国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

トウゾクノハカ
1933年 山口県
たちばな川は、昔この地に住んだ盗賊を村人が斬り、その血をこの川で流したので太刀洗といわれていたのが訛ったものであるという。その盗賊の墓というのが残っているが、これに触れると病気になるという俗信がある。

類似事例(機械学習検索)

イシ
1989年 長野県
昔、この近辺には沼があり、その中に太さは一抱え・高さは5尺くらいの石があったが、それが夜になると浮いて歩いたので、刀で切ると血が出てきた。そこで今の場所に祀ったという。それがあった場所に田を作ると不幸になるといい、また、このことを言ってはいけないという。
類似事例

ニガミズ
1929年 愛知県
田鹿のつばがねでは「にが水」と言って毒だと伝えられている清水が湧いている。また、ここで昔、人が殺されたということも伝えられている。
類似事例

テング
1985年 和歌山県
代々医者の栗山家の先祖が、峠にさしかかったとき、天狗が出てきたので刀で斬った。刀についた血をサクラ地蔵の泉で洗った。そのため、栗山で薬をもらっている者はこの泉の水を飲んではならないといわれている。
類似事例

ヒジリサマ
1958年 愛媛県
ヒジリ様という古墓があり、そこで木を伐ったり柴を刈ったりすると取り憑かれて病気になるという。
類似事例

カッパ
1987年 長野県
昔,盗みをしたことのある人が親沢川の「じくえん淵」で禊をしていると,かっぱに尻をかじられた。
類似事例

センニンヅカ,(センシシャノタタリ)
1989年 長野県
織田信長が攻めてきたとき、城主・上沼左近は千人塚で戦死した。戦で出た死者や武器などを埋め、千人塚にした。ここに草刈りに行って刀・鍔や鏃を拾うと瘧になるという。
類似事例

カワノトノサマ
1936年 大阪府
昔、川の殿様が冤罪で果てた。絶命の間際、死してなお、人の生き血を吸う旨宣言した。だから、殿様は今でも人の生き血を吸っていると、人々の間で言われている。
類似事例

クビキリダ
1985年 茨城県
昔、日照り続きで大変困った時に、隣の人が水を盗ったと言って争いになり、持って居た鎌で相手の首を切って殺してしまった。その後その田は祟りで、災が起きると言うことが言われて、荒れ果て、水が溜って池のようになっていた。
類似事例

イケノヌシ
1985年 新潟県
蒲生の池の主が野々見の池の主に嫁を貰いに行って断られたのを恨みに思い、3年奉公して刀を借り、野々見の主を斬り殺した。そのとき血が千曲川になり、野々見の主の骨は川を流れて浦田のホカサに着いた。蒲生の主は怖くなってツナミの七つ釜に逃げ、蒲生の池は水を抜かれて田になったが、「女がアカガネ(銅)の鍬で三日うなえば元の池に戻る」という。
類似事例

シニン,タタリ,サクラ
1989年 長野県
昔、城があった場所には何人かの武士が生き埋めにされたので、供養のために塚を作り桜を植えていた。その後、その木に傷が付くと血が流れ出たという。塚が崩され田が作られると、田を作った家では病人が絶えなくなり、凶事が続いた。行者に拝んでもらうと死人の祟りだという。家は土地を売った。その土地を買った家でも不幸が続いたが、社を造って近親者で祭を行うと、商売が繁盛するようになったという。
類似事例

コマチノオンリョウ
1976年 山形県
小野小町が湯に入り、身体も良くなったときに川面の水に写った自分の顔を見ると鬼のような顔だったから、この川を鬼面川と呼ぶようになった。小町の怨霊の祟りで、鬼面川の岸に生える葦は全て片葉だという。昔はこの川で毎年のように子供が水死し、これは怨霊を鎮めるための人身御供だといわれた。
類似事例

ヘビ
1967年 福島県
昔、釣り好きの殿様が共を連れ太田川の真ん中の大きな石に立って釣りをしていると、川向こうから大きな蛇が現れ殿様を飲もうとした。共の者たちが驚いていると、殿様は懐中から毒薬のようなものを取り出し蛇に振りかけた。すると蛇はみるまに石に化してしまった。今なお川の真ん中にはその石があり、蛇のような形をしているのでこの付近一帯の字名を蛇石といっている。
類似事例

ヒノアメツカ
1987年 長野県
茂田井の村境にある塚。これは「血の雨塚」だという説がある。昔,若い殿様が死んだとき,人々が嘆き悲しんで血の雨が降った。その若殿様の塚だという。
類似事例

セイショウナゴン,セトガイ
1934年 徳島県
清少納言が婿に嫌われて流された。流された村で人びとが病気に苦しんでいるのを助けたいと願っていたが、あまりに病気を苦にして、あそこを切って海に棄てた。それが瀬戸貝になったという。その清少納言の死骸を葬ったのが尼塚である。そこに参ると必ずしらちが治る。下の病なら何でも治るという。
類似事例

タタリ
1983年 愛媛県
ドゾの谷にいた七兵衛という者が洪水で家もろとも流されて死亡した。その後部落では不作が続き病気が流行ったので、七兵衛さんのタタリとして墓を作り祀った。その墓は「流れ七兵衛墓」と呼ばれる。
類似事例

コボク
1937年 福井県
藤の蔦がまとわりついている古木がある。水をかけると、赤い血となって出るといわれている。
類似事例

アンジュズシオウノハハ,ドク
1928年 新潟県
中川で安寿対王の母が目を洗っていた。その時の毒が流れたために、川の水が濁っているのだと言われている。
類似事例

トクラノドクガワ
1956年 宮城県
昔,この地の素封家に美しい娘がいた。何時からともなく,夜毎娘の所に美しい若衆が通ってくるようになり,娘は目に見えて憔悴していった。母が色々問いただした結果,男はどうも化生の者らしいということになり,両親は田束山のお上人に相談した。上人の教えに従い,小豆5石を大鍋で煮てその煮汁を七日間川の上流から流したところ,翌日に川の主の年を経た大鱈が死んで浮かび上がった。娘もやがて回復した。その川を毒川と呼び,また鱈を煮るとき小豆を入れると骨まで煮えると言われている。
類似事例

タニ,ガキ
1974年 奈良県
池津川から立里の荒神さんに参る道に多くの死人が出て、これにつかれることをタニにつかれた、またはガキにつかれたと言う。
類似事例

シチベエ,タタリ
1985年 愛媛県
昔、ドゾの谷にいた七兵衛が洪水で家もろとも流されて死んだ。その後、部落では不作が続き病気が流行ったので、村人たちは七兵衛さんの祟りと言って、墓を作り祭るようになった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内