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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オバケノハカイシ
1992年 茨城県
お化けの墓石を人びとは気味悪がって通らない。毎晩お化けが石をなめるのでへこんでいるのだろうと言われている。私も触ってみたが、その夜、身体にのしかかる重いものがあり、呼吸が出来なくなった。念仏を唱えてやっと自由になれた。

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オコリ,イシ,タタリ
1941年 岐阜県
某百姓が堤防工事の時に、石割に使う発破を恐れ遠く逃げて、墓のそばに隠れたが、ついにその墓に触って、ゾッとした。その夜から高熱が出て体全体が震え続けた。翌日、治ったと思ったら、次の日にまた震え始めた。墓に障った時におこりがついたのだと分って、まじないで落としたという。
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バケイシ
1987年 岐阜県
家の辻の真っ黒い石がよく化けた。触ったり動かしたりしてはいけないといわれていた。
類似事例

ウバキリイシ,オンナノレイ
1986年 岐阜県
昔、石の傍らで悶死した女の霊が石に乗り移った。夜中になると石は人肌ほどに暖かくなり、奇声を発した。京都の高僧が歌を詠み、喝を入れるとそうならなくなった。その石は姥切石と呼ばれた。
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カイハカ
1953年 石川県
幽霊出現の噂が耐えない墓石がある。石の表面の模様が人型大の奇妙な姿をしており、遠目で見ればまるで幽霊が出たように見え、雨の日には一層凄みを増す。現世に未練のある墓主の死霊が未だ留まっているのが原因だといわれている。
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ホネヲシャブルヒト
1986年 東京都
霊園の中に人が住んでいる。その人は夜中になると近くのお墓の中の骨をしゃぶっている。
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シシャノレイ,(ツキモノ)
1989年 長野県
死者の霊が人に憑くことがある。取り憑かれると、神懸かりの状態になった。離すために、水垢離をとったり、南無妙法蓮花教を唱えたりしたという。
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ミコ,シリョウ,カミサマ,ホトケサマ,タカイヘンレキ
2001年 青森県
30代初めの頃、墓の移葬を手伝ったところ、頭蓋骨の一部をたまたま掘り起こしたことで死霊にとり憑かれてしまい、突然に体が不調となってしまった。だが、神仏の拝み方などを身につけていく中で神仏の声が聞こえるようになったり、肉体を離れたタマシイだけによる他界遍歴を繰り返したりするようになり、一心にカミサマに祈ったところ癒された。以後、段々と人々の悩み事の相談も受けるようになった。
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(ゾクシン),レイ
1998年 静岡県
墓を指さすと、祟られてしまう。あるいは霊に取り憑かれる。
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ミコ,シリョウ,カミサマ,ホトケサマ,タカイヘンレキ
2001年 青森県
八戸市在住のある女性は、30代初めに突然身体が不調となったことがカミサマとなったきっかけであった。新しく地区の共同墓地を造成した際、古い墓地からの移動のときに、彼女がたまたま皿状になった頭蓋骨の一部を掘り起こしてしまったことが原因である。供養などをしてみたものの、そのときから頭蓋骨の死者の霊にとり憑かれ、身体が不調になったばかりか、奇行までが見られるようになった。
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ジゾウサマ
1977年 青森県
山美家の傍の地蔵様は岩を崩して作ったもので、粗末にしてはいけないという。ある男が信じずに粗末にして足で踏んだら、足が動かなくなり、治らなかった。
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バケモノ
2000年 山形県
昔々、旅人が化け物寺と噂される寺に泊まった。天井のほうでがさがさ音がして目が覚めると、生臭いにおいがする。見ると、天井の穴から三味線のつながった白い糸が降りてきた。三味線を弾こうと思って触ると、体がくっついて離れなくなった。その後、和尚がやってきて化け物を退治した。天井裏からは化物に食われた人の骨が出てきた。化物は5升鍋の蓋ほどの大きさで、毛むくじゃらで、3尺ほどの大きさであったという。
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イシ,タタリ
1990年 長野県
直径60センチメートルほどの自然石があり、これを動かすと祟りがあるという。ある人が庭石にしようと持ち帰り飾っておいたところ、具合が悪くなったので元へ戻すと治ったという。昭和30年頃にも同じようなことがあった。
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オハカノヌシ
1983年 香川県
あるお婆さんが山の中で墓石を見つけ、まわりを掃除してお花をあげた。しばらくするとお婆さんが病気で動けなくなった。拝んでもらったところ、お墓の主がお婆さんにお花をあげてもらった事がうれしくて憑いたのだという。
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カシヤ,ヤマイヌ
1984年 愛媛県
お伊勢踊りをしたり、石鎚参りをしたひとが墓穴のまわりの土を踏むと化け猫のような妖怪のカシヤや、山犬が近寄らない。
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シレイ
1970年 高知県
具合が悪いので祈祷師に見てもらうと何かが憑いていた。突然墓場に走り出し先祖の墓の周りを3周回って、仰向けになって倒れた。正気になったのでわけを聞くと、1度も先祖に餅をあげていなかった事に怒っていた先祖が憑いていたのである。
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レイキ,
1976年 京都府
清水寺本堂の下、音羽山の麓を整地しようと掘っていると大きな石が出た。石を掘り返すと霊気が四方にたなびき周囲にいた人々が倒れ伏した。同じ頃近くの寺の僧が大きな鬼のような手に掴まれ病気になった。
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ムエンボトケ
1976年 大分県
森の地蔵様の墓地の片隅に、無縁仏がある。ある人が自分の家の墓参りに行ってお水が残っていたので、無縁仏にあげた。帰ってくると片頭が痛んで困ったので、木立にいる占い師に見てもらうと、「水が欲しくて誰かが憑いている」と言われた。そこでお水を無縁仏にあげに行くと治った。それ以来、毎朝お水をあげているという。
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ハカイシ,ユビサシ
1950年 千葉県
墓石を指すと指が腐る。
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イチジャマ,シリョウ
1996年 沖縄県
死人に取り憑かれた人を見た。ある時老婆が悲鳴を上げて「腕を失ってからは、後生に来ても働けず困っている。年忌を延期するなどもってのほかである。墓の中は湿っていていやなので、水を早く抜いてほしい。」と口走っていた。これは、死霊が物を言わせていたのである。
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シロムクヲキタヒト
1991年 愛媛県
ある夕べ、青年が墓の傍を通ったら、墓から白無垢を着て杖を突いた人が出てきて、青年は気絶した。それから3ヶ月くらい寝込んだ。
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