サル 2002年 山口県 赤田代の五年神神事は、神事執行を忘れると近くの山の猿が渡って警告するといわれている。
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サル 2002年 山口県 赤田代の五年神神事は、神事執行を忘れると近くの山の猿が渡ってそれとなく警告するといわれている。
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ヤマンバ 1981年 高知県 毎年みすぼらしい格好をして物乞いをする老婆がいた。ある年、宿泊を断り後ろから打ち殺すと、それから後に祟り出して、家は悪いことばかり続いた。太夫に見てもらうと、神楽を止めていることと先祖の祟りといわれて、再開した。
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モリサマ,ボウレイ 1975年 山口県 仁五の森様は堤ができるときに切られてしまい、今は堤のところに祠が祀ってある。森様の木を切ったり、供え物を食べたりすると祟りがあるという。福島家の先祖が仁五に来たとき、亡霊が出るというので太夫に頼み、毎春祭をするようになったという。
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スワノカミ 1929年 石川県 三、四十年の間、某家で病人がたえぬので神主に伺うと、諏訪の神のいるモチの樹を伐りとったので、居所がなくなったから祟るのだと言われた。それから改めて松をいくらか植え、毎年お祭りするようになった。
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タタリノタ 1938年 沖縄県 沖縄では祟る場所に年季が決まっている。5年目、7年目など、決まった時期に新しい犠牲者が出るといわれている。
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カッパ 1985年 愛媛県 河童をつかまえてさんざんにいじめたら祟りがあったので、神社に河童を祀った。
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キツネ 1959年 宮城県 母が子供の頃、庭先の藪で、狐が長い尾でパタパタと調子を取って赤子の泣きまねをするのを聞いたという。また、原吉という男が、道で会った美しい女を叔母の家に泊まらせると、原吉に狐が取り憑いた。家の護り神としてやって来たが、75年間、誰も顧みないからだと狐は言った。毎年1月15日に祭ることを約束すると、狐は離れ、原吉も快復したという。
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カッパ 1983年 愛媛県 河童を捕まえていじめたので祟りにあった。そこで神社に河童を祀った。
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ウシノコクマイリ 1972年 滋賀県 子供の頃、夜中にごつい桧の木に釘を打っている音を聞いた。親は「嫁さんが人形に五寸釘を打って、妾を呪い殺しているのだ。うっかり途中で会うと追いかけられるぞ。何日も通うと、しまいに牛が見えてきて邪魔をする」といっていた。
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ヘビ,タタリ 1986年 長野県 病人やけが人が続くので拝んでもらったところ、蛇の祟りだと言われた。あるとき、草刈りにいって草と一緒に蛇の頭を刈ってしまったことが原因だという。そこで、その蛇の祠を祀ることにした。
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ミサキ 1983年 岡山県 家に災難が続いた場合、それは何らかの祟りによるということがあるが、その祟るものをミサキとして祀ることもある。
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ミーサン 1993年 三重県 話者が子どものころ、話者宅には1~2mほどの大きな蛇がよく見かけられた。話者の母が「巳さんのたたりが怖い」と言って、1940年ごろに巳さんの祠を祀ったら、蛇は出てこなくなった。
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タタリ 1977年 三重県 己亥の年の4月に、城北の瀬古村の女が伊勢神宮に詣でたが、障りがあって帰った。しかしまた思い立って参ろうとしたが、豊宮川の岸で自分の耳が長くなるように思えて心が乱れ、他の人には角があるように見えたという。その女は川を渡らずに一緒に行った者が宿に連れて帰ったが、宿から走り出て五里ばかり西に行った川に入って死んだという。その夕方は風が強く吹いて氷が降って雷鳴が聞こえたが、日頃から悪心だけであって、人もあざるような女だったという。これらは神の祟りといわれる。
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カワノヒト,カッパ,ガッパ,ヒョウスンボ 1981年 宮崎県 春山から降り、秋に山へ帰る。秋に山へ帰る際、山の尾根をつたって上がるとされその道筋に家を建てると七代先まで祟られるという。
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キツネ 1964年 福島県 ある人には、4年間ほど大きなきつねがついて守ってくれた。今でも氏神の周囲に足跡を残していく。その人が何十里遠方へ行っても、きつねは必ず先回りして行っていた。卵や魚は誰がやっても食わなかったのに、その人がやったものだけはよく食べた。
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ヤマンバ 1974年 高知県 他部落の神社と合祭するのが決まった。山姥の神社の木を切ると鮮血が出た。そして馬が死んだりするなど、種種の祟りがあったので困った。最後には氏子になり、伐採も中止した。
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ヤマウバ 1984年 愛媛県 正月には毎年山姥が餅つきの手伝いに来ていた。山姥の餅は家業繁盛の福餅であったが、身なりが汚かったために村人は山姥を嫌い、餅つきの日を変更した。以来、村には天災や疫病がはやり、山姥の祟りであるとされた。そこで姥大明神を創建し、正月三日間は餅断ちをすることにした。
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オニ,カミ 1913年 秋田県 昔、神山の奥に住む鬼が毎年現れて田畑を荒らした。村人は困り、もし一夜のうちに100段の石段を作れなければ、以後、姿を現さないと鬼に約束させた。ある夜、鬼が石段をつくり、あと1つで100段というところで一番鶏が鳴いたので、鬼は姿を隠してしまった。それから豊年満作が続いたので、山の頂に祠を建て、鬼を神として祀った。不浄の女が3段以上この石段を上ると石になるといわれている。祭礼の日には、村人が餅を供えにいく。
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ヨウカイ,ゴユウ 1974年 六畜のもの及び、亀、蛇、魚、草木も年を経るとよく妖怪をなす。ゆえにこれを五酉という。酉とは老という意味で、物が老いると怪をなすという。
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