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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キシタケナガレ,キシタケトウノオンリョウ
1999年 佐賀県
呼子には豊臣秀吉に滅ぼされた、岸嶽一党の墓が点在している。これを岸嶽流れと呼び、その怨霊が人に憑くと信じられている。

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キシタケサマ
1999年 佐賀県
豊臣秀吉に滅ぼされた名護屋の豪族、岸嶽一族を弔う石碑は岸嶽様と呼ばれ、近くを通るだけで寒くなったり頭痛がしたりすると言う。小便などかけては論外で、道路工事で動かそうとしたときにも祟りがあった。昔は4月の第1日曜のころに祀っていた。
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ヤブガミサマ,キシダケ,オヒメサマ
1968年 佐賀県
藪神様を祀っている家がある。神様ではなく、仏様として祀る。無縁仏で、薮神の木や竹を切ったり、祀らなかったりすると祟る。藪神様は岸岳くずれの神であり、岸岳一党、岸岳末孫であるという。薮神様、お姫様の前を通るときには、咳払いをしないと咎められるという。
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キシタケサン,キシタケバッソン,タタリ
1999年 佐賀県
岸嶽さんの土地に手を入れると祟りがある。以前、岸嶽さんの土地で工事をしていたブルドーザーが引っくり返って工事の人が下敷きになったり、基礎のコンクリートの柱に刺さったりという事故があった。
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オヘンロサン
1984年 愛媛県
坂の谷に遍路墓があったが、予讃本線開通の時に墓石を土中に落とし込んで埋めてしまった。ある人夫が病気にかかり、祈祷師に拝んでもらうと、お遍路さんが祟っていると告げられた。墓石は掘り出されてもとの場所近くに戻された。
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ボウレイ
1933年 鳥取県
昔々、秀吉の時代にあった大富豪があった。家の主人が金銀大判小判を埋めに行ったとき、それを負っていった下男を口封じに殺し、供養のために墓を建てた。その墓から下男の亡霊が現われることがあり、幽霊墓と呼ばれた。
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エンノマツ
1938年 鳥取県
この松に斧を入れると祟りがあり、枝を伐っただけでも腹痛を起こした。懸賞金をかけて近郊の人に伐らせたところ、松の根元には古い墓があり、一字惣一と刻まれていた。
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カリコボウ,ヒョスボ
1992年 宮崎県
武士が誤ってかりこ坊を殺してしまい、埋めた。すると、妊娠していた妻の腹をかりこ坊のようなものが食い破ってしまった。山伏に山神の祟りといわれ、山神塚を作って埋めた。
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サルイシ
1965年 青森県
盛岡城下三戸町辺にあった元足沢左十郎宅では、屋敷の丑寅の方角を鬼門として角を欠けさせた。この欠けたところに猿石という一尺ほどの石があった。猿が足を投げ出して座っているような形をしていて、これに触ると祟りがあるというので、人はこれを避けている。
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〔ジョウゲンチュウ〕,オキクムシ
1974年 滋賀県
近江国志賀郡別保の里に常元やしきと俗称される家があり、ここに居る者は必ず禍があるという。その故を尋ねると、蒲生家の侍だった南蛇井源太左衛門なる無頼が諸国で悪行を重ね、生まれ故郷の別保に帰って剃髪して常元と称した。慶長5年に以前の罪で捕縛された常元は、その家の柿の木に縛られて最後には斬られた、しかしその骸を木の根本に埋めたところ、数日後、顔や目口鼻がある人を縛っている姿に似た妖しい虫が、毎年多く墳上に現れて、蝶に化けて消えたという。人々はこれを常元虫といった。
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イシヅカダイミョウジン,タタリ
1975年 愛知県
豊丘小学校の裏山に石塚大明神がある。昔、ここは野間で殺された偉い人、源義朝か鎌田政家を埋めた場所で、子供の頃から石塚さんの石ひとつでも触れると祟りがあると恐れられて近寄らなかった。
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キシダケバッソン,タタリ
1968年 佐賀県
殿の山というところには、岸岳末孫の五輪塔が無数にある。ここには岸岳のはなみかわの守の出城があり、豊臣秀吉・加藤清正軍との勝負のついた場所なので、地名も菖蒲という。殿の山の木を切ると祟りがあるといい、手をつけなかった。盆正月には、法印に拝んでもらう。
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ガギザカ
1968年 群馬県
箕輪城が武田信玄に滅ぼされたとき、脱出した藤鶴姫一行が、人の声を聞いて追手と早合点し、自害してしまった。声は姫の味方の軍勢のものだった。声のしたあたりを一言坂、自害した坂を限り坂という。限り坂は今、訛ってガキ坂と呼ばれていて、そこのお堂に座ると鼻血が出るという。
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レイカウ,オトコヤマハチマン
1978年
秀吉在世の頃家康が男山八幡宮に参詣して祈願した夜に霊夢を見た。僧に判じさせたところ徳川家の行く末を示していた。
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タタリ
1929年 愛知県
御園峠には炊けだの武将、望月右近太夫の墓がある。彼は御園で土人の手にかかって倒れた。その時御園の老婆が望月右近太夫に山賊よけに金は旅の中に入れておくとよいと親切ごかしに教えて、後里人に殺させ、その際足袋を持ち帰った。後にこの老婆の家は未だにこの祟りを受けている。
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ゴリンサン
1970年 鳥取県
二上城を山名時氏が治めていたが、豊臣秀吉に攻められてあたり一帯が焼き払われた。そのときの無縁仏を城落ちの五輪さんといい、いたるところにある。個人で祀る。屋敷を開いた人や士族の墓も五輪さんといい、古い屋敷にはたいていある。病気になって法華さんに相談すると、どこどこを掘ってみろといわれ、その通りにすると五輪さんが出る。祀ってもらいたいために祟るという。
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シュテンドウジ
1932年 兵庫県
惣社境内の東南、案内社の西にある鬼岩は、大きさ3尺程で酒呑童子が変じたものだという。この岩に座ると祟りがあるともいう。
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オテングサマ
1954年 栃木県
トリノコ山のお宮の大木を切りかけた樵が、その日の夕食後「お天狗様ごめんなさい」とくり返し、炉に頭をぶつけて死んでしまった。天狗の宿り木を切った祟り。
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タタリ
1935年 長野県
権現城が落城し、城主の妻子がおちのび、恩顧の惣十郎に助けを求めたが、騙されて殺された。その後、惣十郎の家に祟りがおこったので、『関八幡』として霊を祀った。
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ショウショウヅカ
1982年 群馬県
少将塚は信沢右近衛少将高家を葬った塚ちといわれ、触れると祟りがあるという。
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〔タキブチノヌシ〕,ヒ,シロイコロモヲキタオンナ
1957年 愛知県
滝渕という古い渕を工事のために埋めてしまったら、その責任者の家の井戸の石垣から火が出たり、スズミから火が出るなどの怪異がおこり、家が焼け、結局絶家してしまった。滝渕の主の祟り。この井戸からは夜になると釣瓶を手繰る音がし、白い衣を着た女が水を汲んで居る所などが見かけられた。
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