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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ハノカミサマ)
2000年 新潟県
こやしを積んだリヤカーが坂の下に落ちそうになったとき、(おそらくお地蔵さまのご利益で)手を引きとめたらとまった。

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(ハノカミサマ)
2000年 新潟県
子供が自転車もろともに坂の下に落ちそうになったが、お地蔵様のご利益で、自転車だけが下に落ち、本人は助かった。
類似事例

(ハノカミサマ)
2000年 新潟県
竹の子売りのお婆さんが坂の下に落ちそうになったとき、(おそらくお地蔵さまが)籠を引っ張って助けてくれた。
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ジゾウサン
1981年 和歌山県
嘉道地蔵さんの前の道では落ちる人が多いが、怪我をする人はいない。地蔵さんが抱き上げてくれるという。酒に酔ったお爺さんが自転車で川に落ちたが、それでも怪我がなかったという。
類似事例

ジゾウ
1934年 長野県
貧乏な爺さんと婆さんがいた。爺さんが雪まみれの地蔵様の雪を払い、笠をかぶせたところ、夜中に地蔵様が、鼠に引かせた車に小判をたくさん乗せてお礼にくれた。
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(ミガワリダイシ),オマモリ
1973年 愛知県
昭和24年8月27日、話者はまっくらな夜、急な坂道から誤ってリヤカーごと転落した。自分の上にリヤカーが被さるように落ちていったので一命にかかわるかと思ったが、わずかのかすり傷ひとつで助かった。不思議に思い、お守りを見れば二つに割れていた。
類似事例

キツネ
1939年 青森県
対向から勢いよく馬車が突っ込んできたので、自分の馬車を下げてやり過ごした。しかし道路が悪く、下の小川へ落ちてしまった。見ると、今来た馬車はなくなっていた。
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ミガワリタイシ,オフダ,オマモリ
1973年 愛知県
話者が伊勢を参宮するオートバレーに参加後、帰路の途中国道で前方より突進してきたトラックに接触し、車が転倒、ほうり出された。無我夢中で起き上がり怪我を調べたが、かすり傷一つなくほっとし、会社に帰って何気なくポケットに手を入れると、触ったものは身代大師様のお守りだった。運良く難を逃れさせて下さったのだろう。
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キツネ
1995年 愛知県
大工をしていたおじさんが自転車に乗っての帰り道、よく狐が荷台に乗ってきた。重くなるので「何でもいいから持って降りてくれ」というと、ご馳走を取って降りる。すると荷台は軽くなる。人が良い人が化かされ、人根性のある人は化かされない。
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アキバサマ,テング
1942年 新潟県
柱が急に倒れて転がっていったので、爺さんが追いかけた。途中、柱に踏まれて谷に落ちそうになったが、途中の木に引っかかって助かった。秋葉様(天狗)に助けられたといわれている。
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イタチガサカ
1983年 長野県
いたちが坂といわれるところで、お坊さんが歩いていると急に駕籠が重くなった。これは妖怪の仕業だと思い、念仏を唱えると軽くなったので坂を越えることができた。
類似事例

