国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

タケワロ
2002年 山口県
魚釣りなどに行くと、姿は見えずにグツグツという音がするが波も立たない。こちらから「シッカリナゲエ、シッカリナゲエ」とたけるとゴツゴツとなる。タキワリが竹や何かを投げるのを石だと思うことがある。タケワロをタキワロともいう。

類似事例(機械学習検索)

ミチマガリ
1981年 香川県
タイコブチという地名のところは昔太鼓打ちが落ちて死んだ場所で、水の流れる音がトンコトンコと太鼓をたたくように聞こえるという。そこでは丸いものが転がってきて、けとばすと股ぐらに入ってふくれたといい、ミチマガリと呼ばれた。ミチマガリは別の場所ではミチマガリダヌキと呼ばれている。
類似事例

ヤマワロ
1950年 熊本県
ヤマワロが人間に接近するのはたいてい夜である。木や竹を伐ったり叩いたりする音が聞こえるが、姿は見えない。あとで音がしたと思える場所に行ってみても何もヤマワロがいた痕跡はない。
類似事例

(トウセキ)
1963年 岡山県
タケノショというところでは石を投げられる。夜、川へ漁に行くと石の落ちる音がする。
類似事例

タゴマクリ
1969年 香川県
タゴマクリというのが出る。ザレをタゴが転がって来る。タゴとは肥桶のようなもので、タゴマクリの音がざりざりとすると言っている。
類似事例

イタチノアズキトギ,アズキヲトグヨウナオト
1982年 新潟県
山道を歩いているとザックザックと小豆をとぐような音がするが、これはイタチが尻尾で出すのだという。山ではイタチのアズキトギといっている。
類似事例

オト
1980年 静岡県
雨の日に山へ行ったときに、ガシャンガシャンと音がする。音のするほうに石を投げると音がしなくなるが、また少し離れたところで鳴り出す。それが繰り返される。
類似事例

カッパ
1999年
九州の河童の呼称。ヤマワロ。ヤマノタロウ。ガラッパ。カワタロ。ガーロ。カーッパ。ガワッパ。ガーッポ。ガラッパ。ガラッポ。ガワタロ。ガッタロ。ガータロ。ガントロー。カンチョロ。カワコ。セコンボ。エンコー。ヘジゴロ。スイジン。ヒョウスエ。ヒョウスンボウなど。ガワッパは秋彼岸に山に登ってヤマワロになり、ヤマワロは春彼岸に川に下ってガータロになる。その際にはヒョウヒョウ鳴いて通る。
類似事例

セコゴ,(カッパ)
1976年 大分県
トチーンと山の中で木を伐る音がしたり、水に飛び込む音がする。これはセコゴがやっている音であるという。
類似事例

トツクリコロガリ
1939年 香川県
トックリコロガリは「徳利廻し」と言い、2升徳利をまわすような音をたてて転がってくる。
類似事例

カワロ,エンコウ
1940年 岐阜県
カワロやエンコウはすぐに顔を隠し、青臭い臭いを持つ。とった魚を取られることもある。出水のときにはイヤーイヤーという猫のしゃがれごえに似た声を出す。冬、川原で子供の日に焼けたような色をして手を組んでいるのを木挽がみたことがあった。
類似事例

タキワロウ,エンコ
1933年 山口県
タキタロウは海辺の崖などにいて人を驚かす怪物である。梅雨時よく山に出るという。カキワロウは山に3年、川に3年いる。これが海に入れば、エンコになるという。
類似事例

タケノオオスケ
1987年 山形県
夏の夜中の12時~1時頃、魚の幽霊が「タケの大助今のぼる」という声を出して登ってくる。この声を聴くと3年以内に死ぬ。だから夜魚釣りをしている人も、声を聴かないように夜中はほとりに上がって休む。タケの大助は目が提燈のように下がり、頭は大きく、毛は長く、尻尾はなくて頭だけという姿。
類似事例

アズキトギババ,ムジナ,イタチ
1956年 群馬県
夕方暗々、一人で水の出る沢などを通るとアズキトギババが出る。小豆を鍋に入れてかき回す様な音がして、「あずきとごうか、人獲って喰うか。ざくざくざく」と言う声が聞こえる。むじなかいたちのしわざであるという。
類似事例

イタチノキタオシ,タイボクニオノヲアテルオト,キノタオレルオト
1982年 新潟県
木挽の三吉という人が、夜なかに台島から藤沢へ帰るとき、山中で大木に斧をあてる音が、カーン、カーン、カーンとだんだん大きくなって聞こえてきた。やがて、メリメリ、ドーンと木の倒れる音がした。不気味だったので、そのほうへ行ってみたが、木などは倒れていなかった。これをイタチの木倒しという。イタチが木っぱ(木のきれはし)を尻尾にまいて、木にぶつけて音を出すのだともいわれている。
類似事例

ウミノカイ
1980年 千葉県
シケッピヨリ(時化っ日和)の日に現れ、何も無いのに明かりを出したり、山になったりする。草履の鼻緒の間から見るとその正体がわかる。「シャククレ(杓呉れ)、シャククレ」と言って現れる。
類似事例

(ゾクシン)
1984年 新潟県
海や山のしける前に鳴くカラスのことをシケガラスといった。
類似事例

ヤマワロ
1950年 熊本県
ヤマワロは人里近い山に群れをなして住んでいて、好んで山桃を食う。ヒューヒューと啼く。大きさは子供ぐらいで、全身に毛があり、後肢で歩行し、人間のような声を出すが、聞いても意味はわからない。樵や漁師、炭焼きのよい仲間で、いろいろと助ける。助けてもらったら必ず酒を飲ませてお礼をする。この礼さえ欠かなければ、わるさをすることはない。
類似事例

ザシキワラシ
1974年 岩手県
助十どんの家のザシキワラシは、糸車を回すような音をさせる。誰もその姿を見たことはないが、糸車のような音は昼でも夜でも、何かのひょうしによく聞こえた。また、歩く音も聞こえた。
類似事例

フナグラボーコ
1989年 静岡県
夜、浜が賑やかなのでイカ船でも帰ったかと思って行ってみると、なにもない。家に帰ってみるとまた石を投げる音や人声がする。こういうのを船倉ボーコという。子どもがいつまでも遊んでいるときにも「船倉ボーコが出るぞ」と脅す。
類似事例

(ゾクシン)
1984年 新潟県
カラスと漁に関する俗信。カラスがムラの堂の上の高石にとまって、沖に向いてガァガァはしゃいで鳴くと、漁があるといった。それを漁ガラスというところもある。巻
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内