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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
1968年 愛媛県
上の歯が抜けたら床下に、下の歯が抜けたら屋根の上に投げると、歯が早く生えてくるという。臼の中に箒を立てて満ち潮の海水を汲んできて供え、潮ばらいをして安産するように祈るとよいという。茶碗に水をいれ、箸を十字においてそれを飲むと、しゃっくりが治るという。「お染はおらぬ、久松おらぬ」と書き、逆さまにして入り口に張っておくと流行病除けになるという、など。生活に関する俗信。

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ネズミ,オニ,(ゾクシン)
1931年 (不明)
上の歯が抜けた時には「鼠の歯ととっかえろ」といって縁の下へ、下の歯が抜けた時には「鬼の歯ととっかえろ」といって屋根の上に投げると、丈夫な歯が生えてくるという。
類似事例

(ゾクシン),オニ,ネズミ
1933年 栃木県
歯が抜けた時は、「鬼の歯より私の歯のほうが先に生えろ」もしくは「鼠の歯になーれ」と言いながら、上の歯は縁の下に、下の歯は屋根に投げる。
類似事例

ヘビ(ゾクシン)
1998年
医療、まじない、禁忌などに関する俗信。蛇を見て指さすと指が腐るという。妊婦は火事を見ると痣のある子を産む。産婦は柿とナスを食べるな、髪が抜ける。尺取虫にたかられたと気付くとすぐ落とす。身体の上下をわたられると命を落とす。蛇の抜け殻を財布の中に入れておくと金持ちになる、髪の毛の真中に入れておくと頭を冷やす。便所の神様は大は右手で小は左手で受け取っているのでつばきをすると口をあけ、口の腫れる病いになり罰が当る、など。
類似事例

(ゾクシン)
1975年 愛媛県
しびれが切れたら、眉につばをつけるという。しゃっくりが止まらないときは茶碗に箸を十字に置いて四隅から茶を飲むと治るという。のどに骨が刺さったときは、その人の頭に魚を置くと治るという。土用の丑の日に薬草を採るとよく効くといわれ、ヨモギ(血止め)・ゲンノショウコ(腹薬)・ドクダミ(コシケとデキモノ)などがよく効くという、など。医療に関する俗信。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 群馬県
日常生活の作法に関する俗信一束。箒をまたぐと難産する、便所に唾を吐くと病が流行る、など。
類似事例

(ゾクシン)
1957年 山梨県
眼病、感冒、歯、いぼ、痘瘡、漆のかぶれなどに関する俗信。はやり目になると「はやり目大売出し」と書いて電柱にはりつけておくと一番はじめに読んだものに感染し、読んだものがあれば治る。抜歯したとき「鬼の歯と取り替えてくれ」という、など。
類似事例

(ゾクシン)
2002年 香川県
一宮の俗信。正月に歯が抜ける夢を見るのはよくないという。くどの火を吹くと人が来るという。蛇が木に登ると雨になるという。大水の夢は良いという。烏鳴きが悪いと、人が亡くなるという。流れ星の間に早口で何か言うと、金持ちになるという。七夕に髪を洗うと、髪が長くなるという、など。
類似事例

(ゾクシン)
1980年 岐阜県
便所の神に関する俗信。歯が痛いときや下の病のときは、便所神様を拝むと治るといわれている。便所神様は煙草好きなので、皿の上や木の葉にきざみ煙草を供えるという、など。
類似事例

(ゾクシン)
1973年 三重県
産育に関する俗信。鶏の初産の卵を飲むと、お産が軽くてすむという。子供が行方不明になったとき、へその緒を水に浮かせて、水に沈むと死んでいるが、浮いていると生きているので捜したという。男の子の髪の毛は、人が通る場所に埋めて、人に踏んでもらうといいという、など。
類似事例

(マジナイ)
1957年 山梨県
抜歯したとき、下の歯は屋根の上に投げ、上の歯は床下に投げ込む。
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ジゾウサン,ネツビョウ,ジビョウ,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
水難除けの地蔵が河ヶ平にあり、もし子供が水死したときにはその子を遊ばせてくれるという。また、熱病の時には自分の年の数ほどの川石と三角形の握り飯を供えると治るといわれている。耳病の時には土器に穴をあけて糸を通したものか、竹皮の草履2足か、紅白の前垂れかけを供えるといいという。
類似事例

ハヤリヤマイノマジナイ
1942年 長野県
流行病にかからない俗信。「流行神様お通りください」と書き、逆さまにして入り口に張るという。赤い布きれを入り口に出しておくと、丈夫な神様が入って、家中が丈夫になるという。
類似事例

(ゾクシン)
1955年 山梨県
「みのの国のたへい様、虫歯にならないように、虫歯をなおして下さい」と唱えながらうら盆の迎え火を3ヶ所で焚くと、その家の子供は虫歯を病まないといわれる。門口2ヶ所で焚くのが普通だが、特にみのの国のたへい様の為にも迎え火を焚くのである。
類似事例

ダルマ,ツク,タイグルマ,セキハン,ホウソウ
1935年 東京都
嬰児が疱瘡にかかると、張子の達磨や木兎、鯛車などを枕元に飾る。方法はさん俵を敷き、その上に達磨や木兎を祀る。そして幣帛を立てたり赤飯を供えたりして、疱瘡の治ることを祈る。半月経つと疱瘡も峠を過ぎたものとして供えた赤飯から3粒をとって紙に包み、三つ辻の角へ持っていって捨てる。この赤飯をまだ疱瘡の終わっていない子供を持つ母親が見ると持って帰って子に食べさせる。そうすると疱瘡が軽く済んだ小児にあやかることができるという。
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(ゾクシン)
1980年 岐阜県
上宝村の俗信。真東に玄関が向くのは悪いという。山に向かって家を建てるのが一番良いという。新しい下駄を降ろすときは、便所で履いてから降ろすと割れないという。ナメクジや青ガエルを生のままで飲むとぜんぞくが治るという、など。
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(ゾクシン)
1999年 長野県
子供の歯が早く生えると後が近い。乳を長く飲ませると後が遅いなどの、子供にかかわる俗信。
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(ゾクシン)
1964年 愛媛県
「歯が抜ける夢を見ると、親戚に不幸がある。牛の夢を見ると風邪をひく。」とかのような俗信がある。
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アゴナシジゾウ,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
下津池に、歯が悪いときに願をかけると治してくれる地蔵があるという。下津池には、災難除けの地蔵がもう1つあり、これは災難が多く起こるところにすえるといいといわれている。
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(ゾクシン)
1972年 岐阜県
谷汲村の俗信。元旦は初客が女の子だと良いが、男の子だと良くないという。三日月を拝むと、その月の災難から逃れられるという。歯が抜けた夢や柿の夢は身内に不幸があるという。椿は首が落ちるから植えてはいけないという。梨を3年間断つと、歯痛が治るという、など。
類似事例

(ゾクシン)
1974年 宮城県
産育に関する俗信。安産のために、年寄りが亡くなったときのエンの綱をもらうと、魔除けになるといわれている。熊の腸を干し、それを帯にすると、安産するといわれている。一軒の家で子供が2人生まれると、1人を外に捨てて拾ってもらう。そうしないと勝ち負けができるという、など。
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