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検索対象事例

カミサマ
1989年 山梨県
昔タカギシゲンザエモンという人が、池太池へ猟に行った。弓で射っても弓が当たらないので、「マユミのものじゃあなぁ、この弓とまれ」といったら、神様がとまった。うちへ連れてきて置いたら屋鳴りがした。それで、夢枕に人が立って、「仏祀れ」といわれたので、オミョウジンサマに祀った。そうしたら、まだ「ここじゃねぇ」という。「ここから1里8町」というので、七面山にヨーゴー石というのがあり、そこへ祀ったら、まだ「8町むこうだ」といった。

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キラキラヒカルモノ,ユメマクラニタツ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという人が、猟をしにいき、池太神の池の周りを歩いていたら、水面にキラキラ光るものが見えた。「魔物じゃあうち殺す、神ならこの矢にけってとまれ」というと止まった。家に帰って寝たが、屋鳴りがして怖い。夢枕に立ったので、東山の大家のロクベエさんとキタナカムラの人と有志の衆の3人でヨーゴー岩という大きな石の上に置いて祀ってきた。そしたら夢枕に立って、「俺はまだ8町行ったところだ」というので、行ってみると大きなお池があったのでそこに祀った。
類似事例

キラキラヒカルキンノタマ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという人が、弓をかついで池太神の滝壷を歩いていたら滝壷の下にキラキラ光る金の玉が見えた。神様ならこの矢の先に止まってくれというとそうなった。それが池太神さんで、1寸8分の金の玉である。タカギシゲンザエモンは家に帰ったが、家が動いて寝かしてくれない。俺がおる所はここから1里奥にある所だというのでそこに行って泊まったら、その夜また、ここではないここから8町先に行かなきゃだめだというので8町奥にいくと池があり、ここが俺の住むとこだということでそこへ住まわせてあげるようになった。
類似事例

キンノタマ,ユメマクラニタツ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという狩人が、池太神さんの池の中に金の玉を見つけた。「魔物だったっらそのままでいてくれ、神だったらこの弓のとこに乗ってきてくれ」と拝んだら、その玉が乗ってきた。うちへ置いたが、屋鳴りがした。金の玉はこの家で休むものではないということで、夢枕で七面山に私の住むところがあるといった。そこでその御神体を持っていっておあげした。それが池太神さんの起源である。
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イケタガミノオツゲ
1989年 山梨県
稲又へタカギシが猟へ行くと、1匹の子鹿が出てきたので、弓矢を放とうとしたら姿を消した。そのうちまた現れたので弓を放とうとしたら鹿が金の玉に変わったので、それを拾って帰った。それが池太神の御神体で1寸くらいの金のムクの像である。タカギシゲンザエモンは殺生をやめて、金の玉を家へおいておいたら、夜にお告げがあって、「雨畑地区の東の高山から40町位あがったところへ祀れ」といわれたので、大家さんに相談した。
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ヒカルモノ
1989年 山梨県
本村の人が猟に行って、池太神のところの淵の真ん中の岩で何か光る物をみつけ、何かショウのあるものだったら、弓にのぼれといって弓の弦を出したら上がってきた。それを家へ持って帰ってきたら、「俺の居る所はここじゃあない。これから上へ上がる、2里高い所に上がればそこに池があるから、そこに俺の住み家があるからそこに連れて行け」といわれた。その人がそこに置いたらそれが池太神の母体になった。七面山の仏像の中に金の玉を入れて祀ってある。
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リュウジンノモウシゴノオヒメサマ,イケノミヤサマ
1989年 山梨県
竜神の申し子として生まれた姫が、父母を亡くして、七面山へ来て池へ入った。姫のことを気にかけていた池の宮様は富士川をさかのぼって訪ねてきたが、雨畑谷まできてて、そこがうっ蒼としているのに失望したのか、水の中へ入って亡くなってしまった。その池は稲又谷にあり、昔の人がタルと呼んだところである。そこに魂が留まった。そこで何百年後そこにタカギシゲンザエモンが通るのを待っていた。
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オミョウジンサマ
1983年 山梨県
Aさんの屋敷神の1つにオミョウジンサマがある。昔(42・3年前)、羽田峯生商店の屋敷を借りて住んでいた時に祀っていたのを今のところに移る際に移した。80年くらい前に3代先のおじいさんがセイハンで手を切り、占いをしてもらうと、「蛇を生殺しにしていたからタタル」といわれ、山中のオミョウジンサマを祀ればいいということで、祀るようになった。
類似事例

