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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ツクグル,フクロウ
1931年 沖縄県
梟は「ミン・ツクグル」と「マヤー・ツクグル」の2種類がいる。マヤー・ツクグルは冥土の使いで、東から飛んできて屋内に入ったときには、家のものはみな慎む。

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トンビョウガミ,ミイサン
1982年 香川県
外道とは、犬神、トンビョウガミ、狐狸の類である。トンビョウガミはミイサンとも言い、小さい蛇である。トンビョウガミのついた家と喧嘩をすると、トンビョウガミが移ってくる。
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ヒノタマ,ヒトダマ
1939年 新潟県
火の玉は速力が速く、人魂は遅い。人魂は立ち木にぶつかると粉々になるがすぐ再生する。梟がよく火の玉になっていることがある。怖いと言うと梟は毛を抜いて落とす。それが火の粉に見える。触ると冷たいのが人魂である。
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カラステング
1988年 長野県
天狗にも鳥天狗という種類がある。天狗はインドから来たものであろう。山伏の姿をしている者が多い。山伏の天狗信仰が民衆の間に入り、その恐ろしい形相などから妖魔・悪疫を退治する力があると信じられている。
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フクロウ
1937年 秋田県
梟は人をおどかすために羽毛を樹上で光らせることがある。その下で「おお怖い」と何回もいうと、そのたび羽毛を落としてよこし、しまいに皆毛の抜けた姿になってボタリと落ちてくる。
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ツユジン
1952年 島根県
ツユジン(ツユ神)を屋敷内に祀る家がある。正体は赤い蛇で非常に祟り強く、近くの木や草を刈るとすぐ祟る。他の家では1尺くらいの蛇を床下に祀っており、主人が三度三度食事を与えている。給仕を怠ると家中を這いまわり、家が繁盛するよう大切に扱う。
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キツネ,トウビョウ
1922年 島根県
狐には自分の持っている狐を恨みのある人に憑けるのと、山の狐を頼んで憑けるのと2つある。狐持には先祖よりの狐持と、山の狐を頼んだのがそのまま居ついたのと、賭博場等で人の衣などを剥いで戻ったがその袂に狐が隠れていてそのまま居ついたのとがある。袂に隠れているのは犬神もトウビョウもある。
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キツネモチ,ヒトギツネ
1922年 島根県
狐持の狐は家の下に住んでいるともいうし、屋根裏に住んでいるともいう。狐持は自分の意に満たないことがあると狐の魔力を借りて他人を害する。食い殺させることもある。人狐は普通の狐よりも小さい。その狐が他人の体に入って病気にさせる。死に至ると病人の腹部か背を食い破って出るので、死人の体には黒くなってどこかに穴があいている。
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ニンコ
1914年 島根県
狐持の家で工事をすると、ときどき床下や天井から動物が出てくる。その形状は鼠が細長くなったもので、色は鼠色、耳が4つある。別派党の家のみに現れる。
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ユウレイ,ユーリー,ヤナムン,マジムン,シチ,(シチマジムン)
1972年 沖縄県
幽霊は4種類に分類出来る。ユーリー…人形・白衣・長髪。ヤナムン…子孫無く供養絶えた死者の霊・食物の初物を奪う。マジムン…種々変化して人を驚かす・マブイ(魂)を奪う・病気をもたらす。シチ・シチマジムン…雲や霧の如き不形・人々を連れだし迷わせる。それぞれ、様々な説話有り。
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(ゾクシン)
1972年 沖縄県
動物によるムヌシラシ(物知らせ)。夜、梟が屋敷の木で鳴くと死人が出る。
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キツネ,カク
1961年 新潟県
名のある狐と狢がいた。4種の狐と狢は、それぞれ悪さをする。
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ミコシニュウドウ,テンマル,マミグマ
1977年 埼玉県
夜道を歩いていると、前の方にミコシ入道が現れ、大きな頭に一つ眼でエヘヘヘヘと笑ってポッと消える。少し行くとまた現れては消える。ミコシ入道の正体はテンマルでマミ熊という熊が化けたものである。家まで送られたときには、礼を言わないと命を取られることがある。
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キツネ
1974年
野狐が最も鈍であり、気狐・空狐・天狐の順に並ぶ。気狐以上は実体がない。
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ピダマ
1931年 沖縄県
天から降ってきて、下界に火災を起こす。煙は空にのぼって雲になり、火玉はそれにのって天に帰るといわれている。火玉を発見したときには「メジロ、バァレ、チョイ、チョイ」といいながら颺(声をはりあげる)、籃(かご)、鐘を叩いて追い払うのだという。
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イズナ
1922年 茨城県
世人の恐れる「イズナ使い」と称するものがいる。これは家に沢山のイズナを飼養して、これを他人の家に放ち、人を苦しめる。このイズナは小さな狐の一種というが、誰も実際に見たものはいない。
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キツネ,イナリサマ
1988年 茨城県
狐は殺してはいけない。稲荷様のお使いだから祟る。狐の祟りで家が潰れることもある。
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フチカリ,ヘコ
1936年 福島県
貂(フチカリ、ヘコ)は山中で死んだものの怨霊が姿を変えたものである。人が運びきれないものを運び去ることが出来る。山中では十二様とフチカリを朝夕祀るが、フチカリに供えたものはパサパサしてまずくなる。
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テング,テンコ
1975年
日本の天狗というものは西土の天狗とは同名異物である。日本の天狗は姿を換えて人を惑わすが、狐も同様の事をなす。天狗とはつまり天狐ではないだろうか。
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カッパ
1974年
大きな猿のようで頭頂が窪んでいて水が入っている。力が強く人と争う事を好み、賤民の家に入って婦女と姦婬する事もある。西国、九州に多い。中国にもよく似たものがいる。
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ヒバシラ
1948年 新潟県
火事の前兆として火柱が出る。これは梟が毛を抜いているのが火に見えるのだといわれる。この他に鷺がヤカンに化ける話や梟が提灯に化ける話もある。
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