テントバナ 1984年 福井県 卯月八日にさおの先に花を束ねてつけて立てるテントバナが高いと男の子が生れる。
類似事例 |
|
テントバナ 1984年 福井県 卯月八日にさおの先に花を束ねてつけて立てるテントバナ残しておいて、牛馬が逃げたり、漁村の人が海難にあって行方不明になったときなど、枯れたテントバナをかまどで燃やして流れた煙の方角を探せば見つかるともいわれている。
類似事例 |
|
テンジクバナ,テング 1984年 福井県 5月8日にタケの先に7種の花をくくりつけたテンジクバナを立てる。7種類の花はフジ・ツツジ・ヤマブキ・ギボウシ・スズメノチャブクロ・コゴメ(クサソテツ)・ボタンである。これは、家の東の方角に立て高ければ高いほどよいとされる。天狗にだまされたときにはテンジクバナを持って探しに行くとよいといわれ、見つかったらこれを燃やしてその煙に当てるとよいという。
類似事例 |
|
ミカリバアサン,ミカワリバアサン,メカリバアサン,ヨウカゾウ 1950年 神奈川県 2月8日には、ミカリバアサンとか八日ゾウという怪物が来る。だからミカリダンゴを作って戸口にさし、目籠も立てておく。
類似事例 |
|
タベナイヒト 1988年 埼玉県 タネフリ、タネオロシは吉日を選んで行う。卯の日に種をまくと食べない者(死者)が出るとかウム(はれ物ができる)ので嫌う。
類似事例 |
|
コウ 2000年 徳島県 正月16日に「香の口開き」といって、家の周囲に香(粉)を散らす。そうすると長虫が入らない。
類似事例 |
|
ミカリバアサン 1977年 神奈川県 12月1日はハナヨゴレの朔日といい、この日にはミカリバアサンが来るという。ミカリバアサンは口に火を咥えているのだが、欲張りで、土に落ちた米粒まで食べようとするので、これによって火事になるのを防ぐ為に、ツジヨーダンゴを作る。ミカリバアサンは一つ目で、目の多いものを恐れるので、8日にはザルやトオシを棟に上げたり、戸口にさしておいたりする。
類似事例 |
|
シメカザリ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月に「トンドアゲ」と称して注連飾りなどを焼き、注連飾りの焼け残りを吊るしておけば虫除けになる。
類似事例 |
|
オニ 1935年 長崎県 正月6日、タラ立てといって、家の入り口や神仏の前に桜の木を一封宛あげ、飯となますを供える。これで鬼を追い払う。
類似事例 |
|
マホウ 1963年 岡山県 5月5日に、土間と台所の境に竹の竿を吊るし、マキを20本くらい吊るす。これはマホウ(猿やヒヒのようなもの)が来た時、家の中に入れないようにするため。
類似事例 |
|
ヒトツメノメカリバアサン 1977年 神奈川県 2月8日と12月8日の夜には一つ目のメカリバアサンがやって来るのだという。障子の穴から中を覗いては子供を攫って行くのだと言い、それを防ぐ為に、夕方から竿の先に目数の多い笊をかけて屋根に立てかけておく。グミの木を燃やしておくと、その煙で逃げていくとも行った。この日は遠出を避け、夜には蕎麦を食べたりもする。
類似事例 |
|
ミカリバアサン 1977年 神奈川県 12月1日にはミカリバアサンが来る。8日には屋根の上を通りながら睨んでいくというので、カゴや目ザルを屋根の上へ出しておくのだという。
類似事例 |
|
メカリバアサン 1977年 神奈川県 12月8日にはメカリバアサンがまわってくるというので、芋掘りの籠を棒につけて庭先に立てておく。
類似事例 |
|
ハッタイコ 2000年 香川県 正月14日(小正月)の朝には、「長虫クナクナ」と言いながら、大麦の粉であるハッタイ粉を家の入口から左回りに撒く。その時は粉の線が切れないようにひとまわりすると、長虫が入ってこない。
類似事例 |
|
タベナイヒト 1988年 埼玉県 タネフリ、タネオロシで卯の日に種をまくと食べない者(死者)が出る。
類似事例 |
|
アマチャ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 4月8日にお寺で甘茶をもらい、家の周りにそれをまいて、虫除けにするといわれている。
類似事例 |
|
オニ 1983年 岩手県 5月の節供の晩には鬼が娘をさらいに来るので、入り口や屋根にショウブとヨモギを挿す。ショウブは昔刀だったから、鬼が触ると斬れる。ヨモギの臭いは鬼が近づけない。
類似事例 |
|
(マメコ) 2000年 香川県 正月14日(小正月)には、豆を炒って粉にしたものを、田の畦に撒いておけばオンゴロモチ(もぐら)が来ない。これをオガノクチヤキという。
類似事例 |
|
オニ 1966年 新潟県 1月15日には鬼が来るので、カツの木に「12月」と書き、豆殻とともに神棚に飾る。そうすれば鬼が来た時、まだ12月で豆の花の咲いている時分だと錯覚して帰るという。
類似事例 |
|
ユキオンナ 1956年 旧正元日に雪女が来て、正月最後の卯の日に去るという。雪女のいる間、その年の稲は1日33石の割合で稲の花が萎えるので、卯の日の遅い年は作が悪いといわれている。
類似事例 |
|