ガキドウ,ガキ 2003年 山梨県 巖道峠の下にあるもう一つの峠に飢え死にした乞食の葬った所がある。そこで、ガキドウ(餓鬼)に憑かれたら、食べ物を藪に投げればよいといわれる。秋山村安寺沢の石宮に油揚げを捧げて登山すればこの災厄を避けれられるともいわれる。
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キツネ,(ツキモノ) 1988年 長野県 キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は神と山の犬の使いを恐れた。離すときは送り御幣に油揚げと菓子など土産を持たせて、村境あるいは峠の大曲まで送り、口を利かず振り返らずに急いで帰ったという。
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ワタボトケ 1927年 愛知県 峠にワタ仏というたくさんの石仏が祀ってあり、あらかじめ麓の村で十分に食物を取らないと、峠に差し掛かったとき、空腹で動けなくなると言う。
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ジゾウサマ 1980年 静岡県 重箱に油揚げを作って山道を歩いていたとき、地蔵様を見つけたが近づくと消えるということが繰り返された。恐ろしくなって重箱を放り出して逃げたが、翌朝その場所へ行くと油揚げは全てなくなっていた。
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キツネ 1996年 石川県 昔は村の下の方の道は急で、段はしごを伝って登るところがあった。鶴来の町で油揚げを買って、それを前に下げずに背中に背負っていると、必ずきつねに持っていかれて、知らないうちになくなっていた。
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キツネ,(ツキモノ) 1989年 長野県 キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は精神錯乱状態になり、いくら食べてもキツネが食べてしまうので痩せてしまうという。離すときはお経を上げたり油揚げを供えたりした。油揚げはムラの辻に捨てた。他にも埋橋にある地蔵院で拝んでもらったり、行者に拝んでもらったりしたという。
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ダル 1977年 和歌山県 三川から富里へ越えてくる峠で、空腹を我慢していた人が死んだ。その人の霊がダルになったのだという。峠を越す前には、必ず物を食べた。
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タヌキ,キツネ 1973年 香川県 狸・狐が憑くと走り回る。神社に拝んでもらったり、巫女さんに祓ってもらったりする。油揚げ・小豆飯を供えると落ちるという。また、道端に油揚げを落とすという。
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(ゾクシン) 1961年 静岡県 岩科では道を歩いていて急におなかが減ることをガキに憑かれたという。そのときは、持っている弁当を道に供える。これは昔、捨子があったためだろうと考えられる。
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キツネ 1974年 山梨県 ある男がキツネに憑かれて、毎日釣りに出かけるが岩の上で寝ているだけで1匹も釣らずに帰ってくるようになり、お稲荷様のお赤飯やアブラアゲがなくなるようになった。男に何が食いたいか聞くと「お赤飯、油揚げ」と言い、戌年の人を嫌うようになったので犬をけしかけたら布団に潜って隠れた。「祠を建てて赤飯に油揚げを供えてくれたらそこにいく」というのでそうしてやったら、腕が膨れてコクンと音がして憑き物は落ち、おとなしくなった。
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キツネ 1990年 福島県 夜遅く、道祖神のところから上田に行くと狐に騙された。狐は油揚げ豆腐を取る。それでなくても、餅でも持っていると、人間に化けて話かけてきて餅を取った。
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ジイシ,バイシ 1987年 長野県 昔,松代の金持の年寄り夫婦が,上田に住む娘の所へ孫が生まれたお祝いに行こうと籠で地蔵峠を越えた。しかし,そのときの籠かきが性悪な二人で,金剛寺峠に差し掛かると夫婦から金を奪い,籠ごと山の中へ放り投げて行ってしまった。その時,転がり落ちたおじいさんは山の途中に引っかかって爺石に化け,お婆さんは林の中で止まって婆石に化けた。また,籠は山の神の傍に落ちて籠岩に化けた。
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キツネツキ 1983年 千葉県 昭和の始めに、ヤジリのおばあさんの息子がキツネに憑かれた。キツネを追い払おうとして子供を折檻したらその子供は死んでしまった。枕元に油揚げを置き、取り憑かれた人を叩くと、キツネが油揚げをくわえて逃げていくといわれている。
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オウテクレババ 1954年 奈良県 昔、よく聞かされた話に、山道の石舟という峠におうてくれ婆が出るというのがある。
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キツネ 1971年 岐阜県 あるお爺さんが春先、油揚げを買っての帰り道に狐に化かされた。法明の山道で迷わされて、墓場で一晩中墓石をなでてさせられていた。明るくなってから、一人で戻ってきた。油揚げは取られなかった。
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オイナリサン 1969年 秋田県 お稲荷さんは各家で祀っているが、信仰が薄れて山や神社に移す人が増えた。毎月10日に赤飯、油揚げを供える。このお供えをお稲荷さんのお許しのないうちに犬などが食うと、口が曲がって歯が噛みあわなくなり、餌も食べられなくなるという。
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ダラシ 1920年 長崎県 愛野村から島原に通じる旧街道沿いの岩下越の峠付近では、ダラシが憑くという。島原の猟師がダラシに憑かれて体中がだるくなり、飢餓に迫られ、一歩も歩けなくなった。四つん這いになって2,3丁の道を行くと茶屋があり、蕎麦を1,2杯食べると元に戻った。このほかにも魚買がダラシに憑かれて、茶屋で冷や飯を食わされて助かったという話もある。
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キツネツキ,ヤマイヌ 1979年 静岡県 昔は狐憑きが多かった。狐に憑かれた人は、死んだ人の話をしたり、予知をしたりしたという。油揚げをくれとも言う。狐を落とすために、山住神社にお札をもらいに行くというが、その帰りに振り返ると山犬が帰ってしまうという。また、御岳の行者が来てお供え物をしんぜて、そのお供え物に憑き物を閉じこめて刀で切る真似をして、川に流したり焼いたりすると言う。
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デンゾウイナリ 1987年 長野県 昔,村外れに住んでいた伝蔵さんは時々狐に化かされる事があった。化かされているときはうつろな目をしてコンコンと鳴いたり,ピョンピョン跳ねたり,わけのわからないことを呟いて稲荷様の周りを廻ったりした。翌日になると本人はその事を覚えていない。だが,狐に憑かれる事が度々になってある時狐はらいをすることになった。油揚げを久津根稲荷に供え,伝蔵さんをお稲荷様の前に座らせて神主にお祓いをしてもらい,狐をとってくれるよう皆でお願いしたところ,伝蔵は狐に化かされなくなった。いつしか久津根稲荷を伝蔵稲荷と呼ぶようになった。
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ヒダルガミ 1931年 奈良県 昭和5年に郡中山岳部の一行が十津川の榎木谷で遭難した。村の古老は、榎木谷には昔、餓死した7人の旅人の死霊が化したヒダル神がいて、7人連れの旅人に災いをなす、そのせいだろうと新聞に話した。
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