オト,カネノハハ 1938年 秋田県 土蔵の奥で「ガラーン、ドンドン」と毎度のように恐ろしい音がするが、勇気のあるものが入っていくと、金の母であった。
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(ゾクシン) 2001年 長野県 ドンドン焼きの火で焼いた餅を食べると、病気をしない。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 ドンドン焼きに関する俗信一束。ドンドン焼きの火にあたると風邪を引かない、道祖神焼きの灰をこたつに入れると盗難よけになる、など。
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(ゾクシン) 2001年 長野県 ドンドン焼きの時、厄落としが行われる。該当者は夜中に銅貨などが入った椀を持ちドンドン焼きの現場に行く。椀の中身を出し急いで家に戻るが、その帰路に人に会ってはならない、同じ道を通ってはならない、後ろを振り向いてはならないという決まりがあった。
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(ゾクシン) 2001年 長野県 ドンドン焼きで焼け残った竹を屋根の上に置いておけば、火災を免れる。
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テング 1993年 静岡県 ドンドン焼きの行事を行なうと、天狗がウチワをふるって怒る、と言伝えられている。
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(ゾクシン) 2001年 長野県 ドンドン焼きのオキ火で、陰部を暖めると毛が濃くなる。
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(ゾクシン) 2001年 長野県 ホンヤリ様(ドンドン焼きのこと)の煙にあたれば、マメになる。
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オノウ 1985年 山梨県 オノウはもと小御嶽のところから1月14日の晩に、ドンドン焼きの頃に聞こえる。
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キツネ 1989年 長野県 山伏が、池の畔で昼寝していたきつねを池に蹴落とした。山伏が帰ると、突然辺りが暗くなって葬式行列が後からついてきた。山伏が桜の木に登ると、行列は棺をその桜の根元に埋めて帰った。夜更けに墓から死人が出てきて山伏に迫ったので、山伏は木から飛び降りて死んでしまった。
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(タタリ) 1981年 長野県 山伏が村人と争って殺され、生き埋めにされた。しばらくして夜な夜な法螺貝の音が響くようになり、熱病が流行った。村人の一人に山伏が憑き、手足が縛られて苦しいと口走った。山伏の骨を拾い、供養すると熱病も治まった。それが法力様で、ご神体はその山伏の頭蓋骨。
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(ユメノオツゲ) 1939年 岐阜県 高山市在住のとある家の祖先の伝説に以下のようなものがある。自分の耳から蜂が出て、杉の下に行って止まった。そのため、その場所が変だと思い、掘ってみると沢山の宝物が出てきて大金持ちになったという。
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ヤマブシ 1952年 福島県 突然山伏が泊めてくれとやって来た。断った家の家族は山伏の言う通り全員死んだ。応召された息子の話を山伏にすると全員無事に復員した。山伏が二度目に来たとき、斧を盗まれた話をすると、斧は見つかり盗んだ男は死んだ。
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ヤマブシヅカ 1984年 長野県 恋仲になった家臣と姫がいた。家臣が山伏の姿となって落ちのびるが、その先で男は死んでしまった。山伏を葬って女は尼になった。終戦後ここを通った旅僧が山伏塚を見て霊験を感じ、西の方角に向って念じよと言い残していった。
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テング 1983年 岡山県 山伏屋敷に山伏が住んでいた頃、西隣の佐々木昇氏宅(屋号ヤノモト)の方に向かって弓矢を打っていたという。また山手地区の北の方の山頂に石の祠があり、天狗様を祭っているが、この天狗様も山伏屋敷と関係がある。
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タタリ 1981年 長野県 1500年ごろの話。木下三幹が諍いから山伏を殺した。山伏のたたりでその家は絶えた。よそから来た人が家を継ぎ、開墾していると山伏の骨としゃくじょうが出てきたので祀った。それが法力神社。
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ヤマブシ 2001年 ある僧侶が武蔵から下総に下る途中で宿を求めていると、山伏に出会った。山伏は「大放火寺」に僧を連れて行くが、そこで僧は結城上野入道が苦しむ様を見る。実は地蔵菩薩だった山伏に供養を頼まれたとたん、鐘が鳴り響き、寺も山伏も消え、僧侶は野原に座り込んでいたという。
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ナナヒロオンナ 1989年 鳥取県 七尋女という首の長い女の化物が出る。
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テング 1930年 山伏にあなたの故郷の神事を見ようと誘われ、たちまち空を飛んで氏神の社についた。森の梢で神事を見ていると、山伏に「寒いので火にあたりたくないか」と問われ「そうしたい」と答えると、山伏は団扇を持ち、扇ぐと火が燃えた。しばらく経って立ち去る時に、山伏は「今燃えたのはあなたの伯父の家だ」と言った。
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(カミカクシ) 1990年 福島県 おなつという娘が行方不明になり、通りがかりの山伏に祈祷してもらった。山伏が滝で21日の行をして沼の淵を探したら見つかった。温めたら生き返ったが、喋れなくなっていた。その後山伏の奥さんとなったが、口は利けないままだった。死ぬとき初めて「真っ暗で、非常に冷たかった」と言った。
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ダイジャ 1965年 秋田県 祖父が沼には大蛇がいて、美男に化けて山伏の妻に通った。山伏の妻は妊娠して、蛇を10匹位生んだ。
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