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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ミヤヂタケノカミサマ
1929年 福岡県
宮地嶽神社の神さまに祈願をすると、ガラ(暴落)を食って、どうしようもなくなるような相場師でも、不思議に息を吹き返すなどということも珍しくないと言う。

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(キヨマサコウ)
1981年 熊本県
昔上方で大地震があったとき、酒蔵が人もろとも地面に埋まった。埋められた人は日頃信仰していた加藤清正公に祈ったところ、夢に清正公が出てきて言うには、鮭を少しずつのんでのどの渇きを癒せとのこと。決して飲み過ぎるなという。その教えを守っていたら、数ヶ月後に救出されたという。
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キツネ
1930年 和歌山県
椎茸で巨利を得た人がいた。世間の噂によると、この人は狐精に祈り、売るときは狐が椎茸に乗って重量を増やし、買う時は錘に乗って椎茸の重量を減じたという。
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オツゲ,(キトウシ)
1988年 長野県
祈とう師を行者あるいは御嶽様と呼ぶ。失せ物・病気・商売繁盛や祟り・障りのあるときに願う。神前でお祈りをして、神のお告げを話したり、治療をしたりした。
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オニ
1966年 山形県
爺さまは地蔵さまの言に従って梁の上に上がって鬼が来るのを待った。夜中になると鬼が集まって博打を打ち始めた。地蔵の合図で鶏の鳴きまねを3度すると鬼はあわてて賭けた金はそのままに逃げた。爺さまは金を全て手に入れた。
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ダイズ
1952年 神奈川県
ある家の天井から大豆が降った。イチッコによると、災難が来ることを八幡様が教えられたのだと言い、みなで八幡神社にお籠りして、大豆を神前に供えてから食べた。
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キツネ,ケンゾクキツネ
1959年 山口県
貧乏な楮買いの男がいた。男は、けんぞく狐の助けにより金持ちになり、楮問屋にまでなった。けれども、けんぞく狐の子や孫にもお供えをしなければならなくなり、その負担に耐え切れなくなった。男はお祓いをしてもらい、もとの貧乏な生活に戻った。
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キツネ,タタリ,(ゾクシン),(キトウシ)
1988年 長野県
祈とう師のことを御嶽様と呼ぶ。病気や障り・祟りがあるときに願う、あるいはキツネを離すときに願うという。
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ニチレンサマ,(キトウシ),オイナリサマ
1989年 長野県
祈とう師のことをニチレンサマという。ある家で病人が出たりと不幸が続くので、ニチレンサマに見てもらうと、「お稲荷様の祠が鬼門にあるので、戌亥の方角に移せ」と言われ、その通りにすると以後悪いことが起こらなくなったという。
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ジゾウ,オニ
1974年 宮城県
爺さんが地蔵の助言に従い、鬼が博打しているときに鳥の鳴きまねをして鬼を追い払った。金をどっさり手に入れた。また同じ様に鬼が博打している最中に鳴きまねをすると、バレてしまい、うんとたたかれた。
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オンタケギョウジャ,(キトウシ)
1989年 長野県
祈とう師のことを御嶽行者という。病気平癒を願うという。御幣を打ち振って祝詞をあげ、神がかりの状態になり、それが解けるとお告げをしたという。
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ロクブジソウノバチ
1989年 鹿児島県
田口忠二氏の近所に住むおじいさんが原因不明の病で寝込んでしまったので、占い師に見てもらったところ、「六部地蔵に毎日塩と水をお供えしなさい」と言われたので、その通りに4、5日続けてみると、ウソのように元気になったという。このおじいさんは奥さんを交通事故で亡くしたときの保険金を娯楽に使ってしまったためにバチが当たったのではないかといわれている。
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ハヤマノカミツケ,タクセン
1964年 福島県
のりわら(葉山の神がのりうつる人)に、世の中のこと(翌年の作柄のこと)、へい行病や火事のこと、個人のことの順番で託宣をきく。このとき、のりわらは幣束を上下に振り夢中の体であるが、急に幣を放り上げてうつ伏せになることがある。これを「神あがる」といい、「拝みあげ」と称して人々が「さんげさんげろっこんしょうじょう」と唱える。のりわらに塩水を飲ませると正気に戻る。少し休ませたあと、氏子はまた拝んで神をつけ、聞くことが終わるまでくりかえす。終わった翌朝、供物をもって山のお宮に参り、料理をたべて精進あげをする。使った幣束はうまやの入り口にさしておくと馬にけががないという。
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サンリンボウ
1995年 群馬県
三隣亡を信じている人は、屋根のうえにのぼって箕ではきこむようにして富をかきあつめる。
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(スミヨシ),ゼイジャ
1979年 大阪府
堂島の相場問屋の人が、毎月の住吉参りの帰りに筮者に見てもらうと、彼の過去をすべて当てた。そして将来のことについて、今月の間に数千金を失うという。彼は筮者を住吉信心のゆえに出会えたと喜び、相場の事を尋ねる。翌日に筮者の言葉どおりに行うと忽ち数百金を失ってしまう。
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ヨゲン
1946年
村に飲んべえの占師の男がいた。この男はときどきとんでもないことを言い当てたという。あるとき、村の石屋の家が火事になることを予言した。石屋は妙見様の神主に火伏の祈祷をさせたり、火の警戒をさせたりして無事であった。
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ヤコツキ
1955年 熊本県
資産家の息子に野狐がつき、その家運も傾いた。ある寺の境内の狐ということで、親にご無沙汰をしているので申し訳をしてくれという。僧が申し訳をするとその後家運も復興したが再び憑き、家運を復興させたのに祀らないことを責めた。家のものに狐の住む寺に参らせると二声、三声鳴いて退散した。
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ベンザイテンニョ
1937年 埼玉県
弁財天の木像に3拝して3日目、思いもかけない利益にあずかった。
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ヤテイサマ
1983年 岡山県
落合町下市瀬では、災難がある前に馬のようなヤテイ様という神の使いが、馬の走るような音とともに地響きのするような大きな叫び声をあげて通るという。これは不吉の予告であるから、神社に参拝して無難を祈る。
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タタリ,(ゾクシン),(キトウシ)
1988年 長野県
祈とう師のことを御嶽様と呼ぶ。病気や障り・祟りがあるときに願ってもらうという。
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タタリ
1977年 三重県
己亥の年の4月に、玉屋町東側の商人が参宮したところ、四日市場で心が乱れて自殺しようとしたが同行者が止めて連れ帰ったという。これは斎戒などをせずに参詣したので、神の祟りにあったと思われた。
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