アオイテ 1999年 栃木県 山道を走っていた車がガソリンスタンドで休憩を取った。乗っているうちの2人が買出しに出かけて車に戻ると、車に残っている人が青い手に足を掴まれて動けなくなっていたので、2人は逃げ出した。再び車に戻ると人はいなくなっていた。
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カシャ,ネコ 1992年 宮崎県 火車は葬列の遺体を奪う。行いの悪かった人の葬式の日、晴天がにわかに時化て火車が遺体を奪おうとしたが、僧が棺に座って払子で祓ったので退散した。火車は猫であった。
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カシャ 1932年 岡山県 旧熊谷村では火車が出て時々死体を食うとされた。妙八を叩くと火車が来ないというので、葬式の時には必ずこれを叩く。
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キツネ 1982年 東京都 狐はチョウチンをつけてきて、人に車の音を聞かせる。近くまでくると、チョウチンも車の音も消えてしまう。
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カシャ,ネコ 1992年 宮崎県 猫は火車になると嫌われる一方で、三毛猫がいると漁が利くといって、漁師は猫を大事にする。
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カシャネコ 1964年 福島県 10月10日に生まれた男の子は、死ぬと火車猫に食われるという。
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カシャ 1955年 山梨県 左右口村(現・甲府市)の寺の方丈が、葬式で瀬戸山の前を行列していると、黒雲が出てきて火車が来て棺をつるし上げた。方丈が印を結んだら火車は棺を下ろした。そこを火車穴という。
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ミガワリ,ホンゾンサマ 2001年 青森県 友達の車に乗っていたところ、交通事故に遭った。車がぶつかってひっくり返ったとき、自分のハンドバッグから本尊様が落ちて壊れてしまっていた。自分の身代わりになったのだろう。
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(ワルサトイウバショ) 1976年 大分県 浦代から宮野浦に行く途中にワルサと呼ばれる場所がある。所が悪いので、ここでは人がよく死ぬ。車などを運転していると、道と海とが水平に見えるという。また、美しい女性が出てきて車に乗せてくれとも言う。
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ヒトカゲ 1985年 茨城県 車で走っていると、横切った人をはねたと思い、慌てて車外に出て確認した。そこに人の姿はなく車に戻ると、座席が水でびっしょり濡れていた。
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カワウソ 1938年 石川県 ある男が買った魚を車につけて夜帰ってくると、俄かに車の後が重くなりだした。カワウソが魚を狙っていると考えた男は、車の前を持ち上げてカワウソを押しつぶそうとした。驚いたカワウソは川へ飛び込んで男に水を吹きかけて逆襲した。
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ヌレオンナ 1991年 静岡県 夜、国道150号を車で走っているとずぶ濡れの女性が立っている。車に乗せるといつのまにか消えていて、シートが濡れている。
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ゾクシン 1999年 栃木県 救急車を見た時、親指を隠さないと死ぬ
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カシャ,ヤマイヌ 1941年 愛媛県 訃報の使いを知らせの使いと言い、必ず2人で行く。2人で行くのは、途中で火車や山犬に襲われる可能性があるからである。火車や山犬は死人を好むという。使いが提灯を持つのは夜になると火車や山犬が襲う可能性があるためで、魔は火を恐れると信じているからである。
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ネコ,ウシノヨウナモノ 1990年 香川県 昔、伊予からの帰りにねむり谷へ夜中の1時頃さしかかったとき、道ぞいの岩の上にかわいげな猫がいた。車を降りて猫のところまで行ったら、牛のような赤土色のものがのっそりと歩いて行き、姿を消した。
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ミガワリタイシサマ,オフダ,オマモリ 1973年 愛知県 仕事から車で帰途の際、急行列車と衝突して車ごと5・60メートル引きずられ車は大破した。私は意識不明に陥ったのだが体には何一つ傷もせず、夢のなかの出来事のようでした。これは体につけていた身代わり大師様が二つに割れ、危禍をお助け下さったおかげにちがいない。
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オブスナサマ 1964年 群馬県 オブスナサマは六車の神で家の神。
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(ゾクシン),ユビ 1998年 静岡県 救急車が通ったときに親指を隠さないと、親が死ぬ。
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キュウキュウシャ 1998年 静岡 救急車が通るときに親指を隠さないと親が死ぬ。
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タヌキ 1937年 大阪府 夜、狸の棲み家から、地車の囃子の音が聞こえてくる。
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ソウノツエ 1972年 岐阜県 大正2年頃、いざりがいざり車に乗ってお参りにきたところ、僧が杖を貸してやると立った。それで車はそのまま置いて帰り、紫衣を着て僧侶になったという。
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