ムシバ 1942年 長野県 虫歯に関する俗信。お墓参りの時、お供え物を食べると、歯を病まないという。道祖神の時の火で餅を焼き、それを食べると歯を病まないという。
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ムカエビ 1939年 長野県 13日の夜も白樺の皮を焚いて仏様をお迎えする。焚く場所は数多くは門口であるが、村や同じ村でも字によって一定していない。お迎えするときには「お盆さんお盆さん、このあかりでおいでなして。」「ボンサマボンサマ、このあかりで来とくれ」「ぢいさんまあさんこのあかりで、ござれござれ」となどと唱える。
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(ゾクシン) 1968年 愛媛県 上の歯が抜けたら床下に、下の歯が抜けたら屋根の上に投げると、歯が早く生えてくるという。臼の中に箒を立てて満ち潮の海水を汲んできて供え、潮ばらいをして安産するように祈るとよいという。茶碗に水をいれ、箸を十字においてそれを飲むと、しゃっくりが治るという。「お染はおらぬ、久松おらぬ」と書き、逆さまにして入り口に張っておくと流行病除けになるという、など。生活に関する俗信。
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(ゾクシン) 1967年 栃木県 火事・墓参り・虫歯のまじないといった俗信一束。
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ジゾウサン 1991年 高知県 子どもが歯がいたいといったらハギの木を切って小さいハシを作り、子どもの数だけ地蔵さんに供えると歯痛が治った。
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(ゾクシン) 1972年 岐阜県 谷汲村の俗信。元旦は初客が女の子だと良いが、男の子だと良くないという。三日月を拝むと、その月の災難から逃れられるという。歯が抜けた夢や柿の夢は身内に不幸があるという。椿は首が落ちるから植えてはいけないという。梨を3年間断つと、歯痛が治るという、など。
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サイノカミ 1964年 福島県 さいの神の火でたばこの火をつけると歯やみしない。
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(アゴナシジゾウ) 2000年 新潟県 「歯の地蔵様」は、「あやめの観音様」を慕って、四国は讃岐の国から巡礼になってやって来た。だから、歯が痛いときには、さぬき豆を煎ってお供えする。
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サイノカミ 1964年 福島県 1月15日のもちの日に行う。子どもたちが、家々から門松、注連縄、納豆つとこ、わらなどを集め、村はずれに松のしんぼうを中心にして積み上げ、夕方に火をつける。「せいの神もやすぞ、せいの神やくぞ」と子どもたちが叫ぶと、各家々から供え餅に棒を通したり、幣や書初めの紙をもって集まる。この火で焼いた餅を食べると腹やみしないとか、たばこの火をつけると歯やみしないとか、書初めの紙の灰が上にまいあがると習字が上手になるなどという。さいの神とは「塞の神」などと書き、みちの神で悪病が村に入ってくるのを防ぐと思っている人も多い。
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イリマメ,(ゾクシン) 1974年 宮城県 川口の石仏に年の数だけいり豆を持っていって埋め、芽が出るまで虫歯が病まないように祈ると治る。
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ドウソジンバ,ドンドンヤキ,ゾクシン 2003年 山梨県 丹波山村などでは、道祖神場の前がドンドンヤキの場ともなってるケースが少なくない。小正月の十四・十五日ムラの衆がそこに集り、マユダマの団子を焼く。焦げ目の入った団子を食べたら、虫歯を防ぐ、火に当たれば一年無病になる、持ち帰った灰を家の周囲に散らしたら、蛇・病気・火事消防効果があるといわれる。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 歯が痛むときには、お手洗いのかつらの上のほうにある石塔へ、はぎのはしと炒り豆を供える。この石塔は歯の神様である。
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ネズミ,オニ,(ゾクシン) 1931年 (不明) 上の歯が抜けた時には「鼠の歯ととっかえろ」といって縁の下へ、下の歯が抜けた時には「鬼の歯ととっかえろ」といって屋根の上に投げると、丈夫な歯が生えてくるという。
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ボンノジュウサンニチ 1940年 三重県 志摩の俗信。盆の十三日にする門口の迎火で団子を焼いて食べると夏病みしなかった。
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(ゾクシン),イタチ 1933年 奈良県 「いたちの一声泣き火に立つ」といって、いたちが一声だけ鳴くのは縁起が悪く、火事になるといわれている。流しで3遍水を流すとよい。
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ゴセンゾサマ 1988年 群馬県 盆は8月13日の晩から16日の朝までで、盆迎えの13日の夕方、庭先でシメ紙や小麦の殻や藁をいぶして迎え火とする。その煙にのってご先祖様が来るという。
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(ゾクシン) 1980年 岐阜県 便所の神に関する俗信。歯が痛いときや下の病のときは、便所神様を拝むと治るといわれている。便所神様は煙草好きなので、皿の上や木の葉にきざみ煙草を供えるという、など。
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アゴナシジゾウ,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 下津池に、歯が悪いときに願をかけると治してくれる地蔵があるという。下津池には、災難除けの地蔵がもう1つあり、これは災難が多く起こるところにすえるといいといわれている。
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ヒ 2000年 徳島県 正月15日の小正月に、しめなわをもって氏神にお参りに行き、前庭で燃やす。その火にあたると病気をしない。
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(ゾクシン) 2002年 香川県 一宮の俗信。正月に歯が抜ける夢を見るのはよくないという。くどの火を吹くと人が来るという。蛇が木に登ると雨になるという。大水の夢は良いという。烏鳴きが悪いと、人が亡くなるという。流れ星の間に早口で何か言うと、金持ちになるという。七夕に髪を洗うと、髪が長くなるという、など。
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