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検索対象事例

(ゾクシン),アンドノアブラ,(ヒノタタリ)
1915年 岐阜県
寒中に行灯の油をこぼすと火に祟るといわれている。

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ビンボウガミ
1957年 兵庫県
但馬では、暮れには大火を焚かないと、貧乏神が逃げないと言われる。
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オカゲドシ,オフダ
1916年 静岡県
御蔭年には不思議なことが起こった。不思議の始まりは酒屋が行燈を何かの拍子に焼いたとき「火之用心」という文字だけ焼け残った。それから火の騒ぎがいくつかあり、町中総出で神仏に参詣した。門前並木の大木の松が音もなく倒れた。そのうち御札が降ったという家が出てきて、祠を作って御札を祀り、祭礼のようにして騒いだ。
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1942年 高知県
夜路に持っていく提灯に新しく火を付けるときは、必ず1度吹き消してからでないと魔が憑く。
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アブラボウ
1939年 滋賀県
油坊は、春の末から夏にかけて、夜に出現する怪火である。炎の中に僧形がよく見られるので、この名が付けられた。比叡山の僧侶で灯油料を盗んだものが、この火になったといわれている。
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タヌキ
1939年 京都府
油揚を持っていたり、提灯に火をつけて三本松を通ると、狸に化かされて蝋燭がなくなったり、油揚がなくなったりする。
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ボウズビ
1939年 石川県
坊主火という火の玉が飛び歩くという。昔、油を売る男が悪巧みをして鬢付け油を桝の隅に塗って桝目を盗んだ。その罰で、男は死んでからこの坊主火になったといわれている。
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アンドンババー
1988年 長野県
家や屋敷などに行燈婆が出る。
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キツネ
1933年 長野県
油を買いにいった帰り、田の中に急に燈火がついた。燈火は火の玉になり矢車のように廻って消えた。気づいたときには油はすっかりなくなっていた。
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キツネノチョウチン
1986年 京都府
夜、遠くでいくつもの提灯の火が灯ることがある。これを、狐が提灯を灯すと言う。火はずっと遠くに見えるが、実は狐はほんの目の前にいて人の目をうまくだましているのだという。
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ヒノカミ
1931年 岩手県
火の神(炉の神)は不動様で、不浄を嫌う。幼児などが誤って小便をしたときには灰を取り除いて塩を撒く。不浄なことをすると口が曲がるといわれている。朝食前に藤や葛の蔓をくべると貧乏になるともいわれ、エンツコ(藁で作った赤ん坊の揺り籠のようなもの)を焼くと入っていた幼児の代の中に火事に合うともいわれている。
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(シンタイニカンスルキンキ)
1956年 宮城県
ナンバン(唐辛子)や柿の種を燃やすと火難に遭う。体を振っていると貧乏神がつく、などの禁忌がある。
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ウマ,(ゾクシン)
1933年 千葉県
馬を焼き殺すと三代祟るという。火事の時、馬はすくんでなかなか廓から出ないが、臼を転ばすと容易に出るという。
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ユドキノフシギ
1974年
ある農家の灯火用油壷に油が常に八分目ほど入っており、使っても減らない。五年もその様なことが続いている。
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ピダマ
1931年 沖縄県
火の玉がある家を3年間伺っていたが、主人が注意していたため、火をつける機会がなかった。ある日、不寝番をしていた者がいたが、クモが降りてきて行灯に糸をつむぐと急に睡魔に襲われて眠ってしまった。しばらくして行燈の火がクモの糸に燃え移り、火災を起こして家は消失してしまった。それから、蜘蛛の糸(クボ・ヌ・キヌ、クボ・ヌ・マンビキ))は火玉を誘引するものであるといって忌むようになった。
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ビンボウガミ
1956年 宮城県
大晦日の夜、炉に火を起こし深夜まで起きている。炉の火が少ないと貧乏神が訪れ、早寝をすると早く年を取るという。
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キツネ
1987年 岐阜県
夜道を提灯を灯して急いでいると、突然火が消える。火を灯そうとして提灯をすぼめると、狐に蝋燭を盗まれる。
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ウバビ
1934年 大阪府
平岡社の神燈の油を盗んでいた姥が、死後燐火となって飛び回る。
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リンカ,ユボウ,ドウゲン
1975年 京都府
比叡山の西の麓で、仏前の油を盗んでいた人の魂が死後、燐火となり夏の夜に飛ぶ。七条朱雀の道元の火もこの類いのものだろう。このような話は諸国にある。
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タヌキノヒ
1994年 京都府
田舎では狸の火ということがよく言われる。人の持つ提灯の灯と分かるまでは、正体の知れぬ火がふわりふわりと動くのは不気味である。
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キツネ
1979年 岐阜県
道を歩いていて提燈の火が消えるのは、狐がロウソクを取るからだという。
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