モチ,ミノ 2000年 香川県 子供が生後初めて迎えた誕生日は、一誕生や初誕生と呼ばれる。この時は、箕の中に立たせて、子供に餅を入れた重箱を背負わせて、わざと倒した。こうすると子供は将来怪我をしないという。
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ナキゴエ 2000年 香川県 子供が生後初めて迎えた誕生日を初誕生というが、マメノゴハン(豆ご飯か?)とオカシラツキ(尾頭付きの魚か?)を高膳につけて祝う。この時、母親が高膳の下から子供に前世を聞く。すると畜生の鳴き声が聞こえてくるのでそれが分かるという。
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(ゾクシン),シリョウ 1933年 北海道 誕生した子供に故人の名前をつけてはならない。もし用いると死者の霊を悲しませるのみではなく、ひいては死霊の祟りがあるという。
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(ゾクシン) 1963年 愛媛県 初誕生の日には紅白の餅をつき、部落中に配るという。紅の餅を大きく、白の餅を小さく作る。男児の場合は餅と金槌を背負わせて箕の中を歩かせると力がつくという。女児の場合は餅とお金を背負わせて箕の中を歩かせ、その時に泣くと声が良くなるという。泣かない場合はシャモジでつつくとよいといわれている。
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ツキヨノカミサマ 1958年 大分県 子供の誕生の時にはゴンゾウワラジという小さな草鞋を作って履かせ、餅を踏ませたりする。この草鞋を月夜の神様に供えるといって家の前の木に吊り下げておくと目を患うことがないという。
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ハゴロモ,テンニン 1979年 鳥取県 2人目の子の誕生のお祝いにと、隠しておいた羽衣をだしたら、母はそれを取って昇天してしまった。
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カタハノアシ,カタメノフナ 1967年 福島県 梁川の正宗公お誕生産湯の池には片葉の葦と片目の鮒がある。
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テンノウハカ 1985年 茨城県 天王墳は、誕生仏の出た土地であり、五重塔もあったと推測される。この墳のものを取ると、祟りがあると言って篠の原野になっていて、手を加えるものもない。
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テング,アマノジャク,テンニョ 1983年 岐阜県 2匹の天狗、もしくは天狗の邪鬼か天女が双六盤を投げ捨てた。この事により奇岩が誕生した。
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〔ヤオビクニ〕 1936年 新潟県 佐渡の大石は八百比丘尼の生まれ故郷である。人魚を食べて長寿を保った伝説や、田屋に誕生の屋敷跡がある。
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ヘビ,カアパ 1967年 茨城県 昔、川には悪い蛇が居た。子供が命を取られた。六部に祈祷してもらうと、12月朔日に餅をついて子供に持たせて川に投げ込ませれば、子供は大丈夫だと言われた。それから子供が命を落とすことはなくなった。
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(ゾクシン) 1972年 岐阜県 上名礼では男性42歳で授かった子供は親に添わないといわれ、箕でひだすと称して箕の中に子供を入れて、上下するという。
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センダツ,ノリウツリ,レイ 1977年 茨城県 昭和初期、須釜家の長男が馬車に轢かれて死に、母親は気が狂ったようになった。観音のお告げに従い、次男の誕生を期に庚申塔を制作した。以後、交通安全の神様として祀られている。
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キツネモチ 1922年 島根県 出雲の国、中国山脈の片田舎のある村では、狐持は昔からあり、婚姻の際には避けられていた。ある狐持の女の人がある男と周囲の反対を押し切って結婚して子供をもうけたが、女の親は怒って男を呪詛した。その呪いは成就し、男は前の妻との間にできた子の誕生日に目が痛くなり、ついには盲目となった。
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エイソオウ,ニチリン 1935年 沖縄県 英祖王という人物は、母の夢で、日輪が懐中に飛び込んで生まれた。また、誕生の時は、産屋に満ちた祥光異彩が雲まで届いた。
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ユウテンダイソウジョウ,ユメ,キツネ 1975年 祐天大僧正は、子のいない父母が、月輪が庭の木に降り、地蔵大士が如意珠を授ける夢に見た後に生まれた。誕生を祝って親族が集まった時、外に狐が来て三回鳴いた。皆が怪しんだが、祖母は夜に見た夢とこのことで、子供は優れた人物になると確信したと言い、僧にするよう訴えた。
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イヌ,テンセイ 2001年 殺された犬が埋められた場所から木が生え、それが臼にされる。臼が燃やされると灰になり、その灰が花を咲かせる。異常誕生した犬の精霊は不思議な転生をくり返し、数々の奇端をあらわすことができる。
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ヒノトリ,フシチョウ,オウゴンバット 1981年 不死鳥は輝く翼を持っているが、それは発光水中微生物が水鳥の羽について、その鳥が飛び立つときに光を放つからそのように見えるのである。不死鳥伝説はこうして誕生した。
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キツネ 1957年 新潟県 ユイで米を搗いた帰り、遅くなって一人で歩いていると大人でも子供でもないものがカンテラを灯した。子供が迎えにきてくれたのかと思って帰ると、子供はずっと家にいた。あとで見ると雪が一ぺら降っていた。狐の仕業。
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オオグモ 2003年 福島県 磐城地方では、12月1日はカワペリノツイタチである。この日は川辺に餅を供えたり、川中に投げ込んだりする。昔この日に子供が川で釣りをしていた。その時一匹の大蜘蛛が川の中から出たり戻ったりしていた。子供は糸にまかれ川に落ちて死んだ。これは、子供が朝に小豆御飯を食べなかったからだという。
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ウマレカワリ 1944年 神奈川県 5歳の愛児を亡くし悲しんだ親が口寄せを頼んだ。すると「もう一度傍に帰りたいから、姉さんが地蔵様に石を供えてくれ」とのことだった。そのとおりに姉が毎日石を供えると、やがて男児が誕生し、愛児の生まれ変わりと信じられた。
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