ウミカラクルカミ,フナユウレイ 1931年 東京都 伊豆七島には、悪いことをして殺されたものが盆に出てきて、海岸の村を脅かすという信仰があり、村人はうら盆や、大晦日の晩に海に出る船幽霊と同じ性質を持っていると考えている。この話は伊豆七島のほぼ全般で信じられている。
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カンアタリ,マモノ 1933年 沖縄県 死はほとんど外界からくる霊感や魔物の祟りと信じられていた。例えば神が通行されるのに出逢ったりするのを「神当り」(カンアタリ)と恐れ、病気を煩って死ぬという。また祖先の祭祀を怠ったり墳墓などがいたんだり、祖先の苦痛を感じなかったりすると直ちに病になって死ぬとする。
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ヘイタイノレイ 1995年 鹿児島県 太平洋戦争中、悪石島沿岸には多く日本兵の死体が揚がった。その埋葬を手伝った島民は、夜間霊に襲われ、寒気がして眠れなかったという。霊は、ネーシ(巫女)の口を借りて、島民たちに礼を述べたという。そのために島民たちに憑いたという。
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(ゾクシン),タタリ,ショウリョウ 1935年 滋賀県 長期の病気は、何かの祟りとか、人の精霊のせいだとか言われた。人の精霊の場合は、憑いている人が祈祷の満願の日に病人の家に用もないのにやってくるものだという。
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オニ 1972年 鹿児島県 奄美大島では旧8月のアラセツから7日目のシバサシの日に、海から来るコスナガシという祖霊をまつる日の夜に迎え火送り火のような火を焚き、これを「鬼の足(ヒサ)焼き」という。鬼の足を焼いて鬼を追うのだと言い伝えている。
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ミサキカゼ 1956年 ミサキカゼという悪い風に行きあうと、急に悪寒を覚えたり、倒れて病気になったりする。ミサキカゼというのは、神のたたりではないが、妄念をのこしている人の亡魂のことで、秋田や山形庄内地方でも、突然の横死者に対してかつて同じようなことが言われた。
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ミサキカゼ 1956年 ミサキカゼという悪い風に行きあうと、急に悪寒を覚えたり、倒れて病気になったりする。ミサキカゼというのは、神のたたりではないが、妄念をのこしている人の亡魂のことで、秋田や山形庄内地方でも、突然の横死者に対してかつて同じようなことが言われた。
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ミサキカゼ 1956年 ミサキカゼという悪い風に行きあうと、急に悪寒を覚えたり、倒れて病気になったりする。ミサキカゼというのは、神のたたりではないが、妄念をのこしている人の亡魂のことで、秋田や山形庄内地方でも、突然の横死者に対してかつて同じようなことが言われた。
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ミサキカゼ 1956年 ミサキカゼという悪い風に行きあうと、急に悪寒を覚えたり、倒れて病気になったりする。ミサキカゼというのは、神のたたりではないが、妄念をのこしている人の亡魂のことで、秋田や山形庄内地方でも、突然の横死者に対してかつて同じようなことが言われた。
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ヨウカイ,カゼ 1990年 山形県 山形市内では、昭和40年頃まで風邪の原因は妖怪だと信じられていた。
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マブリ 1982年 鹿児島県 奄美大島では、マブリ(霊魂)は背筋から抜ける。
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センジョウサマ,オオカミ 1983年 岡山県 神郷町高瀬の梅田では、村に災厄があると船上様の狼がうなるといわれている。この狼が長くうなったときには、伝染病が流行するともいわれている。
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イヌメ 1956年 イヌメという目に見えない不思議な生物を持っている人がいたという。それがこの人にまつわり、この人が変なことをいうと、必ず部落のどこかに死者が出たと噂された。
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カミサマ,アカギメイリッシン,セッタリッシン,ヤスキヤバリッシン 1973年 鹿児島県 昔、神様は奄美大島の岬のさきざきに立神をおかれた。赤木名立神、節田立神、安木屋場立神、名瀬立神、今里立神はこうしてできた。この立神のおかげで島は固まり、人間が住めるようになった。
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シチニンミサキ 1943年 高知県 七人みさきにであうのは船に乗っているときや磯にいるときで、天候の悪い日である。目には見えないが体がぞっとして、熱が出る。沖で遭難したものや、横死した者の亡霊が祟っているためで、人ひとり殺すと、ひとつの亡霊が正しい仏になれるため、常に人間に取り憑こうとしている。
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ヤンブシ,ヤンボシ 1974年 鹿児島県 奄美では、ヤンブシは髪を振り乱した妖怪として恐れられていた。『日本民俗語彙』によれば、鹿児島の肝属郡百引村では、「夜、山道で時折り出会う、ぼうと大きな人影のような妖怪」をヤンボシと言っている。宮崎県でも、坊主が首をくくった所には必ずヤンブシが出、夜山へ行くとヤンボシが隠すといい、これらと一連の妖怪だったと考えられる。
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カンノンサマ 1960年 岩手県 某家の先々代が病気になり、ハジカミという物知りに観てもらうと、先祖が持ってきたカンノン平のカンノンカツラの観音様をまつらなかった祟りだ、と言われた。
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(イヌガミ) 1980年 四国地方では犬神という事がある。犬神が憑いている人に憎まれた者は、すぐに犬神が憑き、心身共に混乱して病気になったり、死んでしまったりするという。しかしこれは病者が犬神を常に恐れ、病気になると、常に犬神の仕業と思っているためであると、四国地方に住む医者はいう。
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ヨウカイ,ヨウマ 1989年 沖縄県 昔、久嘉喜鮫殿が漁を通じて親しくなったある男が妖怪であることに気づき、その男が当山にある桑の老木に住んでいることを探し当てた。鮫殿は妻にその樹を焼かせ、妖魔は国頭に移っていった。その後、首里で鮫殿が友にその話をすると、妖魔の化身であった友が怒り小刀で鮫殿の指の間をきりつけた。それがもとで死んだ鮫殿は、指の間以外は鯖鮫のような肌で、指の間だけが柔らかかった。
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ユウレイ 1988年 長野県 幽霊は生前の怨みをはらすために現れるものだといわれるが、その姿は見えないものとされている。
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