トシトコサン 1962年 岡山県 庚申さんと喧嘩して足を折られてしまったので、トシトコさんは一本足であるという。トシトコは三月から田の神にかわるものである。トイトコと同じ性質のものでもある。
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コトノカミ 1949年 京都府 旧暦正月18日に村ゴトというコトノカミの祭りがある。コトノカミは片足であるから、草履を片足だけ作る。
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トシトコサマ 1960年 山口県 トシトコ様は多くの人を取り隠したため、猟師に撃たれ片足を失う。猟師が人をとり隠した理由を聞くと、「わしの祭りをしないからだ」と答えたので、それから正月にはトシトコ様の祭りをするようになった。
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トシトコサン,トシノカミサン 1970年 岡山県 2月1日は、トシトコ(歳徳)さん、すなわち年の神さんが高天原に帰っていく。トシトコさんは田植えごろにまたお迎えする。
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ショウガツノカミサン,トシトコサン,ワカトシサン,タノカミ,サンバイサン 1970年 岡山県 正月の神さんはトシトコ(歳徳)さん、あるいはワカトシさんといい、男の神らしい。このトシトコさんが、田植えのときに田の神(サンバイさん)になる。
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サイノカミ 1965年 愛媛県 さいの神が道端で寝そべっていると、車に一方の足を引かれて片足になった。以来、正月や盆に草履を作って供える時は、片足を供えるだけであるという。また、さいの神は風邪の神であるという。
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ワカドシサン 1962年 岡山県 年神であるワカドシさんは足が片方のみだからといって年棚に草履の片方を作り供えるが、牛馬を失ったときこの草履を持って探しにいけば必ずみつかるという。
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ノツゴ 1983年 愛媛県 ノツゴに「草履をくれ」と言って追いかけてくると足が重くなって歩けなくなる。その時は草鞋のチか草履の鼻緒を切ってやると動くようになる。
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テギヌガエシ 1957年 愛媛県 雪が降るとテギヌガエシが出る。一本足である。ある人の話では雪の日にポンポンと音がして、見るとテギヌガエシが椿の股に頭を入れて動けなくなっていたのを助けたと言う。
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ショウガツノカミサン,トシトコサン,ワカトシサン 1970年 岡山県 正月の神さんはトシトコ(歳徳)さん、あるいはワカトシさんといい、男の神らしい。タユウさんがくることによって、年の神さんが来るというが、セッキギヨメをせずとも年の神さんはくる。
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オバガミネノイッポンアシ 1991年 奈良県 12月20日には、一本足が出てくるので、伯母峰峠を越すなと言われている。一本足は昔二本足だった。退治しようとした豪傑が片足を切ったので、足が一本になったのだという。
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ダイシコウサマ 1977年 山形県 11月3日は、ダイシコサマが来る。ダイシコサマは塩釜に足を突っ込んで片足がないので、供え物に塩を入れない。
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ツチノコ 1985年 和歌山県 ツチノコは、丸い、頭だけの蛇で、ごろごろとまくれかかって来る。
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トシトクサン 1978年 広島県 亥の子の日にはトシトクさんという跛の農神がやってくるので、この日は戸口もコタツもあけておく。
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オバガミネノイッポンアシ 1991年 奈良県 伯母峰峠の一本足が、12月20日に飛んできて、漉いた紙を貼って乾かす板に足型をつけるという話があった。
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イッポンダタラ 1985年 和歌山県 ハテノハツカは悪日のため、目一つ、足一本の一本ダタラが出て来るから、山や峠を越えることができないという。
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トシカミ 1943年 島根県 年神は1本足である。茄子畑に降りたとき、片足を踏み抜いたからであるという。
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ヤマノカミ 1962年 長野県 山の神には片足の藁草履を奉納する。この神は跛である。
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トシドン 1990年 鹿児島県 トシドンは正月に餅を持ってくる神様で、真夜中に鈴を鳴らしながらやって来て、声を変えて子供を呼ぶ。前年の行いを改めさせ、餅を配る。
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ヘビ 1972年 三重県 蛇を殺して捨てるときには草履を片方つけて捨てないと生き返ってくる。
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