オシラサマ,タタリ、オグナイサマ
2001年 青森県
佐々木家にもとあったオシラサマは、この神が暴れて困った分家から預けられたものであったが、これを祀る家では鶏卵を食べられなくなってしまって困るので、川に流して捨ててしまった。そのときは何もなかったが、ある年に主人が眼病を患ったところ、これが捨てたオシラサマの崇りであることが分かったので、新しくまた神を祀ることとした。7・8寸の男女2体の人形で、オセンダクは首からまとい、オグナイサマと呼んでいる。
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リュウ
1988年 奈良県
池に竜が住み村人を食ったので退治することになった。池の堤でかがり火を燃やして騒いだが、竜は現れない。そこに通りかかった武士が池に矢を射込んだ。竜は武士をつかんで天高く昇って行った。やがて雷光がして真赤な雨が降り、竜の体がズタズタに裂かれて落ちてきた。村人は竜の屍骸を埋めて竜象寺を作った。武士はとうとう現れなかった。春日明神の化身であったと言う。
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バンバアイシ
1960年 神奈川県
昔、ある信心者の夢枕に神が立ち「一の釜西方を流れる相模川の深いところにいる。自分の体は石で夫石は川下の江ノ島にいる。上流から訪ねてきたが、水が少なく下流に行けないから八幡宮まで連れて行って欲しい」と告げた。夢から醒めて一の釜に行くと、川底に老婆のような形の石があったため社の境内に移した。その後日照りが続いた時また夢枕に立ち、「自分を一の釜に入れると雨を降らしてやる」と告げたのでそうすると雨が降った。その後石はしばらく放置されたが、川下の人が井戸端の敷石として使った。しかし、一家中の人が病気になったため、行者の進言で八幡宮へと返された。
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ヒカルタマ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという人が、今のお堂のある所で光る玉を見つけた。
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チガミ,ヂガミ,イシ
1944年 新潟県
山へ行くとき牛の荷が傾いたので一方に石をくくりつけた。それでも傾くので、傾かないようにしたらヂガミに祀るといった。そしたら傾かなくなった。山へ着くとその石を放ってしまった。すると祟りがあった。トイギキ(問聞)をしたら、約束を守らないからだというので、その石をヂガミとして祀った。
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ワシザキノオオヤシブヤケノオセン,オスヘビ,メスヘビ,ダンセイショウニン,ジョウゲン
1984年 新潟県
真更川から東北の山中にある山居池で雨乞いをするが、それは、鷲崎のオオヤ渋谷家のオセンが、月水の腰巻を池で洗い、雄蛇にさそわれて池に入り、雌蛇となって苦しみを受けているときに、弾誓上人(一説には浄厳とも)が、山下7か村が旱魃で苦しんでいるときにはたとえ3粒でも雨を降らせるという約束のかわりに、雌蛇を昇天させたからである。一方、雄蛇は雌蛇を探して這い回るうちにオオザレ川の滝付近の岩に身を打ちつけて死んでしまった。
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ヤマノカミ
1979年 福井県
昔、中西佐平の家の主が漁に出ると、度々石が網にかかった。その度に捨てていたが、ある夜、夢のお告げで「私は石は石でもただの石ではなく、山の神である。大水が出たときに流されてしまった。陸へ上がりたいので次にかかったら上げて山に祀ってくれ」と頼まれた。次に海に出ると案の定石がかかったので、山に祀った。
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イケタガミサン
1989年 山梨県
池太神さんはずっとこの奥の川の淵の中で生まれてきた人だという。本村の人がその川の淵を越そうとしたら光っていたので、池太神さんを拾い上げてきた。池太神さんは、その人の夢枕に立って、順に順に山を上げて七面山に連れてきた。
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スイジン,ダイジャ,ヘビ,ダイサンオオジ
1929年 東京都
大昔、近江の琵琶湖に住む漁夫が、不漁の続く際娘を捧げるかわりに大漁を祈った。すると魚が良く捕れ、水神が蛇となって娘をもらいに来た。娘は白鳩になって逃げ出し新島まで追い詰められた。新島の三島明神の大三王子は怒って大蛇を斬り、頭を八丈島、尾を大島、銅を新島に飛ばした。だから八丈島の蛇は人に食いつき、大島の蛇は人に巻き付くのだという。
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オサイノキサン,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
オサイノキサンは村の組境などにあり、千町(旧加茂村内部落の1つ)の御代池のオサイノキサンは、石の神体を祀っていて、傍にある木には草履を吊り下げてあるという。タゴリ(咳のこと)の神として信仰されていて、その願ほどきに草履をあげるのだという。
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ヒヒ
1991年 愛媛県
昔、ヒヒが暴れたので、孫八という猟師が退治することになった。ヒヒは寺に逃げ、釣鐘を盾にして鉄砲を防いだが防ぎきれずに、山の上で死んだ。鉄砲の弾のひびがはいった釣鐘があったが、戦時中に供出されてしまった。ヒヒが死んだところにはさるま天神サルマテンジンが祀られている。
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ヤマタノオロチ
1971年 茨城県
徳蔵集落の八瓶山には、八つの素焼きの瓶が埋まっていた。ヤマタノオロチに飲ませた瓶であるという。そのうちの三つは飛んで行って、笠間の飯田神社の裏にミツガメサンとしてある。雨の降らぬとき、その瓶の水をかき回すとたちまち雨が降るという。
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ダイジャ
1943年 香川県
昔、当願、暮当という兄弟の猟師がすんでいた。兄は志度寺にお参りし、弟は食料がないので山で狩猟をした。兄は法席で銃声をきき弟をねたましく思ったので、首から下が蛇身となってしまった。弟は兄をかわいそうにおもい、幸田池までおぶっていき、兄の願いをききれ池に入れた。兄は大蛇となって自分の目をくりぬき、この目をかめにいれて酒を造れと渡した。弟は兄の言うとおりに酒を造り、家は栄えた。
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