キツネ 1991年 静岡県 御前崎にはキンス茂次兵衛、笹原権兵衛、カケヤのおこん、大久保おたけなどの通称で呼ばれるキツネがいた。
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キツネ 1956年 宮城県 狐には名前をもって呼ばれる狐があり,土地によっておさんことかおとら,藤五郎,おさよなどと呼ばれる。
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イタチノアズキトギ,アズキヲトグヨウナオト 1982年 新潟県 山道を歩いているとザックザックと小豆をとぐような音がするが、これはイタチが尻尾で出すのだという。山ではイタチのアズキトギといっている。
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キツネ,ヤカン,マヨハシドリ,イガタウメ,タウメゴゼン 1975年 三重県 狐は野干、まよはし鳥、伊賀専などと呼ばれ、伊賀では白狐を専御前と呼んでいる。
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(カイソ) 1975年 東京都 伊豆の七島、大島から八丈島に至るまで、牛馬の他には獣類はいないが、鼠だけは多い。案ずるにこれらの島鼠はみな蟹が化したものだろう。
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オツカイシメ,キツネ,オヤテイ 1983年 岡山県 矢掛町羽無の氏神である吉備津神社のオツカイシメは狐で、部落で火事があると鳴いて知らせるのだといわれている。オツカイシメはオヤテイともいうが、この後者の方が古い呼び方であったらしい。
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ユキアイ 1966年 山口県 ミサキにあたるものをユキアイあるいはユキアイカゼと呼ぶこともある。
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キツネ(ゾクシン) 1916年 岐阜県 狐の一種で、イヅナ又はクダという狐がある。八卦見や巫女の中にはこれを飼うものが居て、彼らはよくものを知っている。イヅナは多く繁殖し、雨の降る日は濡れて衣類の中に入り困る。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 さまざまなウラナイについて。モチウラ。ツツガイ。マメウラ。カユウラ。モチウラ。ゲタウラ。
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イヅナ,イイヅナ,クダギツネ 1969年 オオサキの原像はイヅナ、クダギツネと呼ばれたコエゾイタチである。寝所に忍び入らせて人を殺したり、病獣を使って熱病を伝染させる「飯縄の法」がこれを使う。竹筒に入れて持ち運んだため、クダギツネと呼ばれた。
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ミサキギツネ,クダギツネ,ノギツネ 1974年 山梨県 キツネには3種類ある。ネズミほどの大きさで、口から腹の中に入って人に憑くのはミサキギツネ。ネコほどの大きさで、人に憑いたり人を化かしたりするのはクダギツネ。普通に見かけられるキツネはノギツネ。憑いたり化かしたりするのはミサキギツネとクダキヅネ。
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カワウソ 1949年 新潟県 イタチは美女に化けることもある。その着物は大抵の場合、縞模様でいつでも不自然に鮮明に見えるのが特徴だといわれている。
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イズナ,エダカギツネ,エダカ 1935年 秋田県 外小友村の落合地域には今も野生のイヅナが多く、エダカ狐とよばれている。これに憑かれた者は、やたらに食物をむさぼるようになり、食器へ直に口を付けて食うという。症状は時に発熱がある程度で、とんでもない戯言をしゃべってはケロリとしている。
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イタチノキタオシ,タイボクニオノヲアテルオト,キノタオレルオト 1982年 新潟県 木挽の三吉という人が、夜なかに台島から藤沢へ帰るとき、山中で大木に斧をあてる音が、カーン、カーン、カーンとだんだん大きくなって聞こえてきた。やがて、メリメリ、ドーンと木の倒れる音がした。不気味だったので、そのほうへ行ってみたが、木などは倒れていなかった。これをイタチの木倒しという。イタチが木っぱ(木のきれはし)を尻尾にまいて、木にぶつけて音を出すのだともいわれている。
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イッチョメコゾウ 1952年 熊本県 阿蘇地方では、一ツ目小僧のことをイッチョメコゾウと呼ぶ。
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キツネツキ,イヅナツキ,イヅナモチ 1920年 京都府 俗に狐付をイヅナ附、またはイズナモチというが、それはイズナという賎民が狐を使うためである。一般人は狐が憑くといって彼らと親交しない。クチヨセ、稲荷降し、諸呪を職業として、管狐というごく小さな狐を使う。
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タヌケ 1975年 狸の異名を田之怪という。「狐狸」というように対になるが、狐よりその妖はつたない。
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イヅナ 1976年 伊豆那の術は人の目眼をくらませる邪法悪魔である。飯綱、飯縄とも書く。元来、奥州仙台飯縄山にこの法術を祭るので飯縄三郎と呼ぶという。
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イエギツネ 1979年 山梨県 イエギツネ(家狐)は、その家の人が憎らしいと思う人のところへ飛んでいって血を吸う。吸われた人は病気になったり死んだりする。ある人が病気になったので祈祷師に看てもらうと、イエギツネが憑いているというので秩父の三峰山に行ってお札をもらって祈祷すると、丑満時に三峰山のダイジンサマとイエギツネが縁の下で戦った。こうしてイエギツネを退治して病気は癒ったが、そのとき着物の袂からキツネの毛が3本出てきたという。
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エジナ 1983年 岩手県 エジナはハツカネズミ程度の大きさで、手足が互い違いに生えた動物。耳は平で人間か豚の耳のよう。手には指が5本ある。イタコが飼っており、餌はシトギ。占いや呪術に使ったり、人に憑かせたりする。
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