イジョウニンシン,イジョウシュッサン,イジョウショクヨク 1986年 沖縄県 ヤーマス・ウガン由来伝承は、3人兄弟の出生譚として異常妊娠(いつとはなしに孕む)、異常出産(3つの卵を生む)、生長段階の異常食欲、来間島での牡赤牛との格闘などの話しを持つ。牡牛から来間無人化の理由を聞いてヤーマス・ウガン再興を約束し、女(老婆の連れ去られていた娘)を連れ帰り、長男の嫁とした。生まれた娘たちを次男、三男の嫁とした。
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ヒガシノオトコガミ,ニシノオンナガミ 1986年 沖縄県 昔、男の神様がアガルヌサツに、女の神様がイルヌサツに降り、これら2神が来間島を生んだという伝説には、島の中央で出会って、交わり、来間島にあるもろもろのものを生んだという異文もある。
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オトコノカミサマ,オンナノカミサマ 1986年 沖縄県 昔、男の神様がアガルヌサツに、女の神様がイルヌサツに降り、これら2神が来間島を生んだ。
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ジュウニサマ 1982年 神奈川県 産神をオブノカミ、オボノカミ、ウブノカミサンと呼び、出産に立ち会う神と考えている。藤野町名倉では十二様という。
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ガグレサン,カッパ 1992年 宮崎県 産神様は鬼子母神様・箒の神様・水の神様などで、ガグレサン(河童)が3人寄れば出産によい、とも伝えている。
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テンニョ 1928年 鹿児島県 天女と結婚して3名の子を産ませたという話がある。この話で、天女は後に夫を捨てて天に逃げ帰ったという。
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ミルクカミ,ワタガナシ 1986年 沖縄県 ミルク神や海神(わたがなし)などは男性来訪神であり、『南島雑話』には「ナルコ・テルコより来る神とは別也。島の神なり。陰嚢大にして地にひく。茎も又嚢に類す」とある。
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ジュウニハカセ 1982年 神奈川県 新島では「十二ハカセが来なければ、安産は難しい」などと言われている。
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ンマデタ,ダイジャ 1993年 沖縄県 昔、ンマテダという母神とヤマヌフシライという娘神がナカズマに降臨した。二神は水量が豊富でおいしい泉をさがして狩俣にたどりついた。そのうち娘神が死に、やがて母神は夢に現れる青年との間に子をもうけた。青年の右肩に千尋の糸をつけた針をさしておいて素性を確かめるとそれは神と名乗る大蛇であった。母神と青年の間に生まれた子テラヌプーズトユミヤは八重山に渡り、ヤーマウスミガを娶って子孫をふやした。
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(シノヨチョウ) 1973年 香川県 ある人が旅の途中で宿がなく、仕方がないので神さまのところで休んでいた。夜中に他の神さまが「子どもが産まれる」と迎えに来たが、「客が居るので行けないから戻ってきてから結果を話してくれ」と言った。その後余所の神さまが泊まっている神さまの所に戻ってきて、産まれた子は水難に会うと言った。旅人が家に帰ると子どもが産まれていたので、水難に会わないように15・6の頃は気を付けていたが、襖に水の絵が描いてあり、それに命を取られたという。
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ヤマンバ 1999年 静岡県 山姥が3人の男の子を生み育てた。3人の男の子はそれぞれ山の神になった。明光寺の裏山には山姥が出産の時に苦しんでつけた爪の痕がある子産み石が残っている。山姥はお産が上手なので浅間山に祀られている。
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ウブガミサン 1982年 愛知県 産神はウブガミサン、オブガミサンなどと呼ばれ、陣痛が始まるとやってくるとされる。
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ウマズメ 1956年 宮城県 もともと女性には目に見えない十二本の角があり、子を一人産むごとに一本ずつ落ちるといい、十二人生んで十二本の角が落ちれば善人で、ウマズメ(子を産まない女性)は角が十二本残っているので極楽にいけないという。
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ジャシン 2001年 沖縄県 漲水御嶽は宮古開闢の神である恋角・恋玉の霊所である。恋角が蛇身になって隅屋の娘に3人の女を産ませた。この3人が宮古の守護神になった。
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(ゾクシン) 1965年 岩手県 出産に関する俗信一束。崎浜の明神さまにある枕を袖に入れると子供を授かるなど。
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リュウジャ 1987年 和歌山県 娘のもとを男が毎晩訪ねて来ていた。母親は怪しみ、ある晩男の裾に糸をつけておいた。翌朝たどってみると滝の岸にある洞穴に至った。滝に住む龍蛇が男に化けていたのだった。やがて、娘は男の子を産んだ。生まれてから32日目の6月6日、風が吹いたかと思うと、男の子は霊雲に乗って飛んでいった。この男の子を祀ったのが川津明神である。
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(カイビャクシンワ) 2001年 沖縄県 天帝が天の岩戸の先端を折って下界に投げ入れさせると,島ができた。恋角は天帝に賜った伴侶恋玉と共にこの島に下って守護神となり,宗達神と嘉玉神を生んだ。この2神が10余歳になったころ,土から化生したという遊楽の男女の神(木荘神と草荘神)が来てそれぞれ嘉玉神,宗達神と夫婦となった。漲水御嶽は恋角と恋玉が天下った霊地である。
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ダイジャ 1976年 和歌山県 川津明神の縁起。昔、長者の娘にもとに男が毎晩通った。娘が妊娠したので母親が怪しみ、ある晩男の裾に糸をつけて翌朝たどると、滝に岸の洞穴に着いた。男は滝に住む竜が化けていたのであった。娘が生んだ子は若宮八幡と名づけられて祀られた。また、美少年に化けた滝の淵に住む蛇が村中の美人と交わった。その蛇を守護神として祀ったのだともいう。
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(ゾクシン) 1974年 滋賀県 産育に関する俗信。一軒の家で2人が妊娠すると勝負が出来てしまい、里帰りをしている娘が勝つという。猫が雄を産んだ場合、人間は女の子を産むという。鶏は産が重いので、妊婦は卵を食べてはいけないという。子供が育ちにくいときは、逆塔婆を立てるといいという、など。
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カミサマ,ウンサダメ 1967年 新潟県 昔、金持ちと貧乏な2人の男がお宮に泊まった。夜、神々が自分たちの生まれてくる子の運命を語っているのを聞いた。金持ちの家に生まれる息子は運のない人生で、貧乏な男の家に生まれる娘は運の良い一生であると話しており、実際にそうなった。
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