カガミイワ 2002年 滋賀県 鏡岩のおかげでうまく化粧ができて、幸せな結婚ができた女性が多くいるという。
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オバケイワ 2002年 滋賀県 鏡岩の上方にお化け岩とよばれる大岩がある。鏡岩には絶えず女人が近づいて髪や顔の手入れをするので、それを嫉妬してお化けとなって旅人を困らせたという。
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ナリイシ 1931年 長野県 山頂に6、7尺四方の鏡面のような肌をした石がある。これは昔、神様が山頂に来た時に投げた鏡が石になったものだといわれている。叩くとポンポンと音がする。ある石工がこの石を割ろうとして玄能で石を打ったところ、山鳴りがし、それに谷もこたえ、山中が震えて火の雨を降らせたためにこの石工は死んでしまったという。
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チビキイシ 1923年 岩手県 里道の傍らにチビキ石と呼ばれる石がある。この石に座るとたちまちに気分が悪くなり、傷寒のような症状が出る。巫女によるとチビキとは血引きのことだという。
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カガミイワ,ナナフシギ 1980年 広島県 犬伏の七不思議のひとつに、鏡岩がある。2つに割れた岩の間から藤蔓が出ている。昔、イズワの牛市に行こうとして、遊女が岩の上で化粧をしていて、割れ目に鏡を落とし込んだのだと言われていて、藤蔓を振ると鏡の音がするという。
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(ゾクシン) 1979年 静岡県 鮎釣にある地蔵は、病気をしたときに地蔵の石を1つ借り、悪いところを石で撫でると治るという。治ったら、年の数だけの石を河原から拾ってきて、借りてきた石とともに地蔵のところに置く。
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バケイシ 1987年 山形県 神室山の化け石は、山中で美女に化けて出た。その石が今でも落合集落にある。
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バケイシ 1995年 山形県 さびしい沢にあった石は、夜通ると女かぶりした人が座っているように見えたり、いろいろなものに見えるので、化け石と呼ばれていた。
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ジゾウ 2001年 奈良県 昔、夜になると田んぼがぼうっと光ったことがあった。不思議に思って掘ってみると、大きな自然石に掘られたお地蔵さんが出てきた。
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カラトイシ,ウツクシイオンナ 1982年 新潟県 青白色で長さ1丈5尺、幅9尺もある楕円形で土の上に6尺ばかりも見えている大石が鷲ノ巣の上手の深い森林のがけの上にあって、カラト石とよばれていた。昔から、旧暦6月25日には一人の美しい女がこの石の上で赤い衣をほすと伝えられ、それを見た物は珍しい悪病にかかるといい、ふもとの村々では山止めになっていたという。
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テングノコロビイシ 1956年 茨城県 土嶽、立割山、三鈷室山などでは、雨や曇りの日になると「ゴロゴロ」と天狗が石を転がす音がする。
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ツキノクソ 1975年 岐阜県 美濃国月吉村、日吉村は、秋になると毎夜、長さ4寸程の螺貝のような薄白い石が降る。これを月の糞という。
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ナナフシギ 1966年 山形県 生居の七不思議。通る人を驚かす「森の山の化け石」。年に3回栗がなる「三度くりなり」。切られた際に血を流して祟った老木を祀る「大杉権現」。雨が降っても濁らず、日照りでも乾かない水のたまり場「むかさり水」。堰の水がどんどんと鳴る「どんどん引き」。切られて血を流した「三光の松」。石の割れ目からコロコロと水が流れ出る「ころころ水」。
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ナナフシギ,リュウトウ 1975年 高知県 土佐国幡多郡の蹉跎岬の蹉跎明神に、天と海中とで呼応して光る天燈竜燈がある。他にへこんだ形の潮石、丑の時に現れ小笹を食う竜馬、下の石を揺すると上の石が動き出す震石、打つと金属音のする金石、毎日午の時に雨が降ること、雨が降っても日照りが続いても水量の変わらない不増不減水。
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コダネイシ 1967年 福島県 蚕種石というものが蚕種神社にある。蚕種の最盛期には石全体が青みわたるという。
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カエルイシ,セッショウセキ 1975年 大阪府 摂津国東生郡林寺村の民家の裏にあり、この石の上に鳥や虫がとまれば、石の上の部分が割れて口を開くように鳥虫を落とし込み、また元のように戻る。その様子はまるで蛙のようである事から蛙石と呼ばれる。また、殺生石ともいう。
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キュウビノキツネ,イシ 1970年 滋賀県 九尾の狐が中国から来て美女に化け、妃になっていたが、山鳩の尾羽を輪にして覗くと狐の本性が現れたので関東の那須の原に逃げて岩と化した。この岩に近づくもの壊すものが死ぬので、ある坊さんが経を上げ、玄翁で粉々に砕いて全国へばらまいた。その一つが話者の家にあり、毎月17日に赤飯を供える。この石をなぶるな、庭石に使うな、この石は家の難逃れになる、などという。
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スズリイシ 1982年 石川県 弘法大師または家持卿の硯石、という石がある。中央の窪みに溜まる水は、天候に関わらず一切増減がない。この水を掻きだしたりすると、たちまち大時化になるという。
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ホトケイワ 1987年 長野県 香坂川の南の山にある岩。村に不思議なことが起こったり,人が死ぬ前にはこの石がガラガラと音を立てる。
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オニ 1932年 岡山県 吉備郡足守の西に鬼の石というのがある。昔女が鬼に追われたとき、この石に着物を打かけて逃げたところ、鬼は石を女と思い込み抱きついたため石の下のほうへ穴があいたという。
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