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検索対象事例

ヤマノカミ
1971年 茨城県
11月15日は山の神のまつりで子どもたちがご神木とした松の木のまわりにワラを集めて火をつけるドンドンヤをする。これは山の神は貧乏で、暮には借金取りがくるので、火事になった言い訳をするために焼く。

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ドンドヤノタタリ,ドンドヤキノタタリ
1971年 茨城県
旧11月15日が山の神の祭で、ドンドヤまたはドンドヤキといって、ワラを御神木である松にまきつけ、まわりにもワラを持ち寄って火を燃やす。この時の灰は持ち帰ってはいけない。持って帰るとバチアタリといわれる。また、以前に持って帰って死んだ人や、家が火事になった人がいる。
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ヤマガミマツリ・サンジンサイ
1940年 茨城県
旧11月15日の山神祭では、御神木の藁に火を付けて焼く。子供たちはこの時、大声を張り上げて「山ノ神トシシ、オ猿のケーツマツカンダー、牛蒡焼イテブッツケロー」と繰り返して歌う。この行事は同時刻ごろに各所で行われ、火柱の高さと爆竹音の大きさを自慢している。この火が下火になってきたころに魚を焼いて食べると風にかからないという。
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サイノカミ
1964年 福島県
1月15日のもちの日に行う。子どもたちが、家々から門松、注連縄、納豆つとこ、わらなどを集め、村はずれに松のしんぼうを中心にして積み上げ、夕方に火をつける。「せいの神もやすぞ、せいの神やくぞ」と子どもたちが叫ぶと、各家々から供え餅に棒を通したり、幣や書初めの紙をもって集まる。この火で焼いた餅を食べると腹やみしないとか、たばこの火をつけると歯やみしないとか、書初めの紙の灰が上にまいあがると習字が上手になるなどという。さいの神とは「塞の神」などと書き、みちの神で悪病が村に入ってくるのを防ぐと思っている人も多い。
類似事例

