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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビ
1966年 鳥取県
蛇切淵は、450年程前に蛇が出ると言うので若桜の武士が潜って退治した場所。280年程前までは蛇の骨が転がっていたが、大水で流されたという。

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ヘビ,ダイジャ
1936年 鳥取県
五百年程前、若桜の城に矢部山城守がいた時、根安橋の上の淵に大蛇が住んでいて、道行く人を騒がせた。それが殿様の耳に入り、その家来の武士が退治しようと淵に出かけた。幾日も待ったが現れず、「もしいるのなら姿を見たい」と言うと、小さな蛇が現れた。この蛇に切りつけると、淵はにわかに湧き立ち、水は朱にそまり、大蛇があばれた。死体は長さ十四間もあった。
類似事例

ダイジャ
1965年 福島県
絹谷にあった貯水池で大蛇が尾を突っ込んだため栓が抜けずにいた。そこで潜りの名人金ヶ沢の勘太郎が依頼を受け、見事大蛇を仕留めた。その大蛇を埋めた上に桜を植え、その木は今も残っている。
類似事例

ダイジャ,チザクラ
1936年 福島県
大旱の時、水を引こうとすると、出口を大蛇がふさいでいたので、一人の若者が刀をくわえて飛び込んで大蛇を切った。その血しぶきのかかった桜は伐ると中から血が出るという。
類似事例

ダイジャ
1961年 静岡県
250年位前、甲斐国八代郡篠原村の絹屋が松崎の伏倉の旧家、セキセイ太夫の所へ泊まっていた。絹屋はアザノガハラ(字野原)の池の主である大蛇をとりにいくのに名刀をもっていき、その刀が大蛇除けになった。しかし、その刀をすりかえられ絹屋は大蛇に呑まれた。絹屋の娘の姉妹はアネグスヤマ(姉越山)とイモウトクボ(妹窪)で大蛇をまちかまえ、計略をめぐらしておびきよせて射た。大蛇は蛇鋏みという穴に入り込んで、7日7夜うなって死んだ。その大蛇の骨を埋めたところを大蛇院といった。
類似事例

ナガモノ
1968年 奈良県
大蛇が出没して困っていた。村人が集まって相談し、サカキの枝がいいということになり、サカキの枝をもって山に入り、発見した大蛇の肛門のあたりを刺して退治した。大蛇を見た者が熱を出して寝込んだ話もある。
類似事例

ダイジャ
1975年 山形県
肘折温泉の近くの岩穴にすむ大蛇を小山八蔵という士が退治した。この後小山家の一族が肘折温泉に行くと必ず怪我をしたり病気になったりする。明治の中ごろこの血筋の者が温泉に泊まり、普段呑まない酒を呑み二階から落ちて大怪我した。大蛇の祟りといわれる。
類似事例

ダイジャ
1987年 山形県
蛇が山に棲んでいて、狭くなったので海に出たくなり、大雨を降らして山を崩してそこを出た。大蛇が山を崩しているのを見た人もいるという。そこをいま、蛇くずれという。この大蛇は鮭川のあたりで死んでしまい、その死骸から毛ダニが生まれた。その鮭川のあたりには毛ダニが多いので、そこを通ったら厚い湯に入らなくてはならない。
類似事例