ショウベエジゾウ
1987年 長野県
昔,庄兵衛という人が牛が淵で雨乞いをした時,荒縄で縛った地蔵様を沈めた。するとどうしても上がらなくなってしまったので,庄兵衛は水底に取りにいった。そのまま上がって来なくなってしまったので,「庄兵衛地蔵」として祀った。
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ジガミ
1984年 新潟県
ある日、牛を連れて山へ草刈りに出かけ、帰ろうとするが、牛が暴れて荷を落としてしまい、何回繰り返してもうまくゆかない。そこで、付近にあった石に鞍をくくりつけたら、牛がおとなしくなって、帰ることができたために、この石を大きな杉の根元に地神としてまつるようになったという。
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ジゾウ,オニ
1941年 秋田県
爺様が転がった握り飯の綺麗な部分を地蔵に供えると、地蔵は爺様に知恵を授けた。爺様はそれで鬼から大金を手に入れたが、隣の心の悪い爺様と婆様がこれを真似して失敗し、鬼に痛い目に合わされた。
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タヌキガツク
1981年 京都府
鰯を買って帰る途中、峠を越える時に頭がぼーっとなりおかしくなった。そして手荷物を下から突き上げられた。狸がついたことを直感して荷物を差し上げ広い道に出ると何事も無かった。
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テンドウサマ
1983年 長崎県
仁田の内の人で土地を売る人がいて、カメジイと家内の親父(シュウトジイ)が買いに行った。夜になって帰る時に大雨となりシュウトジイは大水の中に足を滑らせて落ちこんだ。カメジイは川下の浅い所で流れてくるのを待った。シュウトジイは落ちた時に「天道様助けて下さい」といい、流れながら拝むと不思議と光が天道山に照りつけた。それと同時にシュウトジイサンのあしがひっかかって助かった。日頃信心していたから天道さんが助けてくださったのだ。
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ジゾウサマ
1956年 宮城県
昔、仲の良い老夫婦がおり、毎朝必ず神仏を拝んでいた。大晦日に銭が300文ばかりしかなく、神様に上げるものさえ買えないくらいだが、爺は少しでも何か買おうと町へ出かけた。途中、道端の地蔵様が雪まみれになっていたので、爺は自分の笠を被せ、腰の手拭いをさいて笠が取れないようにしっかり結びつけ、そのまま町にいくのをやめて帰ってきた。婆もその話を聞いて喜んだ。家にある物で神仏にお供えして寝ていると、夜半過ぎに見知らぬ人がきて、薪を置いていった。神様が持ってきたかと、夫婦はその人が行った方向を拝んだ。次の朝、薪を焚こうとして木を切ると中から大判小判が出てきた。そういえばその人が被っていた笠と手拭いが爺のといっしょであり、さては昨日の地蔵様が、と2人は地蔵様の方をしばらく拝んでいた。
類似事例

オジゾウサン,キツネ
1938年 長野県
お爺さんが遅くまで山で働いていると、突然お地蔵さんが現われて手招きし、連れて行ってくれと頼む。お地蔵さんをおんぶして行ったが、畑の中へ入ったり出たりして家に着かない。お爺さんがたばこに火を付けるとお地蔵さんはどこかへ行った。
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ロクブ,サル
1937年 兵庫県
狒々に人身御供にされそうになった庄屋の娘を六部が助ける。再び旅に出た六部が狒々の毒により倒れていると、爺さんと婆さんが助けてくれ、地蔵さんにこもるように言われる。その家の息子が戻って爺さんと婆さんを殺し、六部にその罪を着せた。初めに助けられた娘が六部の絵姿の異変によってそれに気づき、打ち首にされそうになった六部を助けた。
類似事例

カミサマ,ジゾウ,ウンサダメ
1955年 新潟県
昔、日暮れに雨が降ってきたので地蔵堂で雨宿りしていると、神様が自分の子の運命を予言するが、そのことを知っていて用心していたので子供は助かった。
類似事例

コマガタイワ
1987年 長野県
昔,滝の沢の山道を,まだ小さい兄妹が馬でやってきた。霧の深い日で一寸先も見えず,まず兄が,次いで妹が谷底に転落した。谷は高さ数十メートルもあり,落ちればまず助からない。しかし,しばらくして村の者が白い馬に抱かれるように気を失っている妹を見つけた。妹には怪我一つなかった。妹は駒形(馬の形)が岩に刻まれていたと聞き,信心深い兄が身代わりになって命を助けてくれたのだと言った。兄妹は名のある土豪だったが父が防人に召されている間に手代に家や土地を奪われ,父を探す旅をしていたのだという。丁度この時武人が通りがかり,騒ぎを知って女にあった。武人は父であった。父はその後村人と協力し村のために尽くした。村の発展は駒形岩のおかげだと,今も駒形神社で祭りが行われている。
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