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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ムシヨケ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
卯月8日の灌仏会でいただく甘茶を硯に移し、「千早振・・・」で始まる歌を書き、便所に逆さに貼り付けておくと虫除けになる。

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アマチャ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
4月8日にお寺で甘茶をもらい、家の周りにそれをまいて、虫除けにするといわれている。
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ハシカ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
「ぎ粒はうまれぬさきにはしかして・・・」で始まる歌を杓子に書いて戸口に釘でうっておくとはしかが入らないという。
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コウ
2000年 徳島県
正月16日に「香の口開き」といって、家の周囲に香(粉)を散らす。そうすると長虫が入らない。
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ハイ
2000年 徳島県
正月15日の小正月の早朝に、各家庭の正月飾りなどを高く積み上げた「左義長」に点火し、その灰を家の周囲に散布すれば、魔よけ・虫除けとなる。
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オチラシ,キナコ
2000年 香川県
正月14日(小正月)には、オチラシと呼ばれる麦の粉やきな粉を神様に供え、そのきな粉を包丁の先に付けて、家の周囲に撒き散らす。その時「虫の口を焼きます」や「長虫しいろけ、長虫しいろけ」と唱える。これをすれば長虫がよりつかず、秋の実りは大丈夫だという。これをオガノクチアケともいう。
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(ゾクシン)
1982年 新潟県
邪気万病を防ぐために、6日の晩に七草正月といって、家族が寝てから「せんたろうたたけのタラたたき京の鳥も田舎の鳥も鳴かねえうちに早よたたけ」と唱えながら、俎板を擂粉木で7回叩き、その朝は七草粥を食べる。
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アズキガユ
1940年 千葉県,茨城県
正月15日に小豆粥を炊く。小豆を煮た汁を、家の周囲にひいておくと、蛇など長虫の類が来ないといわれている。
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ハッタイコ
2000年 香川県
正月14日(小正月)の朝には、「長虫クナクナ」と言いながら、大麦の粉であるハッタイ粉を家の入口から左回りに撒く。その時は粉の線が切れないようにひとまわりすると、長虫が入ってこない。
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(ゾクシン)
1975年 山口県
50年ほど前まで、水をお宮へ持っていき、祝詞をあげてもらった。これは虫除けの水であり、それを田の水口にまいておくという。
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キシャドリ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
7日雑炊の朝、唐土の鬼車鳥が日本の上を渡る前に歌を唱えると悪魔災難を逃れるという。
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(ゾクシン)
1965年 愛媛県
虫ぎとうは虫ばらい・虫供養ともいう。百万遍大きな数珠を回すと、虫がつかないという。この数珠で虫供養をするときに、谷上山(宝珠寺)・永代寺のお札をもらって帰るという。
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シメカザリ
2000年 香川県
正月15日前後の小正月に「トンドアゲ」と称して注連飾りなどを焼き、注連飾りの焼け残りを吊るしておけば虫除けになる。
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(イショクジュウニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
十五夜の月の光で針に糸を通すと縫い物が上手になる、井戸を埋めるときには梅と葭(よし)を入れる、盗人予防として洗足桶を伏せておく、盗人が忍び込む際、家人が目を覚まさないようにと戸口に糞をする、門口に胡桃の木を植えて悪魔払いをするなど。
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ハイ
2000年 徳島県
正月15日の小正月の早朝に、若衆宿の玄関に立てて色紙を吊るした笹竹や、各家庭の正月飾り等を、浜辺に高く積み上げた「左義長」を燃やし、その残った灰を家の出入り口に撒くと、長虫(蛇)を防ぐ。
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ニンジンノムシ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
灸を据えるとき、「にんじんそこのけ」で始まる歌を専攻に火をつけ、灸を据える上を回しながら3回唱える。人の体には「にんじんの虫」がいて、その上に灸を据えても効かないからであるという。
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ムシオクリ
1956年 宮城県
旧六月二十日の虫送りの時、米を紙に包んだものを笹に吊り下げる。これを子供らが「虫送り、虫送り」と唱えながら川に流す。その帰り道に後ろを振り向くと虫が戻ってくるという。また、午後に虫送りをするとやはり虫が戻ってくるので、午前中に川に流すという。
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アクマヨケ
1942年 高知県
猪の蹄を切り取り、出入り口の戸袋などに吊しておいて悪魔除けにするという。雉猟の後、蹴爪を切って残しておき、棘が刺さったときに削り取り、飯と練り合わせて貼っておくと治るという。
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(ゾクシン)
1968年 愛媛県
上の歯が抜けたら床下に、下の歯が抜けたら屋根の上に投げると、歯が早く生えてくるという。臼の中に箒を立てて満ち潮の海水を汲んできて供え、潮ばらいをして安産するように祈るとよいという。茶碗に水をいれ、箸を十字においてそれを飲むと、しゃっくりが治るという。「お染はおらぬ、久松おらぬ」と書き、逆さまにして入り口に張っておくと流行病除けになるという、など。生活に関する俗信。
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(クチヨリベンヲダスヤマイ)
1976年 京都府
元禄初年、口より大便を出す病にかかった子がいた。種々の医薬を与え、神仏に祈っても効果がなかったが、葱の白根を煎じて飲ませたところ、一月ほど後に蛇のような虫を下して病は治った。
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ダイマナク
1958年 栃木県
2月8日をコト始め、12月8日をコト終いという。この日はダイマナクがくるからと言って、7日の晩に目カゴを竹に吊るして軒に立て、8日の朝に炉で葱をたく。この日、履物を家の中にしまっておかないと厄病にとりつかれるという。
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