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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

バケイシ
1987年 岐阜県
家の辻の真っ黒い石がよく化けた。触ったり動かしたりしてはいけないといわれていた。

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イシ,タタリ
1990年 長野県
直径60センチメートルほどの自然石があり、これを動かすと祟りがあるという。ある人が庭石にしようと持ち帰り飾っておいたところ、具合が悪くなったので元へ戻すと治ったという。昭和30年頃にも同じようなことがあった。
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ジゾウサマ
1977年 青森県
山美家の傍の地蔵様は岩を崩して作ったもので、粗末にしてはいけないという。ある男が信じずに粗末にして足で踏んだら、足が動かなくなり、治らなかった。
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オバケノハカイシ
1992年 茨城県
お化けの墓石を人びとは気味悪がって通らない。毎晩お化けが石をなめるのでへこんでいるのだろうと言われている。私も触ってみたが、その夜、身体にのしかかる重いものがあり、呼吸が出来なくなった。念仏を唱えてやっと自由になれた。
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チノフルイシ
1982年 群馬県
郵便局近くの畑の中の赤みがかった石は、動かそうとしたら血の雨が降ったという。
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ヤマブシイシ
1982年 群馬県
2メートルくらいの石で、さわると病気になるといわれている。
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バケイシ
1932年 長野県
上郷村の化石とよぶ家の垣根にある大きな石が、昔いろいろに化けて人を脅かした。
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サルイシ
1965年 青森県
盛岡城下三戸町辺にあった元足沢左十郎宅では、屋敷の丑寅の方角を鬼門として角を欠けさせた。この欠けたところに猿石という一尺ほどの石があった。猿が足を投げ出して座っているような形をしていて、これに触ると祟りがあるというので、人はこれを避けている。
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ヘイケノオチウドノレイ
1990年 香川県
孫の友達が五色台で石を拾ってきた。そしたら熱が出て学校に行けなくなった。友達の中に霊感の強い子がおり、見てもらったら、頭や肩のところに顔がいっぱい出ていた。拝む人に見てもらったら平家の落人の霊が石についていたらしい。
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ムジナ
1972年 千葉県
話者が夜中に寺から戻ったとき、家の近くで何かが両手両足で砂をかけてきた。姿は見えないが、ムジナの仕業。ムジナは気付かれると化かすのをやめると言う。
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オオイシノタタリ
1970年 山梨県
ある家の庭に明治40年の洪水で大棚から流れてきたという大きな石がある。数年前にその大石を除去するために石屋さんに頼んだところ、2,3日してその石屋さんが死んだ。それ以降、この石を割った者は死ぬといわれる。
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チノカミ
1991年 静岡県
地の神の祠は藁製で毎年作り替える。これを石製にしたところ、病人が出た家がある。
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タタリ
1996年 神奈川県
道路をつくる石が欲しくて塚の石を割ると、そこの家の長男が亡くなったりとよくないことがあるらしい。塚の祟りだとかで、みんなが怖がって供養していた。
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オシロイイワ
1988年 愛知県
人の色を白くする岩に、色を白くしてもらったお姫様がいわれに困って岩を割って移動させると、真っ黒くなりボロボロ砕け出した。あたりの人に大変な祟りをするようになる。特に婚礼の時は不縁を恐れて避けて通る。
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バケイシ
1995年 山形県 
さびしい沢にあった石は、夜通ると女かぶりした人が座っているように見えたり、いろいろなものに見えるので、化け石と呼ばれていた。
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オニ,イワ
1990年 長野県
ある家の庭に、鬼が手で撫でた岩である鬼なで岩がある。指の形がついている。手を拭いた手ふき岩もあったが、今はない。
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ヤマノカミサマ
1974年 栃木県
ある家で、主人が氏神の山の神様にお参りに行ったら、近くの岩の上から赤い顔をした髯面の山の神様に睨まれた。以来祠には近づかないという。
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ジンメンセキ
1933年 岐阜県
5,6年前農作業中に発掘された人面が彫刻された石に関して、触ると祟りがあるだとか、病が治るといわれはじめている。
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イシ
1933年 奈良県
寺の境内にオコリ石と呼ばれる石がある。この石に触れるとオコリ病に取りつかれるといわれる。亀のような形で、中ほどの中央に襞があって穴があいているようにくぼんでいる。長径4尺、短径3尺、高さ2尺の花崗岩質のものである。
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ウバイシ,カオガアカクハナノナガイオオオトコ
1930年 岩手県
手をつけてはいけないと言われていた姥石に、名工と言われる石工が手をつけると、大雷雨と共に身の丈1丈あまりの大男で赤い衣、顔面も赤く鼻の長いものが石工を罵り、3度大地にたたきつけた。
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〔タキブチノヌシ〕,ヒ,シロイコロモヲキタオンナ
1957年 愛知県
滝渕という古い渕を工事のために埋めてしまったら、その責任者の家の井戸の石垣から火が出たり、スズミから火が出るなどの怪異がおこり、家が焼け、結局絶家してしまった。滝渕の主の祟り。この井戸からは夜になると釣瓶を手繰る音がし、白い衣を着た女が水を汲んで居る所などが見かけられた。
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