国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

イケタガミサン
1989年 山梨県
池太神さんはずっとこの奥の川の淵の中で生まれてきた人だという。本村の人がその川の淵を越そうとしたら光っていたので、池太神さんを拾い上げてきた。池太神さんは、その人の夢枕に立って、順に順に山を上げて七面山に連れてきた。

類似事例(機械学習検索)

ヒカルモノ
1989年 山梨県
本村の人が猟に行って、池太神のところの淵の真ん中の岩で何か光る物をみつけ、何かショウのあるものだったら、弓にのぼれといって弓の弦を出したら上がってきた。それを家へ持って帰ってきたら、「俺の居る所はここじゃあない。これから上へ上がる、2里高い所に上がればそこに池があるから、そこに俺の住み家があるからそこに連れて行け」といわれた。その人がそこに置いたらそれが池太神の母体になった。七面山の仏像の中に金の玉を入れて祀ってある。
類似事例

キンノタマ,ユメマクラニタツ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという狩人が、池太神さんの池の中に金の玉を見つけた。「魔物だったっらそのままでいてくれ、神だったらこの弓のとこに乗ってきてくれ」と拝んだら、その玉が乗ってきた。うちへ置いたが、屋鳴りがした。金の玉はこの家で休むものではないということで、夢枕で七面山に私の住むところがあるといった。そこでその御神体を持っていっておあげした。それが池太神さんの起源である。
類似事例

キラキラヒカルキンノタマ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという人が、弓をかついで池太神の滝壷を歩いていたら滝壷の下にキラキラ光る金の玉が見えた。神様ならこの矢の先に止まってくれというとそうなった。それが池太神さんで、1寸8分の金の玉である。タカギシゲンザエモンは家に帰ったが、家が動いて寝かしてくれない。俺がおる所はここから1里奥にある所だというのでそこに行って泊まったら、その夜また、ここではないここから8町先に行かなきゃだめだというので8町奥にいくと池があり、ここが俺の住むとこだということでそこへ住まわせてあげるようになった。
類似事例

キラキラヒカルモノ,ユメマクラニタツ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという人が、猟をしにいき、池太神の池の周りを歩いていたら、水面にキラキラ光るものが見えた。「魔物じゃあうち殺す、神ならこの矢にけってとまれ」というと止まった。家に帰って寝たが、屋鳴りがして怖い。夢枕に立ったので、東山の大家のロクベエさんとキタナカムラの人と有志の衆の3人でヨーゴー岩という大きな石の上に置いて祀ってきた。そしたら夢枕に立って、「俺はまだ8町行ったところだ」というので、行ってみると大きなお池があったのでそこに祀った。
類似事例

リュウジンノモウシゴノオヒメサマ,イケノミヤサマ
1989年 山梨県
竜神の申し子として生まれた姫が、父母を亡くして、七面山へ来て池へ入った。姫のことを気にかけていた池の宮様は富士川をさかのぼって訪ねてきたが、雨畑谷まできてて、そこがうっ蒼としているのに失望したのか、水の中へ入って亡くなってしまった。その池は稲又谷にあり、昔の人がタルと呼んだところである。そこに魂が留まった。そこで何百年後そこにタカギシゲンザエモンが通るのを待っていた。
類似事例

ダイジャ
1976年 和歌山県
川津明神の縁起。昔、長者の娘にもとに男が毎晩通った。娘が妊娠したので母親が怪しみ、ある晩男の裾に糸をつけて翌朝たどると、滝に岸の洞穴に着いた。男は滝に住む竜が化けていたのであった。娘が生んだ子は若宮八幡と名づけられて祀られた。また、美少年に化けた滝の淵に住む蛇が村中の美人と交わった。その蛇を守護神として祀ったのだともいう。
類似事例

イケタガミサン
1989年 山梨県
昭和30年代に社を作る時に2人のうちの1人が下に落っこちてしまって、もう駄目だと思っていたら、受け止めてくれたような感じがした。池太神さんが助けてくれたのではないか。
類似事例

ダイジャ
1962年 徳島県
大蛇が山を七巻き巻いて枕にして寝てしまい、人々は怖くて山に登らなくなったが、ほうきょうさんという神さんが追い立てて滝の中に入れてしまった。
類似事例

リュウジャ
1987年 和歌山県
娘のもとを男が毎晩訪ねて来ていた。母親は怪しみ、ある晩男の裾に糸をつけておいた。翌朝たどってみると滝の岸にある洞穴に至った。滝に住む龍蛇が男に化けていたのだった。やがて、娘は男の子を産んだ。生まれてから32日目の6月6日、風が吹いたかと思うと、男の子は霊雲に乗って飛んでいった。この男の子を祀ったのが川津明神である。
類似事例

カミサマ
1989年 山梨県
昔タカギシゲンザエモンという人が、池太池へ猟に行った。弓で射っても弓が当たらないので、「マユミのものじゃあなぁ、この弓とまれ」といったら、神様がとまった。うちへ連れてきて置いたら屋鳴りがした。それで、夢枕に人が立って、「仏祀れ」といわれたので、オミョウジンサマに祀った。そうしたら、まだ「ここじゃねぇ」という。「ここから1里8町」というので、七面山にヨーゴー石というのがあり、そこへ祀ったら、まだ「8町むこうだ」といった。
類似事例

