ミサキ 1983年 岡山県 湯原町粟谷の杉成では、屋敷の外れの大木の下にミサキを祀っている。これはツルギとは言われてはいないが、その祠は剣をかたどったものである。
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スミヨシサマ 2001年 青森県 N家では、畑の祠に住吉様を祀っていたが、祠を取り壊した際に、中に納めてあった木札を神棚のお宮の傍に移して祀るようになった。札には、墨書で「昭和十五年旧六月十五日」とあるが、特に祭日はない。
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オオカミサマ 1983年 岡山県 苫田郡阿波村尾所では、屋敷の守り神として屋敷内の北東隅に狼様の小祠を祀っている家がある。これは、久米町桑村の狼様を勧請したものである。
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リュウジン,リュウオウ,フナダマ 1986年 新潟県 家の中の神棚には禅宗の寺の札、伊勢神宮の大麻、エビスを祀ってあって、特に竜神はないが、村落のお宮の庭に山形県鶴岡の善宝寺の竜王を勧請して祀った祠堂がある。これは公開安全と大漁の神であるとされている。
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シチニンミサキ 1983年 岡山県 湯原町見明戸福井の七人御崎は、粟田城n城主、主従ら7人が自刃したところに祀られている。
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ヤブガミ,イナリ 1983年 岡山県 井原市大江町では、屋敷内の隅に瓦葺の小祠があり、これをヤブ神という。屋敷内にも稲荷とヤブ神がある。
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フジツカ,センゲンサマノタタリ 1985年 埼玉県 石屋が塚越の仙元様の石と横曽根の仙元様の石を買い取ったが粗末に扱い、仙元様に祟られて一家は絶えてしまったという。祠と碑を買い取って屋敷に祀った旦那の家はとても栄えたという。
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モリサマ,ボウレイ 1975年 山口県 仁五の森様は堤ができるときに切られてしまい、今は堤のところに祠が祀ってある。森様の木を切ったり、供え物を食べたりすると祟りがあるという。福島家の先祖が仁五に来たとき、亡霊が出るというので太夫に頼み、毎春祭をするようになったという。
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イセジングウノシンサツ 2003年 愛知県 中洲勘八氏のところに、伊勢神宮の神札が降った。夜が明けてから家人がこれを発見し大騒ぎになったが、よく見ると家の裏や屋根の上にもあった。村人がそれを伝え聞いて祝いに訪れ、盛大な祝宴が催されたという。同じことが、二三度あったという。
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エビスダナ 1956年 宮城県 唐桑町字鮪立の畠山孝屋敷をエビス棚という。古来エビス神という漁神の像を安置しており付近漁民の崇敬を得ていた。ある夜、一人の漁民が盗んだが、その漁民はまもなく発狂して死亡したという。
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ヤシキガミ,タマギクダイヨウジン,ドウツウサマ,ヘビ 1983年 岡山県 英田町福本の公民館の敷地は元々庄屋の屋敷であったが、隅の方に屋敷神の小祠が残っている。中には玉菊大明神と書かれた木札が収めてあるのだが、村ではこれを道通様と呼んでいる。このツカイシメは蛇であるといわれている。道通様それ自体が蛇であるといわれてもいる。
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オカゲドシ,オフダ 1916年 静岡県 御蔭年には不思議なことが起こった。不思議の始まりは酒屋が行燈を何かの拍子に焼いたとき「火之用心」という文字だけ焼け残った。それから火の騒ぎがいくつかあり、町中総出で神仏に参詣した。門前並木の大木の松が音もなく倒れた。そのうち御札が降ったという家が出てきて、祠を作って御札を祀り、祭礼のようにして騒いだ。
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〔ハンソウボウ〕 1958年 岐阜県 明治19年5月のこと。ある家の夫婦が破れ衣を着てうどの木の杖をついた鼻の高い姿の御札を旅僧から買った。その夜、夫婦の夢に御札のお姿の人が出て、「山奥に大きな岩屋がある」と告げた。みんなで行ってみたところ、お姿のとおりの人が林の中にいて、坊さんについて行くと不思議な岩屋についた。坊さんの顔が半分なかったともいい、それで半僧坊として祀った。
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コウジン,ヤマノカミ 1983年 岡山県 川上郡備中町西油野の小谷では、荒神は山の神とされており、よく祟るものだと考えられている。この部落には屋敷に2つの荒神を祀っている家がある。このうち丑寅の荒神は、昔この家を建てる時に山の神の木を伐ってしまい、祟るので祀ったものだといわれており、また、未申の荒神は、この土地に以前建っていた屋敷の祟りがあると法印に言われたために祀ったのだといわれている。
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ツユジン 1952年 島根県 屋敷内に石の祠を持ち、ツユジン(ツユ神)を祀る家がある。世間からは「蛇の家系」とされ、縁組なども狐持ちと同様にみなされる。ツユジンの正体は蛇である。
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イワイジン 1970年 鳥取県 イワイ神は土の神様で、よく祟る。神谷家では法印に「この屋敷の下に死んだ者がいる。それが祟っているからよく祀れ」といわれ、屋敷内を捜したら小さい祠があったので、イワイ神を祀り始めた。
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キノネサマ,チンジュサマ,マツリデン,イワイデン 1983年 岡山県 備中町布瀬では、椋の木下にキノネ様の小祠を祀っている。これを鎮守様、マツリデン、イワイデンと呼ぶ家もある。
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オタカゴンゲン,ヒノキ 1991年 静岡県 春野町石切のお鷹権現と言う檜をきると祟りがあるという。巨木に住んでいた年老いた鷹が猟師に撃ち殺され、その猟師が泊まった家の子孫に祟って病気にしている、と易者が判じた。その家で鷹を祀り、家も移転したという。
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ミガワリフダ 1974年 滋賀県 ある男が家に母と妻と子供を2人おいて伊勢参りにいった。母は継母であった。男が伊勢参りの札を買うと、しまったところにない。もう一度買ったが同じだった。家に帰ると子供が2人とも死んだというので、死に顔を見ようと埋められた場所を掘ると、なくした札が出てきた。家の二階に子供が2人ともおり、母にひどい目に遭わされていると、知らない人が来て父親が帰るまで隠れろと言ったという。男は子供たちを連れてお礼参りに出た。
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エノキ,タタリ 1986年 茨城県 土浦市鷹匠町の真言宗龍泉寺に榎八幡があり、榎の枝葉に人が触れると仇を為すという。小田氏治の家臣伊勢守信太範宗を弟の養子が惨殺し、龍泉寺に埋葬した。祟りがあるので、八幡神社を祀り、榎を墓印としたものという。
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