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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1983年 東京都
炭焼きの山小屋に泊まっていると、外で呼ぶ声がするのでムシロをあげてみると、タヌキがしっぽでムシロをこすっているのが声に聞こえたのであった。タヌキが死んだふりをしたので、とってタヌキ汁にした。

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タヌキ
1984年 埼玉県
白石の下の家にある日の夕方、得体の知れない男がやってきてイロリにあたらせてくれという。おじいさんとおばあさんがあたらせてやるとそれからちょくちょく来るようになった。どうもおかしい、その男はタヌキの化け物ではないかと思った。翌日は餅を食べていき、次の日にやってきたときに酒を飲ませると、火の側でウトウトしだし、見ていると木の葉が出てきた。そこで石を焼いて焼き餅だといって投げてやるとその石が股の間にのったので、タヌキは逃げ出してそれ以来2度と来ることはなかった。それはムジナ沢のタヌキである。
類似事例

タヌキ
1981年 長野県 
泊り込みで炭焼きをしていると、夜中に木を切る音、木が倒れる音がする。出て見ても何もない。小豆を洗うようなザラザラという音もする。タヌキの仕業。
類似事例

タヌキ,キツネ
1986年 愛媛県
とあるおじいさんが山で炭を焼いていて夜に炭火を止めようとして小屋の中にいるうちにうとうとしてしまった。そのとき、「じいさん弁当持って来たぞ」という声が聞こえたのだが、だれもいなかった。たぬきやきつねは人の口真似が上手く、実際何をいっているかわからないが、人が遠方で話しているのと同じようなかんじに聞こえるのである。
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タヌキ
1982年 群馬県
タヌキが、じいさまに化けて囲炉裏に当りにきた。お婆さんが相手をしていたが、そのうち囲炉裏一杯にきんたまを広げたのでタヌキだと思って、クヨキリ(熱い灰)をきんたまにぶっかけたらタヌキは驚いて逃げ、山で正体を出して死んでいた。
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ムジナ,タヌキ
1980年 岐阜県
山小屋を造って生活していた時、夕飯後にガス燈の下で木を伐る音がしており、おかしいと考えているとそのうちの1人が「ムジナだ」と叫んだ。すると音もガス燈も消えてしまった。後で見ると、たぬきが小屋の壁をひっかいていたという。
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キツネ
1970年 滋賀県
シュウロボウキ屋が夜明け前に塩津の町から峠を越えて歩いていると、狐が寝ていたので箒で小突いてからかった。箒屋が帰り道、峠に差し掛かると真っ暗になってしまい、困っていると火が見える。近づくと大きな宿屋で、泊まることにして飯を食べて湯に浸かった。そのとき通りがかりの人から「何してるんだ」と声がかかり、気がついてみるとノツボに入れられていて、ご馳走はその縁のうんこだった。
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タヌキ
1974年 愛媛県
みよという所の炭焼きが、祭りの晩に山奥へ炭焼きに行った。薄暗くなったころに餅を取りに家に戻り、餅を小屋の中に吊り下げて寝た。夜中に目を覚まし外へ出ると、女の声がした。その声について5分ほど歩くと声が消え、小屋から離れた場所にいた。狸に化かされたと思って引き返すと、狸に餅を全部取られていたという。
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ムジナ
1975年 新潟県
爺さんが山へ炭焼きに行き小屋に泊まっていると、夕飯を終え寝ようとしたとき、女が訪れ、とめてくれといって炭火に手をかざした。爺さんが炭火をぶっかけると、女はムジナの正体をあらわして逃げた。
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キツネ
1975年 岩手県
山を越えてきたら立派な女の人が乳を飲ませていた。そばへ寄っていくと消えたのでキツネにだまされたと思ってタバコを吸った。すると、シューと音がした。キツネが怖がって、石になって声を出してしまったのである。
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コテング
1936年 岐阜県
