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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
赤子を外出させるときは、悪霊から守るために顔にヘグロを薬指でつける。これは美男美女の赤子は悪霊に好かれるという言い伝えによる。薬指にかかわる俗信。

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(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
赤子の名付け祝いをナーチケユェーと言うが、このとき赤子の額に鍋底のヘグロをつけてやる。これは神は美しい赤子を欲しがるので、わざと醜くしてやるのだという。
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ナージキ,アクリョウ
1972年 沖縄県
老婆が赤子を抱いて庭に出て桑製の小弓で箕を射、仏壇の間にて赤子を東枕に寝かせ、蟹やバッタを這わせたりウブミジ(産水)を3度額に付けるナージキ(命名)の儀礼の1種により、悪霊から赤子の魂を守る。
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アクリョウ,アジ
1972年 沖縄県
産室に〆縄を張る事や、産室の入り口に十文字の竹を掛けておくアジにより、赤子を奪おうとする悪霊が近づかない様にする。
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アカゴノレイコン
2000年 栃木県
栗山村では赤子にクシャミやアクビをする前にとりあえず仮の名前をつける慣わしがあった。赤子の霊魂は微弱であり、クシャミやアクビは赤子の体内に宿ろうとする霊魂を追い出しかねないために、名前をつけることによって霊魂の遊離を防止しようとしたものと考えられる。
類似事例

アカゴ,タタリ,(ゾクシン)
1988年 長野県
昔、ツボッコを生んだ娘が、その赤ん坊を生き埋めにした。その祟りを鎮めるために祭ったのが赤子様である。これに参ると、子供の夜泣きが治るという。
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ヨナキイシ
1976年 福島県
赤ん坊の夜泣きに悩まされる人たちが赤ん坊をおぶってきて、夜泣石の足跡にはめて踏ませる。そうすれば夜泣きがなおり、丈夫に育つといわれる。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 群馬県
ヘソノオに関する俗信一束。ヘソノオを首に巻いて生まれてきた子は坊主の生れ変り、ヘソノオを埋めた上を最初に通ったものを怖がるようになるので父親がまず踏む、など。
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アクリョウ
1972年 沖縄県
組踊の台詞を競うことにより、赤子を奪おうとする悪霊が近づかないようにする。
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ホウセンカ,マヨケ
2000年
八重山郡竹富町では、鳳仙花で爪を赤く染めるのは、女性の御守りとなり、魔除けともなるといわれている。
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トリゴ
1941年 福島県
治病に関する俗信。子供が丈夫に育つようにと、出生前または出生後何年かは神様に子供をあげたとして、また本名の他に神様から名前をいただいて育てる。このようにしている年齢をトリゴの年期とよび、終われば御礼参りへ行く。
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ウブガミ,ケンムン
1981年 鹿児島県
産神の難を避ける呪法である。赤ちゃんが生まれると同時に軒先に包丁や鋏などの鉄器類を差す。ケンムン(木の精)などの妖怪に運命を左右されないためだという。また、赤ちゃんを「かわいい」と言うと、魔物に奪われてしまうとも言われる。
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マモノ
1931年 沖縄県
夜、子供が外出するときは鍋の尻の墨で三度子供の額に黒子を入れてやると魔除けになる。食べ物を親類や近所に配るときサンを載せないと食べ物の精を取られるので、滋養にならない。
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ヘビ(ゾクシン)
1998年
医療、まじない、禁忌などに関する俗信。蛇を見て指さすと指が腐るという。妊婦は火事を見ると痣のある子を産む。産婦は柿とナスを食べるな、髪が抜ける。尺取虫にたかられたと気付くとすぐ落とす。身体の上下をわたられると命を落とす。蛇の抜け殻を財布の中に入れておくと金持ちになる、髪の毛の真中に入れておくと頭を冷やす。便所の神様は大は右手で小は左手で受け取っているのでつばきをすると口をあけ、口の腫れる病いになり罰が当る、など。
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ヨナキマツ
1929年 愛知県
夜泣松は赤子の夜泣きを封じるために信仰されている。
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ヨナキ,マモノ
1933年 鹿児島県
赤ん坊が夜泣きをして困る時は、枕元に刃物を置いておくという。何か魔物が憑いて赤ん坊をいじめるから、それを祓うという意味だという。これをしても泣きやまない時は、竈の後ろの壁板に鶏の絵を描いて貼り付けるといいという。
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ヘビ(ゾクシン)
1970年 山梨県
ヘビにあわないための俗信。出かけるとき、「ナムチョウダイゴンゲン」と3回唱える。ヘビは線香が嫌いなのでヘビが出たらお線香を上げる。
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カゼノカミ
1956年 山梨県
赤い紙に小さい子供の手の形を捺して、「吉三さんはおりません」と書いて門口にはりつける。これは疫病神に対する魔除けの1つである。八百屋お七が吉三に失恋のまま死んで風邪の神になり、吉三を取り殺そうと各戸ごとに覗き歩くので、この赤い紙を張り出しておくと、吉三の手形ではないので中を覗かずに帰ると信じられている。
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ハヤリヤマイノマジナイ
1942年 長野県
流行病にかからない俗信。「流行神様お通りください」と書き、逆さまにして入り口に張るという。赤い布きれを入り口に出しておくと、丈夫な神様が入って、家中が丈夫になるという。
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アカゴイシ
1971年 長野県
赤子石には、赤子の跡が深く刻まれている。赤子が泣く時は、その岩に赤子が泣かないようにと願いに行くと、不思議と泣き止むという。
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オニ
1958年 香川県
角がはえて生まれてきた赤ん坊は鬼子と呼び、鬼が迎えにきたのだという。
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