国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ミソギ
1938年 青森県
2月に海に首だけ出して数時間ひたる神道の禊の行をやったり、たまふりやみそぎによって魂鎮めをしたりした人は、魂の世界がはっきり意識され、神を祀っている人がいることを予感することができるようになった。

類似事例(機械学習検索)

(ジゾウノネスガタノイシ)
1990年 長野県
尾張の人が魚釣りをしていたところ、乗っていた石が動いた。不思議に思って見ると、その石が地蔵の寝姿になっていた。持ち帰って祀った。6月ごろになると湿気て地蔵様の姿は浮かび上がる。
類似事例

シンイ,(ヨチ)
1984年 長野県
ある年の夏、木曽山へ登った団体のうち一人がはぐれて行方不明になった。焦った先達が、探し回って木曽にちょうど泊まっていた清海に神意を聞いてもらった。すると不明の方は心配せぬとももう間もなく此処へ来られると予知された。するとその人が到着した。
類似事例

リュウジンサマ
1959年 山形県
海の神は龍神様だと信じられている。沖に出ると龍の姿の波を見ることがある。その時は「龍神様がたたした」と言って座りなおして拝むという。
類似事例

タマシイ
1976年
魂が祟りをなして荒ぶっているのを、社を建てて神として祀ればなごむのは、神が領有する幽冥の世界で、神として祀られるのは尊いことなので、その魂が喜ぶからだ。
類似事例

ナガレボトケ
1956年 東京都
流れ仏の魂が雨の日に海に出る。海上をどこまでもついてくる。米か酒を海に投げ、祀ると離れる。
類似事例

ジゾウ
1923年 静岡県
ある年の6月23日、漁夫たちが漁に出ようとすると、鰹は1匹も獲れなかった。網には木造のお地蔵さんがひっかかっていて、海辺の松の木の下に安置して祀ったところ、大漁になったという。
類似事例

ヤマノカミオロシ
1982年 新潟県
背後の山の中腹に十二山神社があり、旧暦2月12日と12月12日には祭りが行われ、このとき男たちがトウマエの家に集まり、一同精進潔斎し、当日夕食後に水垢離をとり、部屋を暗くし、祭壇の前に10歳前後の男の子を座らせ、目隠しをし、幣束を持たせて一同がこれを取り巻いて囃し言葉を唱え、両手で床板・畳などを激しくたたいた。子どもの体が震えてきて神が乗り移ったことが分かり、山稼ぎのこと、田の作柄、訴訟の勝ち負け、一身上のことなどを聞く山の神おろしをした。
類似事例

マスノオオスケ
1966年 秋田県
ある人のところにお坊さんが訪ねてきて「マスを捕ると祟る」と言った。お坊さんにはおこわを持たせて帰した。翌日、大きなマスを捕って腹を開くと、昨日のオコワが出てきた。その人は祟りにあったと言う。
類似事例

ジゾウカツオ
1922年 静岡県
ある年の6月23日、猟師が鰹漁に出ると、木像の地蔵が網にかかった。その地蔵を海辺の松の木の下に安置して供養すると、網が破れるほどの鰹が獲れるようになった。
類似事例

ヒトダマ
1958年 神奈川県
八坂神社の8月1日の祭礼、テンノウサマの良く晴れた晩に人魂があらわれ神輿の間をぬうように飛んだ。
類似事例

タマシ
1966年 青森県
親戚の子が田舎に帰省中、豊年祭があった。宵宮の前夜、出入りの男が男の子を田楽灯篭の前で見た。呼びかけても返事がないので不思議に思ったが、家で聞くと「早く寝た」という。翌朝、男の子は魚釣りに行って、溺れ死んでしまった。前夜見たのは男の子の魂であった。
類似事例

ノヅチ
1968年 奈良県
太いノヅチが上から来るのを見た人がびっくりして肝返りし、2、3年患った末に、天理教の信者になった。
類似事例

サンソンノミダ
1974年 静岡県
ある年の11月初旬に下田の海を渡っている時、ある窟の中にはいったところ、真っ暗となって波も高く、非常に危ない状況に陥った。同乗の人々は称名念仏を唱えていたら、忽然として岩壁が光り、波のしずくも金色に光った。船中の者はみんな驚いたが、また闇になり、すぐにまた光った。すると向かいの石面に三尊の弥陀が現れたという。
類似事例

ジゾウ
1999年 鹿児島県
ある人が笠利から名瀬に行く途中、赤尾木を過ぎたころ、喜界島の方から照る月が反対から光をさしており、ウラジロの葉がひっくり返っているのに気がついた。さらに、見かけない地蔵が転がっていたので、触ってみると人間の肌のように暖かかく、どこかでお寺の鐘のような音がガンガン響き、100斤もある大猪が飛び出してきた。これは異常だと思い、着物の帯で近くの木に自分を植え付け、夜明けを待ち、無事名瀬にたどり着いた。
類似事例

シシャノレイ,(ツキモノ)
1989年 長野県
死者の霊が人に憑くことがある。取り憑かれると、神がかりの状態になった。離すために、水垢離をとったり、南無妙法蓮華教を唱えたりしたという。
類似事例

ヤオヨロズノカミ
1970年 福島県
2月8日はオクダリヨウカ。八百萬の神が天からおりてくる日だという。家の軒にスンブルイをつけた竹竿をかけておく。
類似事例

アラフリ
1931年 沖縄県
沖縄の海岸域では、あらふりといって、神女(君々・祝々)が海の中に神となって現れることがある。
類似事例

コトノカミ,ヒトツメコゾウ
1977年 神奈川県
2月8日、12月8日の両日には一つ目小僧が来るといって、目籠を竿の先にかけて軒先に立てたり、履物をしまい込んだり、雨戸を閉め切って外出しないようにした。また、2月8日に訪れるコトの神が農業を助け、12月8日にはその一切を終えて天に帰るのだとも言われた。
類似事例

タメトモサマ
1933年 神奈川県
昔、漁師が置きに出てから帰ろうとしたとき、海中から漁師の名を呼ぶ声がした。網を入れると、古い木像がかかった。鑑定してもらったら為朝様だとわかったので、祠を造って祀った。
類似事例

ジゾウ(ゾクシン)
1971年 栃木県
地蔵の並ぶ岩船の山は、古くから死霊の集まる霊山だった。春と秋の彼岸には多くの参詣者が集まる。立ち並ぶ地蔵に失った愛児や亡き親の面影を発見できるとも伝えられている。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内 ENGLISH