イナリサマ 1987年 山形県 稲沢集落の稲荷様は、以前は人家近くにあったが、よくないことがあるので山の上に移したという。
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(カザアナ) 1980年 福島県 陸奥国にある、しのぶの山の上には羽黒権現の堂があるが、その床の下に小さき穴がある。この穴からは常に風が吹き出しているという。
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リュウ 1959年 山形県 金峯山の権現様は金沼、すなわち旧栄村に住んでいた龍である。
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オオアワビ 1984年 新潟県 昔出羽の羽黒山から勧請されてきた羽黒権現が海を渡り、佐渡へ向かう途中船底に穴があき大騒ぎになったが、そのとき、大鮑が海底から現れて船底の穴にすいつき、そのおかげで浜へつくことができた。そのために、羽黒の氏子衆は決して鮑を採りもせず、食べもしないようになったという。
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オオアワビ 1984年 新潟県 昔出羽の羽黒山から勧請されてきた羽黒権現が海を渡り、佐渡へ向かう途中船底に穴があき大騒ぎになったが、そのとき、大鮑が海底から現れて船底の穴にすいつき、そのおかげで浜へつくことができた。そのために、羽黒の氏子衆は決して鮑を採りもせず、食べもしないようになったという。
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オオアワビ 1984年 新潟県 昔出羽の羽黒山から勧請されてきた羽黒権現が海を渡り、佐渡へ向かう途中船底に穴があき大騒ぎになったが、そのとき、大鮑が海底から現れて船底の穴にすいつき、そのおかげで浜へつくことができた。そのために、羽黒の氏子衆は決して鮑を採りもせず、食べもしないようになったという。
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タケジョ,シウン,イコウ,ムソウ 1983年 元和寛永の頃、武蔵国比企郡に戒行堅固という、日頃から正身の大日如来を拝みたい僧がいた。そして出羽の羽黒山に登山した時、夢想に江戸にいる佐久間某の召使い竹女を拝せという。そこで江戸に向かうと、佐久間某も同じ夢想があった。そして竹女を拝むと、全身から光明を放っていた。寛永15年3月21日の暁に、屋上に紫雲がたなびき、異香が漂っている中で竹女は大往生を遂げたという。
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フジゴンゲン,ユキ 1974年 東京都 そもそも富士権現の社は本郷にあったが、百年ほど前に駒込の地にうつった。それはこの地に富士山によく似た小さい山があり、その上に大木が生えていたのだが、さる6月朔日に雪が降り、大木が時に合わず花の枝に見えた。その所の住人にお告げがあり、富士権現を勧請して本郷の社を移したという。
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リュウ,オタツゴンゲン 1973年 岩手県 御殿山には昔大きな竜がいて、出ると日が隠れて真っ暗になるほどだったという。その後、現在の旭岡神社に降りてきた。それでこの神社をお竜権現ともいう。
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クズリュウゴンゲン,ドクリュウ 1977年 神奈川県 箱根神社の祭神、九頭龍権現の由来は以下のようなものであると言われている。昔、芦ノ湖に住む毒龍が娘を人身御供としていたところ、万巻上人がこれを調伏した。以後、この調伏された毒龍は九頭龍権現となって箱根の山を守護しているのだという。
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ダイリュウ,ナナメンダイテンニョ 1929年 山梨県 昔日蓮上人が七面山の高座石に毎日登って説法していると、美しい姫が何処からともなしに来て聴聞する。それが続いたので衆人の問題になって妾であると言う風説までよんだ。或る日上人が水を姫の髪にかけると大龍に変じて飛び去った。その正体は七面大天女である。
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オオダケノホラアナ,ゴンゲンサマ 1987年 山口県 大嶽の岩のほら穴の中にあった権現様は、沖を行く船を気分次第で止めてしまうので、いまは下に移されている。
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ハチマンサン 1983年 香川県 山で仕事をしていると浜辺の上に光るものが見えた。不思議に思って山を下りて行って見ると、光るものが流れ着いていた。神様に違いないということで、八幡さんとして海沿いの土地に祀った。八幡さんは家来の高良はんに別の広い土地を探させたという。移転の際に土を掘り返すと丸い石が3つあったので、これをご神体として荒神さんの境内に移した。
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タジカラオノミコト,アマノイワト,クズリュウシン 1928年 長野県 天照大神が天岩戸に隠れた時、手力雄命がその戸を開けようとしたが、勢いあまって、天岩戸が下界に落ちてしまい、その落下してできたのが戸隠山であり、その響きに応じて現れたのが九頭龍神である。九頭龍山は、この神の仮の姿である。
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アヅマカンノン 1929年 長崎県 以前は九千峰の方が、近くの吾妻岳より低かった。ある行者が祈願をたてると効果が現れて、九千峰が吾妻岳をしのぐに到った。ある日行者の前を美女が歩いて行を妨げるので、遂に彼は美に迷い祈願は挫折して九千峰の高さがとまった。その女性は吾妻岳の観音様で九千峰が高くなるのを妬んで誘惑したのである。
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テンニョノハゴロモ 1933年 鳥取県 天女が地上に降りたとき、羽衣を農夫にとられた。天女は天上の記憶を無くし、人間になって農夫と結婚した。二人の子供もできたが、ふとしたことから羽衣を着た途端天上の記憶が戻り、天に戻ってしまった。それが、羽衣石山の名前の由来である。
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コンジキヒメ,カイコ 2002年 茨城県 蚕影山縁起には、金色姫が桑の舟に乗せられ筑波山近くの豊浦湊に漂着する。上陸した金色姫は変身して蚕になった。という話がある。
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ハナヤマ,コマガタネゴンゲン,オンタケゴンゲン 1956年 宮城県 駒形根の神と御嶽の神が一緒に陸奥へ下り、今の築館近くの一迫川で美しい花が流れてくるのをみて、花の咲く山を求めて溯る。途中休息のとき、駒形根の神は眠りこけた御嶽の神を置きざりにして進み、二つの山のうち景色のいい方を選んだ。これが御駒山の駒形根権現である。御嶽の神は後から来て片方の山に決めた。これが御嶽権現の山で、やがて満山美しい石楠花が咲いた。駒形根の神は石楠花をほしがったが、御嶽の神は自分を置き去りにしたのを憎み、やらなかった。今もこの花は御嶽山にはあって、駒形山にはない。
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リュウジョ 1934年 香川県 行基菩薩がある山を調伏したら、龍女が現れて飛び去った。その時残った一本の笄を、龍女の御神体として祀り、この山を挿山と名付けた。旱魃の時はこの山に雨乞いをすると不思議に験があると信じられている。
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トマクラヤマ 1987年 長野県 光を出す女神様が岩穴に入ってしまい,世の中が真っ暗になってしまった。そこでタジカラオノミコトに岩戸をどけてもらい,もとのように明るくなった。タジカラオノミコトは岩戸をしょって下界に運んだが,くたびれてしまい,美ヶ原の辺りで昼寝をしてしまった。そこでこの山を戸枕山という。戸枕山にいびきが聞こえると大夕立がやってくる。これを「戸枕夕立」と呼んでおり,昼寝が終わるまで大雨が続くといわれている。
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