木こりが山小屋で入浴中、「気持ちよいか」と側の木から声を掛けてくるものがいた。木こりが罵声をあびせると「覚えていろ」と声がした。翌朝気が付くと大事なまさかりが飴のように曲げられていた。
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ホイホイ,シロムジナ
1964年 福島県
まぐろ売りからまぐろを買って食べ、寝ていると夜中に「ほーい、ほい、ほい」という声が谷のほうからする。声は普通の人とちがって何か変である。枯れ木に火をつけ谷底に落とすと、がさがさ逃げる音がして静まった。白むじなであろうと言い合った。
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キツネ,タタリ
1988年 茨城県
炭焼き小屋にご馳走をえおいておいたら狐に食べられたので、狐を殺した。するとその人の親が病気になってしまった。調べると祟りだと言われ、塩や線香でお祓いをした。
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オニオバ
1980年 青森県
旅のわらしが道に迷って一軒屋に泊まった。その家のおばあは赤鬼の面の鬼おばだった。赤子を串焼きにしているのを見てわらしは逃げ出し、炭焼きに助けられた。
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テング
1983年 東京都
炭焼に行って、おじいさんが小屋に泊まっていると、天狗がやってきて、萱葺きの屋根に手を突込んで驚かそうとした。しかし、鮭のしょっぱいやつがあったので止めた。
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タヌキ
1986年 埼玉県
名栗村の炭焼きのじい様が夜に寝酒を飲んでいると、墨染めの衣を着た坊さんが尋ねてきたので、ご馳走した。それが何回か続くようになったのでじい様は怪しみ、焼き団子を進ぜようと言って火箸でいろりの灰の中から石をつまみ出し、坊さんの衣にくるんだ。すると坊さんは「あっちっち」と言って外へ飛び出して行った。次の日、山道に古狸がやけどをして死んでいた。
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キツネ
1990年 長野県
野菜を作る畑にシシが出るので、それを追うために小屋を建てて毎晩泊まっていた。あるじい様が小屋で寝ていると、「寝たか」と言ってばあ様が鼻の辺りに手をかざした。不審に思ったじい様が朝にきたばあ様に尋ねても知らないと言うので、きつねが化けて出たのだと短刀を持って寝ていた。するとまたばあ様が来て手をかざしたので、小柄で突いた。すると悲鳴を上げてきつねの姿で飛び出したので、朝に血の跡をつけていくときつねが死んでいた。そこに塚を建てたことで地名がきつね塚になった。
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ジイサン
1939年 香川県
山奥で炭を焼いていると、爺さんがやって来て煙草を要求するので与えた。煙草を吸う間、炭焼きがおびえながら炭を竹串でつついていると、竹串が燃えて節が大きな音を上げたので、爺さんは驚いて逃げた。
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ヒダリメッコ
1956年 宮城県
箆岳山みたいなところに老夫婦が住んでいた。あるとき爺が今日は遅くなると行って町に出かけた。晩方になって意外と早く爺が帰ってきたので、爺の顔を見ると左目っこの爺が右目っこになっていた。「狸が化けたか」と気をつけて、爺の好物の南ばん大根を作ったが、爺はその焼き大根を食べようとしないので怪しむと、狸は思い切って食べてむせた。婆はおかしさをこらえ、大きな叺を持ってきて、早くこの中に入れと狸に言う。さらに「おじんつぁんは隙間があると寝付かれないから、いつもぐるぐる縄を巻かせるが」とうそをつき、狸をぐるぐる巻きにする。狸を言いくるめて寝たふりをさせ、そのうち八つ下りになって本当の左目っこの爺が帰ってきたので、婆は今日のことを語った。爺はびっくりしたが、やがて「ばんさまのおかげで狸汁食うにええ」と喜んだという。
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タヌキ
1991年 愛媛県
炭焼きがお宮祭りの帰り、酒に酔って炭焼き釜へ寄ったら狸に引かれて、田んぼに入って稲を踏んで回ったりわけのわからないことを言ったりして、気づいたら夜明けになっていた。
類似事例

キツネ
1980年 青森県
酒を飲んで夜の山道を行ったら、キツネがもどしたものを食べたくてまやかした。
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