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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テンビ,ホネ,クトウケン
1937年 秋田県
天気晴朗な日に突然落雷があって再び晴天となった。同時に槻に火がつき、7日7夜燃えた。消えた後、灰の中から狗頭犬の骨が3個出た。

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ダイジャ
1974年 山梨県
七面山で猟をしていると、日が高いのに暗くなり雨が降ってきた。木のウロに隠れていたら、飼い犬が木の上に向かって吠える。犬の首をナタで切ると、犬の首が飛んででかい蛇に食いついて、空が晴れた。犬の首と胴体は家の墓へ一緒に埋めた。
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テンビ
1937年 秋田県
天火(落雷)が降って7日7夜燃えた。
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ヤマノジサン
1986年 愛媛県
夜専門の猟師が火にあたっていると猟犬が身体を水にぬらして何度も薪を消してしまう。猟師は怒って犬を殺す。すると突然髭をボウボウに生やしたおじいさんがあらわれて、火にあたり出した。猟師はお爺さんが怖くてたまらずにいたが、じいさんが眠り始めたので一生のうちに1、2度しか使えない八幡大菩薩に関係のある玉で鉄砲を打った。じいさんは谷底へころげ落ち、誰かがすがりついて泣いているのがわかった。猟師は逃げ出し、1年ほど経った後その場所へ行ってみると白骨になっていた。これが山のじいさんではないかという。
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〔カリュウコツ〕
1975年 東京都
丑3刻、新吉原5丁町より火事が起き、廓中残らず焼けた。焼けた灰の中から、怪しい骨が出た。火竜の骨だという。
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キツネビ
1983年 東京都
春の夜、帰る途中でパーッと天が明るくなって火が消えた。行ってみるとなんでもなかった。燃えあがった火はなんであったかわからずじまいであった。
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ヤマンバ
1942年 福島県
馬子が峠で山姥に鰹節を求められる。馬子が山中の1軒屋に逃げ込むと、そこは山姥の家で、帰ってきた山姥が長持の中に寝たので、下から火を焚いて焼き殺した。
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ケモノ,ライジュウ
1978年 長野県
信濃の更科山で、ある年の暴雨の時、山から獣の死体が2つ流出した。目の大きさは犬くらい、灰色で頭は長く、くちばしは半黒く、尾は狐のようで、爪は鷲に似ていた。落雷のとき、木の根に爪の跡のようなものがあるのはこの獣の仕業か。明和7年閏7月伊奈郡駅科村で捕えられた雷獣も、近江国かがみ村で落雷の際に捕えられた獣も同じ姿をしていた。
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(ムクイ)
1974年 奈良県
和州高市郡鳥や村で、親不孝な大悪人が死に、死骸が走り出た。葬式の時、天気が穏やかなので、人々が不思議がると、急に悪天候になった。火をつけ翌日見に行くと、起き上がり居た。灰にするのにも2日間かかった。
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テング
1993年 福井県
大きな岩石があり、ここの天狗がいると恐れられていた。ある日この近くで三左衛門という人が炭を焼き始めた。天狗が現れ「ここはわしの庭だから、すぐ帰れ。笛を吹き、太鼓が鳴ったら下山しろ」という。無視していると数日後に天狗が現れ「もう一度合図するので、帰れ」という。風が強くなり、雨も降り出したので下山した。あまりの大嵐となり、三左衛門の家は倒れた。
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イヌガミ
1914年 徳島県
ある女が犬神に憑かれて病気になった。兄が犬神持ちの家に行くと、庭に箕が伏せてある臼があり、その中に犬が11匹いた。湯をかけて犬を殺すと、病気は徐々に平癒した。
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ヤマンバ
1942年 不明
馬子が峠で山姥に鯵を求められる。馬子が山中の1軒屋に逃げ込むと、そこは山姥の家で、帰ってきた山姥が釜の中に寝たので、下から火を焚いて焼き殺した。
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シロイイヌ
2001年 青森県
どれほど経っても犬が帰ってこないから迎えに行ったところ、死んでしまったと告げられた。爺さんはその死骸を引き取っていって家の栃の木の下に埋めたが、やがて木が大きくなりすぎてしまったので、これを伐って臼を作った。すると、その臼でついた餅が、大判小判となった。それを見た隣の爺さんも儲けようと思って臼を借りたが、ついた餅は犬や牛の糞になってしまった。怒った隣の爺さんは、この臼を割って燃やしてしまった。
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イヌガミ
1950年 大分県
悪い犬がいて始末がつかなかったので、海中に突き出た岩に置き去りにした。やがてその犬は鳴き死に、その魂が人にたたるようになった。これが犬神のいわれである。
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ヤマンバ
1942年 茨城県
馬子が峠で山姥に鰹節を求められる。馬子が山中の1軒屋に逃げ込むと、そこは山姥の家で、帰ってきた山姥が釜の中に寝たので、下から火を焚いて焼き殺した。
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テング
1986年 石川県
山中の炭焼き小屋にある晩天狗が来て、屋根を取り払ってしまった。寝ていて星空が見えた。翌朝、元通りになっていた。
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ヤマイヌ
1943年 長野県
山犬を拾って育てていたが、猟に出た夜にその山犬食われそうになり射殺して難を逃れた。その後3年、村では悪い病と凶事が続いたので、犬の祟りということになり、祖先が頭蓋を拾ってきて犬山之神として祀る事にした。
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イヌガミ
1917年 徳島県
犬神筋の老婆が外出するとき、小犬を米臼の中に隠していた。ある日嫁が米を搗くつもりで臼の中を見ると小犬がいるのに驚き、湯をかけて殺してしまった。すると老婆も同時に死んでしまった。
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ウマ,(ゾクシン)
1933年 千葉県
馬を焼き殺すと三代祟るという。火事の時、馬はすくんでなかなか廓から出ないが、臼を転ばすと容易に出るという。
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テング
1933年 長野県
ある日、婆が山で薪をとっていたら、天狗が現れ手紙を頼まれた。天狗の言うとおり目を瞑ると、体が浮き上がるようになり、目を開けると別の天狗がいた。手紙を渡してから同じようにして戻った。手紙を渡したお礼に天狗は村の火事から婆の家を守ってくれた。
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ダイジャガオコシタオオミズ
1987年 長野県
ある日,二人の猟師が本沢にやってきた。岸の茂みに大蛇がおり,恐ろしくなった若い猟師は年上の猟師の制止にもかかわらず鉄砲で大蛇の頭を撃った。大蛇は死なず,淵に飛び込んで見えなくなった。覗き込んでみたが影も形もなく,やがて淵の中からもうもうと霧が立ち昇り,真っ黒な雲が空を覆った。その日から3日間大豪雨となり,近辺の村に大きな被害が出た。5日目になってようやく晴れた。村人の中に,蛇が流れ下っていくのを見たものがおり,きっと赤沼の池の主が池と一緒に流れ下ったものだと言い合った。
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