アオジロイヒ,レイ 1983年 香川県 天神さんの下にある大岩に海で死んだ人の霊が寄るため、雨の日などは青白い火がともるという。
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ツエザクラ 1961年 島根県 吹雪のために死んだ比丘尼が携えていた桜の枝を挿したのが発芽した。
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エンノギョウジャ 1928年 奈良県 弟子たちが仏菩薩を供養したとき、冬だったので供える花がなかった。それをみた行者が枯れ木を取って加持を加えると、紅白の艶のある花が咲いたという。
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オカイコカミサマ 1975年 山梨県 お蚕神様は藤の花が好きだから、という理由で山から取ってきて蚕室に供えるところもある。
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テング 1995年 愛知県 天狗は神楽の楽を好む。花祭りのときに高嶺に現れたので、提灯を灯してお迎えした。
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オグラノヤマノカミ 1964年 群馬県 お天狗さんは山の神の眷属。天狗は火事が好きなので、人家のみえないところに祀る。
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カミナリ 1932年 奈良県 ある日、興福寺の金堂で雨宿りをしていると、雷が堂の前に落ちた。すると猫の子のような形をした雷が天から落ちてきた。その雷はあっという間に天に登った。
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ヤマノカミノホウキ 1960年 岩手県 天狗巣病にかかった吉野桜を「山の神の箒」と呼ぶ。
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ヤマノカミ,ヤマイヌ,テング 1928年 愛知県 山には山の神(山犬)や天狗が住んでおり、深い山や高い山は崇められている。
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シダレザクラ,チョウチン 1990年 長野県 東漸寺のしだれ桜には、人が死ぬとちょうちんがつくと言った。
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ケズリガケ,ケズリバナ 1956年 宮城県 盆や彼岸になると、寺街の花屋にいろとりどりの造花が売り出される。これを「削り掛」「削り花」という。死花が立てられぬと、死人があの世に行けないといわれ、豪華な花を手向けられない庶民が、その代わりに「削り掛」や紙花を供えたのであろう。
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タノカミ 1982年 新潟県 初午の日に山から田の神が下りる。
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オカイコガミ 1982年 埼玉県 長瀞町では、2月の初午の日にお蚕神が天から地上に降りてこられると言い、この日、庭に竹を立て縄を巻きつける。
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テング 1980年 山の奥にある神社や寺院は、天狗が守護しているので、斎戒していない不浄の人間が参詣すると、必ず天狗に捕らえられ、五体を裂かれて木の枝に掛けられてしまうという。
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テング 1982年 群馬県 天狗が迦葉山に寺の小僧に化けて住み込んだ。ある年の十五夜の晩、その小僧がいい事をして見せると言ってススキの葉の上を飛び、白い馬に乗って行ってしまった。以来迦葉山では天狗を祀る。
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テング 1952年 岡山県 星山の頂上にはグヒン(天狗)が祀ってあり、生臭物を食べたり、不浄のものが近づくと投げ落とされるという。
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バケツバキ 1956年 古墳に椿の老木があり、夜、人がその下を通ると、美人に化けて路傍に立っている。この古墳は、以前村人が発掘して祟りを受けたので、供養のため椿を植えたものであるという。
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オテングサマ 1953年 埼玉県 天狗岩のお天狗様は打上花火を揚げる。音は少しもせず、夜空に鮮やかな菊花がきらめき、とても美しい。
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タイマサン 1956年 宮城県 御崎の北の丘。美しい花の咲く桃が多い。神があまりに花を惜しむので、実が落ちて育たないという。
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タダタビサカサザクラ 1962年 群馬県 双林寺の境内の桜は「忠度逆さ桜」という。その由来は、2代目住職の前に一人の座頭が現れ平家物語を語ったが、「行暮れて木の下蔭をと宿せば花ぞ今宵のあるじならまし」の歌を詠じて消えてしまう。住職がそれを平忠度の亡霊と喝破すると、白馬にまたがった忠度が現れ桜のむちを地上にさして去る。そこから芽が出たものだという。
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