オオビト
1976年 和歌山県
大人が天から下りてきて、一夜のうちに荒地を切り平げて人の住めるようにした。村人は喜んで、七堂八社を作り、大人を大梵天として祀った。
類似事例

シラコマノイケ,ユメマクラ
1987年 長野県
長者が重病にかかって寝込んでしまった。すると信仰の篤かった娘の夢枕に女神が現れ,「池の底の黄色い花を取って,その花の中で生活すればよい」と告げた。娘が父を連れてお告げどおりにすると,父はたちまち丈夫になった。長者は家に帰ったが,池の底に行った娘は,池から迎えにきた白馬の背に乗せられて池の底に沈み,二度と姿を現さなかったという。池の名前は白馬にちなんでつけられた。
類似事例

ユメ,タタリ,クビナシジゾウ
1983年 香川県
川を流れていた首無地蔵を拾い上げて、島田寺の山門の一番低いところに据えておいた。すると世話人にたたりがあったため、高いところへ持っていった。すると別の人に夢のお告げがあり、信じれば首から上の病を治してやると言ったという。
類似事例

オクリオオカミ,センビキオオカミ
1970年 鳥取県
昔、七村の神主が送り狼に送られてきたが、急に袖を咥えて引張るので引かれるままにしていると、山の頂上に連れて行かた。送り狼は穴を掘って神主をその中に入れた。しばらくすると、街道を千匹狼が行列して通った。神主は送り狼に救われた。
類似事例

バンバアイシ
1960年 神奈川県
昔、ある信心者の夢枕に神が立ち「一の釜西方を流れる相模川の深いところにいる。自分の体は石で夫石は川下の江ノ島にいる。上流から訪ねてきたが、水が少なく下流に行けないから八幡宮まで連れて行って欲しい」と告げた。夢から醒めて一の釜に行くと、川底に老婆のような形の石があったため社の境内に移した。その後日照りが続いた時また夢枕に立ち、「自分を一の釜に入れると雨を降らしてやる」と告げたのでそうすると雨が降った。その後石はしばらく放置されたが、川下の人が井戸端の敷石として使った。しかし、一家中の人が病気になったため、行者の進言で八幡宮へと返された。
類似事例

カッパ
1975年 熊本県
ある時氏神の神主の夢に龍ヶ淵の河童が現れ、住居の前に化物がいて入れないので退治して欲しいと告げた。神主が水に潜って調べたら水底の穴の前に馬鍬があった。それを取り除くと河童は村の子を取らないと約束したので氏神のお守りを身に付けて泳ぐようになった。
類似事例

ダイジャ
1986年 埼玉県
昔、じいさんと娘がいた。その娘は不思議な力を持っていた。ある年日照りが続いたので村人が娘に雨を降らせて欲しいと頼みに行くと娘は「七日七晩は決してお堂に入らないように。」と言ってお堂に入った。一人の若者がお堂を覗いてしまった。するとそこには頭が二つの大蛇がおり、若者の顔を見ると天に駆け昇ってしまった。すると空から大雨が降りだし、三日三晩降り続いた。村人は娘を竜神様として沼のほとりに両頭庵というお堂を建ててお祀りした。
類似事例

カリヤスミョウジン
1956年 宮城県
もと赤沼大明神といって沼のほとりに祀られた水神。昔、身に錦をまとい、宝冠を頂いた気高い1人の女行者が村に来て、一夜の宿りを乞うたが、見慣れぬ高貴な姿の上、出産間近い身重な様子を見て宿を貸す者がない。女が軒の下でもいいからと頼むと、年老いた夫婦が哀れに思って世話をしてやり、経塚で子を産んだ。この子は神であった。刈安草を敷いて生まれたので刈安明神という。このあたりは刈安草が多く、これを染料としたものは、他所のものと比べ甚だ佳品である。
類似事例

テング
1937年 石川県
ある若者が山で行方不明になった。親がはつきよおく人(易者)に見てもらうと「鼻が高い人が連れて行った。今も生きている。」と言われた。その後も懸命に探したが、21日目に、山中の池に浮かんでいるのが見つかった。
類似事例

ダイジャ
1975年 山形県
昔狩川に千貫長者がいた。ある夜立派な若者が訪れ長者の娘と恋に落ちた。娘は身篭ったが産気づかない。手を尽くしたが効き目はなかった。ある日六部が来て、姫を救うには邸内の松にある鳶の卵を飲ませよという。長者は若者を松に登らせたが、若者は鳶にさらわれ地面に叩きつけられた。六部は「私は以前あなたに助けられた蛙で、婿になりすましていた若者は私を飲みこもうとした大蛇で、沼の主である。蛇は恨みを晴らそうと婿になった」という。見ると婿は大蛇であった。産気づいた娘が生んだのは無数の蛇であった。娘は死に、六部は姿を消した。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内