(マジナイ) 1957年 山梨県 手足が痙攣したときには額につばをつける。
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ヨナキ,(ゾクシン) 1936年 兵庫県 子供の夜泣きで困ったとき、「さるさわ池のほとりのひる狐」で始まる歌を唱えるとおさまるという。
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マジナイ,オオヘビ 1941年 静岡県 火傷をしたら、「猿沢の池の大蛇がやけどして伊勢や熊野へ参りこそすれ、アビラウンケンソワカ」と三回唱えるという。
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ヨスズメ 1942年 高知県 夜雀に憑かれたときは「チッチッチと鳴く鳥はシチギの棒が恋しいか 恋しくばパンとひと撃ち」とか「チッチッチと鳴く鳥をはよ吹き給へ伊勢の神風」等と唱えごとをするとよい。
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マジヤラク 1942年 岩手県 地震の時、マジヤラクマジヤラクと唱えると、静かになる。
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タヌキ 1979年 京都府 狸の所為で毎夜家がゆれたので、祈祷などをしたが効果がなかった。それを鈍全という人が聞いて1首の狂歌を送ったら、家がゆれることが止んだ。
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(ゾクシン),オニ 1935年 兵庫県 小児の癇には、掌に「鬼」の字を3度墨書きして、その掌を握らせながら、「アブラウンケンソワカ」と3遍唱える。
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クツナ,(ゾクシン) 1936年 兵庫県 蛇に指差しをすると指が腐るので、唱えごとをする。
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(ゾクシン) 2001年 鹿児島県 井之川では地震がきたら、手の平をなめてキューヌチカ(経ノ塚)と唱えると止むという。
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カグレ,カッパ 1987年 宮崎県 水浴びに行き痙攣を起こして沈んだら「河童が引いた」という。
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ダイジャ 1943年 愛媛県 子供が打ち身をしたときは、「猿沢の池の大蛇が焼け死んだ アビラオンケンソワカソワカ」と唱え、指で唾を3回塗ってやる。また、のどに魚骨を差した時は「センタイソコの鯛の骨 アビラウンケンソワカソワカ」と唱える。
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(ゾクシン) 1938年 兵庫県 歯痛のときや腹痛のときなどに唱える呪文多数掲載。
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ニガテ 1942年 島根県 田植えの時に苗を束ねたまま、泥に踏みこんでしまった時は、急いで「ニガテ、ニガテ、ニガテ」と唱えないと、必ず足が痛くなると信じられていた。
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キツネツキ 1938年 鳥取県 発熱が高いときにたわ言をいう。梶並神社に祈願したり、小豆飯で狐を駆逐する。
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キツネ(ゾクシン) 1923年 京都府 手鞠をつく手の形は、狐を呼んでいるように見えるので、狐がやって来ることがある。
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イトノモツレ,(ゾクシン) 1936年 兵庫県 糸がもつれた時、「笹草や」で始まる歌をよく唱えた。
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クマ,(トナエゴト) 1978年 静岡県 熊を捕らえるときには、「千人助ける、千人助ける」と唱える。熊の胃が病気に効き、千人助けるであろうことから。
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フクツウノマジナイ 1964年 福島県 はさみか小刀で腹の痛いところをつつき「あぶらうんけんそわか」と口の中で唱えも苦闘する。
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ニンジンノムシ,(ゾクシン) 1936年 兵庫県 灸を据えるとき、「にんじんそこのけ」で始まる歌を専攻に火をつけ、灸を据える上を回しながら3回唱える。人の体には「にんじんの虫」がいて、その上に灸を据えても効かないからであるという。
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ヒタキ 1942年 福島県 人が行方しれずになったとき、手のひらにヒタキをためて、「烏さん烏さん某は何処へ行った、教えておくれ」と唱え、右の人差し指と中指で叩き、ヒタキのはねた方を探すと見つかる。
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