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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン),サメ
1933年 福島県
正月元日、五節句に生まれた子は紫肝(ムラサキギモ)だといい、鮫にとられるので船には乗れないという。

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ヘンシゴ,(ゾクシン)
1975年 愛媛県
懐妊した月から数えて旧暦○月までは男・○月までを女として、それとは反対の性別で生まれた子をヘンシ子という。ヘンシ子が生まれると、こうのしろという魚を祈祷師のところへ持っていき、封じ込む。この子は一生、魚を食べてはいけないという。
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エンコ,(ゾクシン)
1968年 愛媛県
睦月では、12月1日の師走入りをエンコが出る日といって、水に入らないという。
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ガワタロ
1991年 滋賀県
7月の祇園さんの日に川に入ると、ガワタロが来て肝を取るので、入ってはいけないと親に言われた。
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ヘンシゴ,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
変生児とは、分娩のときにうつ伏せになって産まれた男児・その反対の姿勢で産まれた女児のことをいう。変生児には、一生、魚(コノシロ)を食べさせてはいけないといわれている。
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(ゾクシン)
1977年 和歌山県
年中行事に関する俗信。大晦日の夜におくどさんの火を小さくすると、自在から大グモが下りてくるので、火を大きくしたという。元日の早朝に風が吹くと、早稲が悪いと言ったという。5月5日に女性がお銚子に菖蒲をさして酒を飲むと、蛇の子をはらんでいても落ちるという、など。
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ガワタロ
1991年 滋賀県
盆に水浴びをすると、川の中からガワタロが手を伸ばして、けつの穴から肝を抜くという。それが恐ろしいので盆には水泳しなかった。
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ボウコ,カイナンデシンダヒトノボウレイ
1984年 新潟県
漁で、ボウコが船につきまとったとき、節分に撒いたオニマメをもって行って投げるといなくなる。このボウコというのは海難で死んだ人の亡霊をいう。
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(ゾクシン)
1974年 滋賀県
年中行事に関する俗信。子どもが産まれてくる予定の正月には、最初に男性が入ってくると男児が生まれるといわれ、女性が入ってくることを嫌うという。2月の初午にお稲荷さんに油揚げを二枚供えると、金持ちになるという。5月節供の日には、蛇が男に化けて娘を嫁に連れて行くから、屋根にヨゴミしょうぶをさして蛇除けにするという、など。
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モチ,ミノ
2000年 香川県
子供が生後初めて迎えた誕生日は、一誕生や初誕生と呼ばれる。この時は、箕の中に立たせて、子供に餅を入れた重箱を背負わせて、わざと倒した。こうすると子供は将来怪我をしないという。
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コウシンサン,(ゾクシン)
1973年 三重県
庚申さんの夜に産まれた子には、「かね」のつく名前にしないと盗人になるといわれている。
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カンコロボシ
1982年 三重県
旧暦6月14日は天王祭である。このお祭まで川に泳ぎに行ってはいけない。それはカンコロボシに肝を抜かれるからだという。
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(ゾクシン)
1972年 長崎県
産育に関する俗信。出産前にそうめんを食べると、子供がそうめんをかぶって出てくるといわれている。へその緒は取っておき、嫁に行くときに持たせて生きるか死ぬかのときに飲ませると良いといわれている。最初、赤ん坊を腰巻きにくるまないと横着になるといわれている。5月に産まれた子どもはガワッパのせいで水難に遭うといわれているので、竜神の加護のある船大工に名前を付けてもらうといわれている、など。
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ヘビ,ヘビノコ
1979年 徳島県
女性は山で寝てはいけない、雄の蛇が魅入るからだ。4・5年前、蛇の子を産んだ女性がいたが、その子は蛙の子のようであった。大明神の前で寝ていたので、知らずに蛇に触ったらしい。子どもは産まれてすぐに死んだ。3月の桃節供・5月のしょうぶの節供・9月9日の栗節供のお神酒を飲めば、お腹の中の悪いものが下りるという。
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(ゾクシン)
2003年 福島県
いわきの長崎海岸では11月の中のダイシコ(太子講)はしてはならないと言われる。これは、この日子供が粥の中に入って死んだからだという。
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カワタロウ
1974年 京都府
盆に海へ行くと頭に皿をかぶったがわたろうが出てきて肝をぬいてしまう。船で行くと舳先にくらいついてひしゃくをほしがる。底がぬけたのではなく、本物のひしゃくを渡すと、船の中に水を入れて船も人も海の底に引き込んでしまう。
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マンチョウ,カンチョウ,ウンメイ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
子供が生まれた時が満潮であれば運命は良く、干潮であれば悪いという。
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サメ,(ゾクシン)
1960年 三重県
6月15日は鮫が来るといい、海女が仕事を休む日。子供も海に入らない。
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シチホンザメ
1934年 三重県
旧暦の6月25日には7本の鮫が伊雑宮まで上ってきていた。いまは6本しかいない。これは、子供が鮫に半分食われたので、食い残されたもう半分の子供を釣り針の先につけて餌にして1本の鮫を釣り上げたからだという。
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カワノオゾエモノ
1965年 宮崎県
12月1日の師走川の日には、川のオゾエモノ(魔物)にダゴを与えなければ川に引き込まれるので、買ってでもダゴを川に投げなければいけない。由来譚として、山人が山に泊まり、朝帰るときに、山の神様に「昨日お前の家に子どもが生れたが、12月1日に厄にかかって川で溺れて死ぬことになっている。ねばいそばを食わせて渡らせると助かる」とおしえられ、その通りにして子どもは無事だった、という話が伝わっている。
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クジラ
1933年 愛知県
春になると鯨が子どもを連れて伊勢参りに出掛けるので、その頃の鯨は捕ってはならないという事であった。
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