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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミノコ,ナナツ
2000年
「七つまでは神のうち」などといわれるが、七歳になるまでの子どもは人間界と祖霊界の間をさまよっていて、まだ完全には人間界に入りきれていない。七歳の節目を越すことができればこの世でも生きていくことができる。

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ウンサダメ,カミサマ
1977年 神奈川県
ある狩人が夜遅くなってしまうのでお宮に泊まっていると、神様がその狩人の家に生まれた子は「7つで水で終わる」と言っていた。この子供が成長して、ある日友達と釣りに行こうというとき、川上へ向かう途中で大蛇が出てきて狩人の子供を飲み込もうとした。神様の言葉を聞いて心配していた狩人は、用意していた銃で大蛇を撃って子供を助けた。
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トリゴ
1941年 福島県
治病に関する俗信。子供が丈夫に育つようにと、出生前または出生後何年かは神様に子供をあげたとして、また本名の他に神様から名前をいただいて育てる。このようにしている年齢をトリゴの年期とよび、終われば御礼参りへ行く。
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オサン
1980年 和歌山
三十七歳の時に七人目の子を産むと親が死ぬ。
類似事例

(ゾクシン)
1964年 不明
子どもが生まれたとき、橋をわたらず3軒とか7軒のせっちんに参ると子どもが無事育つ。
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カミサマ
1977年 神奈川県
ある赤ん坊がお宮参りに来たとき、神様が「7つの年にハチにかみそり」と言ったのを近くにいた乞食が聞いた。何のことかと思ったが、この赤ん坊は7つになってお宮へ行こうというとき、ちょうど襟首をカミソリで剃ろうとしていたらハチが飛んできたので、勢いよくカミソリを振り、首を切って死んでしまったということであった。乞食はこのとき、神様の言っていたことが分かったという。
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シノヨソク
1944年 愛知県
子供が死を予期していると思われることがある。ある子供は「5つの時に善光寺様へ行く」と言っていたが、5つの春に死んだ。別の子は「これ、わしの墓だぜ」と親を気持ち悪がらせていたが、じきに死んだ。
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(ゾクシン)
1985年 福島県
子供は7つ前は左目が小さいといい、これは風吹神社の地蔵と関係があるらしいと思われている。
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ムイカゾリ
1956年 宮城県
生後六日目の新生児の産毛を剃り落とすことを六日剃りという。そのとき、盆の窪や耳ぎわの毛、あるいは頭の中央の毛を少し残しておく。これは子供が災難に遭ったときに神様がその毛をつかんで助けてくれる、という俗信に基づくという。
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ウジガミ,ジゾウ
1919年
旅人が鎮守の宮に泊まっていると、地蔵と鎮守の神がこれから生まれる近所の子供の性別と寿命を話し合っていた。実際にうまれた子供は話通りに、男の子で7歳で溺死した。
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(シノオツゲ)
1978年 新潟県
ある男の子が、雁田神社で「5つになると死ぬ」というお告げを受けた。丈夫な子供だったが、敷居に躓いて縁に落ち、あっけなく死んでしまったという。
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(ウマレカワリ)
1992年 宮崎県
人間に生まれ変わるには、動物を経て7回生まれ変わらなくてはいけない。
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(シノヨチョウ)
1977年 和歌山県
ある空き家に神様がいて、そこに別の神様が来てお産があるので行かないかと言った。今日は客があるのでと断ると、1人で行った。帰ってきたのでどうだったかと問うと、「産まれた子は八つの鎌だ」と言った。その時産まれた子どもは8歳のときに鎌で死んでしまった。
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レイコン
1942年 沖縄県
子どもが衰弱して病気になるのは、霊魂が体から抜け出したからだという。
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サダメ
1941年 愛媛県
生まれ子が七歳になったら水に誘われて死ぬ運命を持っていると知った父親が、それを防ごうとしたが、子供が七歳になった日に「水」の字が書いてあった暖簾に首をかけて死んだという。
類似事例

(ウマレカワリ)
1982年 群馬県
7歳までの幼児を埋葬するときに、体に字を書くと同じ字や印のついた子が関係のない家で生まれる事がある。生まれ変わり。
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(ゾクシン),マモノ
1933年 長野県
お宮参りの済むまでは子供を外へ出さぬようにする。宮参り前は穢れているから、直接日に当てると「お天とう様」を汚すとも、魔物に魅入られるともいう。お宮参りをしない子供は川を越えるものではない。是非とも越さねばならない時には、しめしをあわせて行く。そうでないと魔物が憑く。
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アマリダマ,ヒトダマ
1952年 兵庫県
人魂は一人に一つだとも二つだともいう。白色は一つで、赤色は七つあるという人もいる。人魂が目撃されても不幸に関係の無いものを余り魂と呼んでおり、これは人の知らぬ間に帰っているため不幸がないという。
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タヌキ
1966年 三重県
子供が早死にして育たない時期があった。大雨のときに「橋を渡してくれ」といって走ってきた男に、御師は「泳いで渡れ」と言った。男は泳いでわたろうとしたが、水の中で狸の姿になって沖へ流された。それ以来、子供が育つようになったという。
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ソセイシタモノノハナシ
1944年 福井県
10歳くらいの子供が死んだが、桶に入れる前に生き返ったことがあった。よく聞いてみると「広い野原に坊様が2、3人いて、お前はまだ早いから帰れと言われたので帰ってきた」と言った。
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ヒトダマ
1916年 岐阜県
人が死ぬ前に人魂が出ることがある。青色の光で飛び、月よりは少し小さく、蒟蒻のような形だという。人魂が川を飛び越す時は、その本人はまだ3年ぐらいは生存することができると言う。
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