いているという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内