国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

シロイイヌ,(オオキイモノ)
2002年 香川県
ある人が炭焼きを終えて帰ろうとしたところ、白い犬が飛びついてきて、はずみで下に転がり落ちた。犬が上から押さえつけるような格好になっていたら、大きなものが通りかかって「犬の食いさしだから放っておけ」と言って通り過ぎたという。

類似事例(機械学習検索)

ヤマイヌ
1943年 長野県
炭焼きをしていると、山犬が出てきたので火箸を使って脅すと、山師達が出てきた。犬落しの話を応用したものである。山で食べさしの鹿を見つけたこの人が友人と、拾って食べると、遠くから山犬の鳴き声が聞こえてきた。
類似事例

ダイジャ
1955年 静岡県
高い所で炭焼きをしていると大蛇が襷や帯に化けて流れてきて、拾いに来た者を噛んだ。ある人が焼き石を淵に投げ入れ、大蛇は目をつぶされた。
類似事例

オクリイヌ,ヤマイヌ
1929年 愛知県
煙草を喫みたくなった男は、路傍で煙草を吸っているものに火を借りようとしたが、実はそれは山犬であった。目を火のように怒らせていたのを見た男は、一目散に山を駆け下りていった。送犬につけられたときは、倒れたり転んだりすると食いつかれる。家に着いたときは草鞋の紐をちぎって「ご苦労様」と言って投げてやられば、送り犬は去らないという。
類似事例

オクリオオカミ
1989年 石川県
大犬に後を付けられていると感じた男は、この様な時に慌てると襲われると聞かされていたので冷静に切り抜けた。また、ふんどしを解いて路面に垂らして歩くと、大犬はそのうち去っていくとも言われている。
類似事例

ジンメンケン
1990年 山形県
狩人が山中で人面犬を目撃し、面白がって追い回し谷底へ落としてやった。次の日、怒り狂った人面犬が火を吹きながら家々に飛び込み、大火事になってしまったと言う。
類似事例

シロイイヌ
2001年 青森県
あるお爺さんが川に簗をかけていたところ、白い犬がかかったので連れて帰った。この犬は、お爺さんが木を切ると運ぶのを手伝った。隣のお爺さんもそうさせようとして切った木をぶつけたが、犬はこれには知らぬ振りをした為、頭を叩いて殺して木の下に埋めた。そこで、犬が根元に埋めてある木で臼を作って餅をついたところ、それが大判小判となった。しかし、となりのお爺さんが同じことをしようとしたところ、餅は犬や牛の糞となった。
類似事例

タヌキ
1998年 京都府
ある秋の夜、炭焼きのかまどから白い煙がもくもくと上がっていたので、口からのぞこうとすると、上から頭を押さえつけられた。狸がついたということで、腰のキセルを抜いて煙草を詰め、残り火で火をつけて吸ったら狸は退いたという。
類似事例

ヤマイヌ
1985年 高知県
祖母と友人が商いから帰っていると、道の下側に転がっていくものがあり、2つの火の玉に見えた。二人は急いで帰った。この辺りでは不幸の会った家の食べ物を食べると、火を食うたといって、山犬につけられると言われている。
類似事例

ハチワレイヌ
1975年 静岡県
模様が鉢割れになっている犬を猟に連れて行って山に泊まったら、体中を塗らしてきて火のそばで体を振り、火を消そうとした。何をするのか見ていたら、火が消えたら猟師に飛び付いてきて噛み殺してしまった。だからはちわれ犬はいけない。
類似事例

キツネ
1974年 栃木県
炭焼きをしていた人が狐を殺して料理しようとしたら、その人の妻が狐につかれた。鉄砲で威したりして、狐を落とした。
類似事例

テング
1956年 茨城県
幼い頃、炭焼きの父のところへ遊びに行って泊まった。夕方、父が「天狗が遊びに来ることになっている」と言われ、9時頃になると赤い顔で鼻が突き出た大天狗が山小屋の入口から入ってきた。
類似事例

テング
1972年 千葉県
山の中に炭焼きに行き、仮小屋で婆さんが一服していたら、カヤ屋根の間から小さい手が出てきて「オコワ」と言った。「そんな小さい手じゃおえないから、大きい手を出せ」と言ったら、びっくりするほど大きな手が出てきた。天狗の仕業。
類似事例

オオイヌ
1992年 石川県
大犬に後を付けられた男は、火打石で火をつけたキセルたばこを近づけて大犬を追い払った。
類似事例

ダイジャ
1987年 徳島県
おじいさんが炭焼きをしていると、木がバサバサと倒れるので、うさぎが来たと思って鎌を構えて待っていた。直径15センチの樫の木がバタバタと倒れ、大きなうさぎだと身構えると、直径25センチ大の蛇だった。しばらくにらみ合い、かまを振り上げてにらみつけると逃げていった。小屋に帰ったおじいさんの顔は土色になっていた。
類似事例

(タヌキ)
1977年 和歌山県
岩の瀬を通ろうとすると、狸が餅を投げてきたが、嘘だった。炭焼きする人がはいとこに行くと、木を放ってきたが、音だけであった。かま出しをしていると、えぶりつかみに来たという。姿は見えないけれど、引っ張られる気がしたという。
類似事例

ヤマノカミ,(ゾクシン)
1974年 滋賀県
山の神の日に山にはいると怪我をする。山に入った炭焼きが、炭を背負ったままぽんと、放り投げられた。
類似事例

テング
1975年 岡山県
山の天狗は子天狗に、「小炭焼きには手を出すな。朝には木を切り倒して,焼いて、晩には背負って帰る。火を負って歩く。恐ろしいぞ」と警めたという。
類似事例

タヌキ
1939年 大阪府
ある男が急に大食になった。尋常でない飲み食いをするので、男の妻は困り果てた。友人も駆け付けると、やがて、犬に警戒しつつ表を歩き出した。急に逆立ちをしたので、友人が背中を叩くと男は我に返った。きっと、狸に憑かれたのだということになった。
類似事例

タヌキ
1979年 岐阜県
炭焼きをしていたときのこと。夜、窯をきれいにしての帰り、後ろでボンボン音がする。立ち止まると音も止まり、歩き出すと音がする。道路に出て荷を降ろしたら、大きな人が目の前にいて、見ているとさらに大きくなり、被さってきた。狸の仕業。
類似事例

オオカミ
1981年 和歌山県
炭焼きのかけた猪罠に狼の子がかかっていたので助けてやったら、翌日、狼が猪を罠に追い込んでくれた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内