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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ノビアガリ
1975年 愛媛県
伸び上がりに会ったときは、地上一尺くらいの所を蹴るとよいという。

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ノビアガリ
1938年 愛媛県
伸上りは見るほどに高くなっていくという化け物である。かわうそが化けたものだという。地上1尺くらいのところを蹴るとよいといったり、目をそらすと見えなくなるといったりする。こういう種類の妖怪が物を言ったという話は伝わっていない。出て来るのではなく、人が見るものである。
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タカタカボウズ
1983年 愛媛県
人が見上げれば見上げるほど高くなる。上から見つめて順に見下げると小さくなって逃げる。
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オオカミ
1940年 石川県
狼は立っている人には飛びつかない。必ず倒れるのを待つ。従って、倒れても起き上がる余裕のあるように、後へ帯などを引いて歩くのがよい。
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ミアゲニュウドウ
1937年 新潟県
夜中に小さな坂道を登っているときに多く出現する。初めは小坊主の様な形で行く手をさえぎり、見上げると高くなり、ついには後ろへ仰向けに倒れるという。これに気づいたら、「見上げ入道見こした」と唱えて前方へ打ち伏すと、消え去るといわれている。
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カワウソ
1985年 愛媛県
カワウソに会ったら下を向かなくてはいけない。上を向くとカワウソが大きくなる。
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ガラッパ
1960年 鹿児島県
「アコーギオーラ」という所には、ある人がガラッパと相撲をとった話がある。背丈は1.6メートルくらいあり、いくら投げても向かってくるという。そのようなときは、椿の枝を鋭く切って地面に逆さに差し、そこへ投げつけるとよいらしい。
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ノビ
1936年 高知県
傘程度の大きさの火が砕けて数十になり、地上から4、5尺あたりのところを数百間走る。草履に唾をつけて招くと頭上にきて、煌々と空中を舞うという。
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アシマガリ,ケマクリ,ケマリ,シロマクレ
1958年 香川県
夕暮れの道を歩いていると、てまりのようなハエゲ(灰色の毛)のものがころころとまくれてくる。邪魔になり蹴飛ばすと前より少し大きくなって転がってくる。また蹴飛ばすとまた大きくなってやってくる。そして蹴り上げることができないくらいになり、歩けなくなる。
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タカニュウドウ
1969年 香川県
タカニュウドウという化物は見れば見るほど高く見える。狸が来てその人の肩にとまっているのだから上を向くなという。こんな時は「負けた。見こした」と言ってお辞儀をするとすぐに消えるという。
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ノビアガリ
1976年 愛媛県
のびあがりは、かわうそを主としたもので、見上げれば見上げるほど大きくなり、どうにもならなくなる。見下げれば次第に小さくなり、力を失う。のびあがりに会うと、「見下ろした」とどなることが大切で、じっと足下の方に目をやることだと教えられる。
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(ゾクシン)
1942年 不明
櫛を拾うときは、3度蹴って拾うと良い。
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ムジナ(ゾクシン)
1923年 秋田県
狢に出会ったときには、ムジ、ネタと叫べばその場所で倒れるので、退治することができる。化ける狢がいるので、このような方法が使われる。
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ノビアガリ,カワソ
1975年 愛媛県
かわそはいろいろなものに化けるが、伸び上がりにもよく化ける。人が見るとずんずんと高く伸び、それにつられて上を向くと首をつかんで殺すそうである。
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ヤマヒト
1996年 秋田県
1尺もあるような、濡れ足でたった今歩いたのだろうかというような足跡があったという話を聞いた。
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キツネ,タヌキ
1972年 岐阜県
タヌキやキツネが目に映ったら、三歩下がり、棒で叩くといいという。
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タテクリカエシ
1931年 高知県
立繰返は手杵の大きいものが顚倒しながら驀進して来る怪である。方向転換が出来ないので、もう少しのところで脇にはずせばよい。
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ヌビアガリ
1964年 愛媛県
ぬび上がりは口の大きい怪物で、見上げると無限に高くなり、見降ろすと無限に低くなる。たそがれ時にしか出現しないという。
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キツネ,キツネッピ
1983年 山梨県
3歩下がって前へ蹴飛ばすと狐は化かさないという。
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ムジナ,チョウチン
1974年 茨城県
大きな松の木にむじなが提灯を下げる。むじなを生捕りにしようとした男は、隣の爺さんから皮を傷付けないようにと忠告された。松の木を揺さぶって落ちてきたむじなを打ちのめそうとしたが、木の下に行くとむじなは気づいて既に逃げた後だった。
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ニュウドウボウズ
1938年 福島県
ニウドウボウズ(入道坊主)はイタチがその人の肩に立って見せている。見上げすぎると喉笛に噛付かれるので、入道坊主に出会ったら静かに手を上げて、イタチの足を掴んだら直ぐ地面に叩きつける。そうすれば退治できる。
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