ヤマノカミ
1971年 茨城県
山の神はアラダカイ神様といわれる。また貧乏な神ともいわれて、暮には借金とりがくるので、家を燃して逃げる。
類似事例

ビンボウガミ
1957年 新潟県
1月2日にミヅクサとヌルデを山から迎え、15日に燃やして粥を煮る。昔貧乏な親爺が生木を燃していると、天井にいた貧乏神が燻されたのに怒って「親爺何が嫌いだ」と言う。「俺は金に困っている」と答えると、貧乏神は千両箱を三つ投げつけて帰っていった。それからこの行事をするようになった。
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ドウソジンバ,ドンドンヤキ,ゾクシン
2003年 山梨県
丹波山村などでは、道祖神場の前がドンドンヤキの場ともなってるケースが少なくない。小正月の十四・十五日ムラの衆がそこに集り、マユダマの団子を焼く。焦げ目の入った団子を食べたら、虫歯を防ぐ、火に当たれば一年無病になる、持ち帰った灰を家の周囲に散らしたら、蛇・病気・火事消防効果があるといわれる。
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ビンボウガミ
1957年 新潟県
1月7日に若木を山から迎えて、14日に燃やして小豆を煮る。昔貧乏な親爺が夜逃げをしたら、貧乏神が着いてきた。貧乏神が生木を燃して小豆を煮るのが嫌いだと言ったのでその通りにすると、貧乏神は「俺の嫌いな事をする」と言って銭を投げつけてよこした。それからこの行事をするようになった。
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アクマ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
正月15日をトンドさんという。クヌギの木を切ってきて四角錐のような小屋を作り、その中にオシメを入れて周りにもオシメを巻きつける。これに旗を作って立てかけ、火をつけて焼く。焼け残った灰を海水にぬらして家に持ち帰り、家の周囲にまくと悪魔を払うという。
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カミ
1973年 富山県
10月31日から11月30日までは神が出雲へ行かれるので、村の子供が宮の前で火を焚いてお送りする。白煙があがると、この煙で出雲へ行かれたという。
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ヤマノカミ,(ゾクシン)
1973年 三重県
山の神に関する俗信。正月7日は宮の境内で、共有山の松の生木を集めて立て、生竹を立てかけて火をつける。少なくとも家族の数だけ切り餅を焼いて食べると、病気をしないとか福が授かるとかいう。山の神は子供ととても仲がよいといわれている。
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ビンボウガミ,トシノバン
1950年 長崎県
歳の晩に火起こし竹を「貧乏神」と叫んで投げ捨てる。
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モチ,ミカン
2000年 香川県
正月15日前後の小正月に「送り正月・神さん送り・ドンド祭り」と称して、注連縄・花松・裏白・門松などの正月飾りを集めて焼き、その火で焼いた餅やみかんを食べると一年中丈夫に暮らせる。
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カガミモチ,(ヒ)
2000年 香川県
正月14日の晩に数人の子供達が家々の注連飾りを集めに回り、その日は1人の家に泊まる。翌15日にそれらを浜に高く積み上げて、「トンドヤサンキチゴ、モチノカゲヤイテクオ」など言いながら火をつける。その火で焼いた鏡餅を食べると、その一年は無病息災である。
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ヤマノカミ
1960年 長崎県
11月23日に木を伐ると山の神様に咎められる。この「山の神様」とは、石のコクラに祀り、神主を雇って祀る山の神様である。
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サイノカミ
1964年 福島県
正月14・15・16日ごろ(村によっては1、2日のずれがある)、会津地方ではさいのかみ(災の神、賽の神、塞の神)という行事がある。若者の指導で子どもたちがわらや納豆つと、正月の注連や御幣をあつめ、大きな木を中心に積み重ね、夕刻に火をつけて焼く。この火でたばこをつけると歯やみしない。
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サイノカミサン,エビス
1961年 鳥取県
12月15日はサイノカミサンで、藁で作った馬をサイノカミを持っていって、そこでそのシッポを焼く。サイノカミサンは貧乏神だといわれ、エビスに金を借りて返せなくなったため、シッポを焼くという。
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トシガミ
1958年 香川県
正月十五日はオクリ正月、十五日正月と呼び、年神に供物を供えて稲の豊作、家内安全祈願をする。その後河原で注連に火をつけ、年神の供物をその火で焼いて食べる。これをトンドと言う。この煙で年神は大和に帰る。
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ドウソジンサマ,ワルイカミサマ
1962年 山梨県
道祖神様はよい神さまで、そこへ山から悪い神様が時々おりてきて、道祖神の帳面へ「今年は幾月頃誰と誰を病気にして病ませろ」と、留守の間に書いていった。道祖神様は家へ帰ってきて帳面を見てどうしてそんなことができるかと、村人に帳面を焼くように言いつけた。そこで村人たちは正月14日に道祖神様の前でどんどん燃やし、奥山の悪い神さまによく見えるようにほのおを高く燃え立たせた。あとで悪い神様がやってきて帳面を見せろといっても、夕べ大火で燃やしてしまってないという。それがどんどん焼のはじまりだ。
類似事例

サイノカミ
1964年 福島県
正月14・15・16日ごろ(村によっては1、2日のずれがある)、会津地方ではさいのかみ(災の神、賽の神、塞の神)という行事がある。若者の指導で子どもたちがわらや納豆つと、正月の注連や御幣をあつめ、大きな木を中心に積み重ね、夕刻に火をつけて焼く。この火で餅をやいて食べると厄病にかからない。たばこの火をつけると歯やみしないなどの伝承がある。
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(ゾクシン)
1979年 徳島県
年中行事に関する俗信。正月15日のサギッチョあるいはとんと焼くと呼ばれているものの火で身体をあぶると、夏やせをしないといわれている。盆の15日に川に行くと、ガキ仏に足を引っ張られるといい、子供たちは水遊びにいかない。12月20日は山の神様が植えた木を数える日で、1月20日は山の神が木を植える日なので、木を切れないという、など。
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