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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヨスマサガシ
1984年 福島県
夜、真っ暗な部屋の4隅に1人ずつ座って目隠しをする。中央に向って静かに這って行き頭を撫ぜると、自分以外には3つしかないはずなのに4つある。このような遊びをして面白がる。ただし、邪念があると駄目だという。

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スミノバサマ
1984年 山形県
夜、静かな寺で4人が座敷の4隅にしゃがみ、灯りを消して中央に這い出る。頭を撫ぜると、何度撫ぜても自分の頭を含め5つある。
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ヒトカクシ
1936年 栃木県
夕方に隠れ鬼をしていると、人隠しに隠されてしまうという。
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ヒザサスリ
1984年
「膝摩り」と言って、丑三つ時に灯りを消した8畳間で4隅に4人が座り、同時に真中に出てくる。出会ったところで膝詰にすわり、順に隣の名前を呼びながら手を相手の膝に置く。すると、数が1人増えている。
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キョウシツノヨツカド,ヒトノカタ
1999年 栃木県
夜中に教室の四つ角にそれぞれ1人ずつ立つ。そして1人ずつ走って次の人の肩を叩いていく。すると最後の人が走った後、最初の人の肩が、いないはずの人に叩かれる。
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ジゾウ
1976年 福島県
夜になると地蔵遊びが行われる。素直な子を選び、目を瞑らせ南天の葉か小枝を握らせる。周りで14、5人が囃し言葉を繰り返し唱えると、地蔵が憑いて体を震わせる。そして南天を震わせると周りの子が質問をする。
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ケンズイインノバケモノヤシキ
1971年 福島県
昔、若え衆が4人で賢瑞院の西のすみの8畳間へいって、3人をすみに置くと、1人がいない。若い衆が真っ暗いうえに目を伏せてすみにいって名前を呼ぶが返事をしない。そうやって次のすみへいくと元のところへ来てしまう。それからそこは化け物屋敷になった。
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ホオナゼ
1974年 山梨県
夜、寂しいところを通ったとき、頬撫ぜというお化けが出るという。
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メヒトツコゾウ
1933年 東京都
目一ツ小僧は目籠の目の数を数えているうちに害意をなくすという。
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アシキカミ
1980年
人の家というものは、人数よりも間所が狭く、また夜も明かりをつけて賑やかな方が富み栄える。逆に間所が広くて人数が少なく寂しい家は次第に衰えていく。これは目には見えない悪しき鬼は、人気のない所に付け入ろうとするからである。
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キジムナー
1969年 沖縄県
キジムナーの足跡を見る遊び。うす暗くて静かなところに円を描いてメリケン粉を撒き、線香に火をつけて中心に立てる。呪文を唱えて一斉に隠れ、二十数えてまた戻ると、キジムナーの姿は見えないが、メリケン粉に足跡がついている。何度やってもなる。
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ジゾウサマ
1972年 福島県
主に正月に、家の中で1人の子が目を瞑って中央に座り、周りで5、6人が唱え言を唱え囃し立てる。やがて中央の子が体を揺らし始め、地蔵さんが乗り憑いたとわかる。色々な質問に答えてくれ、気持ちのよい子、欲得のない子には地蔵さんが憑きやすかった。
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ニンギョウ
1976年 東京都
ある人形遣いの人形を一箱預かったところ、その夜、人が寝静まってから、箱の中から音がしたので、鼠でもいるのかと覗いた所、鼠はいなかった。また寝ようとしたら、箱の中から音がした。そのことを持ち主に話したら、それは遣い手の精神が宿った為で、めづらしい事ではないということであった。もし、敵役の人形と一緒に箱に入れると、お互いが食い合って微塵になるという事だった。
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テングサマ
1936年 岐阜県
ある男が旅先で宿泊した家で、天狗が集まり顔見知りを仲間に入れようとして鉛の熱湯を飲ませるのを見た。家に帰るとその顔見知りはいなくなっていた。その人は自慢ばかりをする人なので邪道に落ちたのだろう。
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コックリサン
1975年 福島県
3本の棒を結んで上に盆などを乗せ、部屋を暗くして3人でそれをつかむと、やがてお盆が動く。「オノリニナッタノナラオネガイシマス」といって尋ねごとをする。「○○であったらヒトアシ、××であったらフタアシ、△△であったらミアシおねがいします」というふうに質問すると、棒がカタカタと動く、その本数でお告げをする。
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ムジナ
1991年
新助が眠ろうとすると名前を呼ぶ声がする。しかし外には誰もいない。外を見ると、狢が節穴へ尻尾をこすりつけていて、その時の音が名前のように聞こえていた。悪戯ではないのでそのままにしておくうちに、慣れてきて楽しみにもなった。
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トウビョウ
2002年 山口県
とうびょうの家には小さな蛇がたくさんおり、たいがいは壺の中で飼い、床下に隠しておき、他人に見られぬようにえさを与えるという。人に憑くことがあり、祈祷師に落としてもらう際、紙袋を手や足先に当てて霊を落としてもらう。その袋をかまに入れて焼くときにはパチパチと音がするという。
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キツネ
1985年 埼玉県
1人に目隠しをし幣神を持たせ中央に座らせる。周囲から子供たちが唱え言を言う。誰か1人に憑くとすぐ戻して別の人に憑けたが、10人に1人くらいしか憑かなかった。なかなか元に戻らず、御嶽の行者に祈ってもらったこともある。
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ミアゲニュウドウ
1937年 新潟県
夜中に小さな坂道を登っているときに多く出現する。初めは小坊主の様な形で行く手をさえぎり、見上げると高くなり、ついには後ろへ仰向けに倒れるという。これに気づいたら、「見上げ入道見こした」と唱えて前方へ打ち伏すと、消え去るといわれている。
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カクレババ
1933年 兵庫県
夕暮れに子供が隠れん坊という遊びをしていたら、路地の隅や家の行き詰まりなどに現れる。
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ウシノコクマイリ
1992年 茨城県
恨みを持った女が、真夜中に白装束で髪を振り乱して、頭にはろうそくを立て、口には剃刀をくわえながら、藁人形に五寸釘を打って呪いをかけるという。この様子を人に見られると願かけが失敗に終わるので、夜は外に出るなといわれていた。
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