カワウソ 1979年 岐阜県 川に遊びに行くと川うそに尻を抜かれると威された。
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カッパ 1987年 長野県 吉田池にはかっぱがいて,引きずり込まれ,しりを抜かれるから,深い所へ入ってはいけないと言われた。
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ガタロ 1934年 兵庫県 川にはいると尻を吸われる。
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(コクソンノカミノタタリ) 1991年 高知県 黒尊川で漁をする時には尻の穴を洗い、川へ潜って石を取ってきてお許しが出てから漁をする人がいた。
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カッパ 1921年 長崎県 旧6月15日の祇園祭前に泳いだ子供は河童(がっぱ)に尻をぬかれる。7月5日にも海岸で5歳の子供ががっぱに尻を抜かれたという話が隣村まで伝わった。
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ゴウライ,(カッパ) 1977年 和歌山県 クヘ渕という場所がある。昔、九平という人がそこでゴウライに尻を抜かれたという。そこを九平渕という。
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カワズ 1966年 新潟県 カワズは昔、川の橋の所に出た。川で溺れると、カワズに肛門をやられて尻を抜かれるという。
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シリヌキ 1981年 和歌山県 川にシリヌキがいて、人の尻からはらわたを抜く。
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メドチ 1980年 青森県 春日淵で泳ぐとメドチに肛門を抜かれる。沢代の人が八戸に行く途中、暑いから春日淵で泳いで、メドチに吸い込まれたという。
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キツネ 1984年 山梨県 道で川の中を歩くように下駄を脱いで尻をまくり「深いぞ深いぞ」と歩いている人がいた。狐の仕業。
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カッパ 1987年 長野県 昔,露切峡の上流(今の露切橋下北の辺り)に「竜淵」と呼ばれる滝と深い淵があり,かっぱが棲んでいるといわれていた。今はない。
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カッパ 1991年 滋賀県 老曽の渕の河原で河童が何かを拾って食べているのを見た。高さ1米ばかりで口は鳥のように尖っていて頭の周囲には毛が生えていたが、てっぺんははげていたという。また太郎右衛門という爺さんが川に入ると尻を手で触るものがいたので、河童だと思い、石ではさむと、河童は「石尻だな」といった。その河童を捕えて帰り、子供たちが尻を抜かれた仕返しに焼火箸を河童の尻にさし込んだが、河童は熱くもぬるくもないといって逃げて行ったという。
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オンナ 1933年 神奈川県 昔、五郎ケ淵で釣りをしていたある人が、毎日獲物が多いのを喜んでいたら、ある時、化粧をした婦人が酒宴をしようと男を誘った。化粧ケ久保という原まで来たら、急に女の姿は見えなくなり、魚も一尾もなかったという。
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カッパ 1990年 長野県 土尻川のおなら淵にかっぱが住んでいた。そのかっぱが馬の尻に食らいついて離れないので、桑の木沢の家へそのまま連れて行った。これからこんないたずらをしたら殺してしまうと言ったら離れ、おなら淵へ戻っていったという。
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ガタロウ 1987年 奈良県 小さい時、ガタロウに尻を抜かれるというので、行ってはいけないという淵があった。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 昔、夏の暑い日、寺の小僧が川へ泳ぎに行った。ところが河童に尻を抜かれて殺された。それを知った住職は怒って川の水を干した。河童の代表が謝りに来て、尻をとった河童を引き裂いて見せた。
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カッパ 1966年 静岡県 6月15日の祗園祭の日に川に入ると河童に尻っ子を抜かれるので、川に入ってはいけない。
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カッパ 1992年 宮崎県 大きな淵にかっぱの一族が住んでいた。魚とりのために馬の尻尾の毛を3本やったら、かっぱが恩返しをした。
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タコ 2002年 山口県 昔、甚平という漁師が住んでいた。魚を捕ることが巧みで近隣の者は皆知っていた。ある日甚平が岩の近くで魚釣りをしていると、急に船が傾いた。見れば大きな蛸の足が船縁を掴んでいた。甚平はその足を包丁で切って持って帰った。その味を覚えた甚平が翌日も岩へ行ったところ、その日も蛸が現れた。こうした日が5日続き、8本の足が3本にまで減った日に、甚平はこの蛸を捕ってやろうと包丁の代わりに縄を持っていった。それきり甚平は帰らず、主のいない船が夕方に浦へ流れ着いた。村人達はきっと蛸に食われたのだろうと噂した。それ以来その岩を甚平岩と呼ぶようになった。
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ダイダラボウ 1938年 神奈川県 昔巨人が地団駄を踏んで、尻の跡が窪んで沼になったといわれている。
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