ダイジャ
1961年 静岡県
昔、大蛇が長者が原の方から天城山の池へ通っていた。その当時、尾張の針屋が刀をさしてきた。大蛇がその人を呑もうとすると刀が自然にぬけて大蛇にむかい、針屋は呑まれなかった。それを見ていた人が刀をすりかえたので、その次には呑まれてしまった。針屋の娘が大蛇を退治しに来て、小杉原のアネガクボとイモウトガクボというところで、大蛇を射た。最後の矢が大蛇の目に当たり、蛇は転げて岩にはさまった。その岩はジャガバサミという。また、大蛇の歯と使った矢を伏倉のナカインキョが蔵している。
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ウワバミ
1967年 福島県
鷹の巣という淵は昔大沼で、うわばみが室原草帚山より通ってきていたという。安永年中に自在院の僧が、その大蛇が水上に全身を現しているところを見たという。実に恐ろしい姿で、僧は即時に病気になり、100日あまり苦しんだという。
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ヘビイシ,ダイジャ,ジャシラミ
1930年 愛媛県
巫ヶ淵は大州臥龍の淵に通じている。ここに大蛇の巣があり、蛇石は大蛇の玩具であるという。鎌倉山頂に蛇石をはこんで人々を害を与えたため、雲峰山天龍院の僧が大蛇を鎮封して禍を根絶やしたといわれている。今でも、鰻の子に似た蛇虱(じゃしらみ)というものがいるらしい。
類似事例

ヘビ
1982年 東京都
明治のはじめ頃、草刈に行って蛇にからまれた人がいた。どうしてもほぐれないので、口で蛇を食い切ったら、蛇はみるみるうちに大蛇になって、そこへのたうちまわって、その血が3日3晩流れたあとがザンボリ川である。
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コエ,ヘビ
1990年 長野県
江戸時代、尾張藩では与川から毎年木を伐りだしていた。あるとき、人夫が山にいると、「早く行かないと大水が出るぞ」という声が聞こえたが、人夫たちは馬鹿にしていた。すると本当に大水が出て大勢が死んだ。イケジキというところにあった沼の蛇が抜け出すために大水害を起こしたのだという。
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カミサマ
1980年 青森県
かげが淵は、昔、かげの馬に乗って蛇のたすきをかけた女が飛び込んだところ。淵の近くに立つと水面に神様の影がうつるという。
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ジャコツ
1970年 愛媛県
湧ヶ淵には昔大蛇が住んでいた。美女になって現れた大蛇を三好秀勝という者が鉄砲で撃ち取った。その蛇骨が三好家の子孫に伝えられているという。大旱魃の時には、この淵に雨が降るように祈る。毎年11月23日には蛇骨祭を行い、供物を橋の上から流す。
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チザクラ
1967年 福島県
平絹谷の青滝の堤に大蛇がすみ、灌漑用水を止めてしまったので、ある若者がこれを切り殺し、死骸を池畔に埋めた。ここにある桜の木はどこを切っても血のようなものが吹き出るので血桜という。年に3回花が咲くが、その都度花の色が異なるという。
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ダイジャ
1971年 福島県
八幡太郎義家が今の塙町を通りかかると1人の男が崖を掘っていた。理由を尋ねると、男の父が湖の大蛇にのまれ、その敵を討つために崖を掘って水を干上がらせようとしていると答えた。義家がそれを手伝わせて水がひくと大蛇が現れた。そこで義家は弓張堂から大蛇を射殺した。このときの弓が矢祭山に置いてある。そして、大蛇の骨は源八山竜沢寺にあって、薬になるといって人々が削っていく。
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レイジャ
1985年 愛媛県
淵に蛇が住んで住民に危害を加えていたが、嘉永二年に宇都宮永綱が射止めた。ところがその蛇霊が祟るようになり、淵を平らげ、寺を造って蛇霊を断じた。
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ババフチノヌシ,ダイジャ
1939年 秋田県
草刈鎌で探し物をしていたとき、大蛇を傷つけてしまった。家に逃げ帰ったが恨みで死んでしまった。同じころ、湯治場で老女が大傷を養生していたが、見かけないものであったので、婆々淵の主であろうと噂された。
類似事例

ダイジャ
1970年 奈良県
昔、義渕僧正が村岡寺にある竜蓋池に住んでいた大蛇を退治した。旱魃の時、この池の中央にある石を動かすと雨が降るという。
類似事例

ダイジャ
1994年 京都府
淵にすみついて人民を悩ませていた大蛇は、伊賀守影綱に退治される。
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