コアラシイナリ 1989年 長野県 小嵐稲荷はなかなか霊験あらたかな神様である。体に不浄のある人がお参りに登ると、途中で具合が悪くなって戻ることもある。また、何もないときに来てお参りをしないで帰ると、黒い竜巻のような物が巻き上がって、また戻ってお参りをしてきたという人もいる。
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イナリサマ 1995年 福島県 屋敷内に祀られている稲荷様はご利益があることで名高い。雪の積もった屋根から滑り落ちた時は、少しでもずれれば頭をコンクリートの石にぶつけていたところを助かった。
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タヌキ 1992年 京都府 大正4年の大火の直後、熊野神社の神官が、「狸の祟りによって火災が起こった。狸を稲荷神として祭祀すれば火災の難から免れることができる」と託宣した。住民はただちに八王稲荷大明神として祭祀し、今でも火防にご利益があるとして参詣が絶えない。
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オイナリサマ 1968年 佐賀県 占いの上手な人がいて、お稲荷様を信仰していた。漁の神、商売の神といわれ、漁師の信仰が厚い。1960年頃までは2月初午に5,60人の人がお参りしていた。祈祷師にお稲荷様が乗り移り、3度震えて鼻声になり、お告げをする。指示通りにして大学受験や公務員試験に受かった人も多いという。お稲荷様は祈祷師以外に、17,8歳以上の乗り移り易い人にも憑く。憑かれた人は鼻声になり知らない祝詞を唱えたり、文盲の人が書けないはずの字を書いたりするという。
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カイカ 1967年 茨城県 多くの人家があった黒塚千軒は、神の頼みを聞き入れなかったので大津波によって砂漠となった。弁天様は移動させられ今も信仰が厚い。黒塚千軒では暴風雨の夜には怪火が見られると言われる。
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キツネ 1992年 東京都 寺に老いた狐が住んでいた。狐が鳴いて火事を知らせることが2・3度あった。そのため大火にならずに住んだ。そのため火消稲荷と呼ぶようになった。
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ヤマムライナリ 1934年 長野県 山村稲荷は山村家の守護神だった。山村家に吉凶が起こるときは、きやりの音頭で知らせた。きやりがだんだん近くなると喜ばしいことが起こり、遠ざかると凶事があったという。ある時、きやりの音が遠ざかってゆくのが聞こえ、その夜盗賊が入ったが稲荷神による加護によりすぐに捕まった。
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キツネ 1992年 京都府 明治40年ごろ本家から分家したとき、本家からついてきた狐を稲荷神として祭祀したのが屋敷神の始まりである。以前、火災の難を免れることができたのは屋敷神稲荷のおかげと今なお信じている。
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イナリ,キツネ,ケンゾクサン,ツキモノ,ヤブガミ 1968年 佐賀県 ある家の稲荷様は1760年ごろから祀っており、祭日は毎月23日。以前は露店が出るほど人出があった。岩倉荒熊と記した鳥居が家の横にあり、穴があいている。昔はここに眷族さんと呼ばれる狐がいたという。舟おろし、家普請の祈願のほか、ノイローゼや憑きもの落としもする。薮神であれば、2,3回の祈祷で落ちるという。
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イナリ,(タタリ) 1989年 長野県 昔、ある家の先代が、災難が続くのに耐えかねて行者に易をみてもらった。すると、所有地の一隅にあるお宮に障りがあり、それが祟っているということだった。調べてみると、小作してもらっている家の稲荷社の祠の屋根に風で倒れた木が覆い被さっていた。それを取り除いて油揚げを持っていき礼拝すると、災難はなくなった。以後、その祠を祀るようになったという。
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オイナリサマ 1968年 佐賀県 稲荷様は家に具合の悪いことがおきたとき、法印に勧められて祀り始めることが多い。ある家の稲荷様は、1935年前後、祖父の弟の家が潰れたとき、その家で稲荷様を祀っていたことを誰も知らなかった。ところがその家の女の人が、初午の頃に毎晩稲荷様の夢を見て、そのお告げによってその家に稲荷があったことを知り、祀るようになった。
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テンジンサン 1983年 香川県 ある時、宮田家の人が病気になった。治らないので行者に拝んでもらったところ、天神さんがお堂を建てる催促に来ているという。お堂を建てて祀ったらすぐに病気が治った。この天神さんはお堂が火事のとき、飛び出して三角寺の松にひっかかっていた。
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ロクスケイナリ,キツネビ 1990年 長野県 六助稲荷の峰にはきつね火がたつといい、洞の方から来た猟師も「きれいなもんだ」と言っていた。お稲荷様に灯りがついたので行こうとしたら、他の所へ行っていたという話もある。
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サクガミ 1939年 秋田県 元稲田神社は作神である。稲熱病におかされた田などに、ここの社の縁の下の土砂を散布すると治るといわれている。
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ショウカンゼオン 1934年 長崎県 聖武天皇の御代、突然大洪水がおこり、稲も田も流失しそうになったが、村内の聖観世音が忽然と姿を現し、翌日にはすっかり水が引いた。稲も無事だったので人々はこの霊験に驚き、地名を田結とした。
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タロウイナリ 1978年 東京都 享和3年夏の初めより浅草の立花左近将監の屋敷の稲荷社が霊験あらたかだと流行しだし、翌年にいたるまで盛況だった。
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キツネ 1922年 福岡県 稲荷信仰の厚い人には狐が乗り移って奇跡や予言を行なうという。普通の人が狐に憑かれると狐に化かされる。うまいものを持って歩くと石ころや馬糞などとかえられる。こういう時には怪しいものが自分の前や後ろを歩いていて、つまずいて転んだりするとかえられる。恨みがある相手に狐をつけようと思う時には、狐んの住んでいる穴に行って油揚などをやって頼むといい。また疱瘡を病んで寝ている者がいると、狐は見舞い客に化けて疱瘡を食いに来る。もし疱瘡を食うと、狐は千年の寿命を得て、病人は落命する。
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オイナリサン 1967年 愛媛県 最もよく人に乗り移る神様はお稲荷さん。お稲荷さんは女の体にのりうつって祀ってくれと言って災いをするが、病気の人の病名もよく言い当てる。そのためか、この村では稲荷を祀りたがらない。
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イナリサマ 1986年 埼玉県 長久保の下組では、不幸や病人が絶えず、祟りではないかと心配していると、組員の一人の夢枕に身体の不自由な稲荷様が現われ、祀ることを命じた。稲荷様を祀ってからは災厄がなくなった。
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テングサマ,(キトウシ),オイナリサマ 1989年 長野県 祈とう師のことをテングサマという。ある家で病人や不幸が続いたので、テングサマにみてもらった。すると、「お稲荷様を家の中で祀っているが、家の中で祀る物ではないから祟っているので、屋敷の東南にまつれ」と言われた。その通りにすると、以後悪いことは起こらなくなったという。
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