ヨウカイ,カイ 1976年 妖怪や怪を見るというのは、こちらが臆病であるとあちらよりむかえて見えることがある。また勇気がある人にも見えてしまう。
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ウマツ,ウマツ 1985年 鹿児島県 イキャビキ(烏賊釣)のときにウマツ(怪火)が見えた。祖父の言うとおり、袖の下から見てみると、白衣を着た神様のような姿の人がはっきりと見えた。
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ゴシンタイ 1942年 長野県 御神体は見るものではない。見ると目がつぶれるという。
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カミ 1961年 鹿児島県 神の姿は定まったものではなく、魚や虫などの形をかりて人に姿を見せることがある。
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ユウレイ 1988年 長野県 幽霊は生前の怨みをはらすために現れるものだといわれるが、その姿は見えないものとされている。
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ヤナギダンサン 1998年 愛知県 家の軒下まで草が茂ってもわからないほど目の悪い人が、お地蔵さんを信仰すると目が見えるようになった。そのお地蔵さんをヤナギダン(柳谷)さんと呼んで、目の病気を治してくれるお地蔵さんとして信仰されたという。
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イヌガミ 1965年 宮崎県 犬神の正体は、祈祷師や信心のある人の目にはボンヤリと見える。
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バケモノ,アヤシミ 1976年 怪はそれを見る人の心の影像であり、心が平穏であれば見ることはない。
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ユタ,ヤーキザス 1986年 沖縄県 宮古島大浦部落では、神役であるウプラダシ、マジルカミの2人は、神がかりをするヤーキザスと呼ばれているという。
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キツネ 1990年 福島県 狐は遠くにいる人に見えて、近くにいる人には見えない。
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レイゲン,ヘンカイ,ヨウカイ,ユウレイ 1975年 霊験は信じている人にあらわれる。鰯の頭もそれを信仰する人は験を得る。変怪なども同じで、信じていると何でもないものも妖怪や幽霊のように見える。またそのことに関する例証。
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ノリコシ 1938年 岩手県 ノリコシは影法師のようなものである。最初は坊主頭で現れる。はっきりしないのでよく見ようとすると、その度にめきめきと大きくなって屋根を乗り越して行ったという話がある。下へ下へと見下ろして行くといいという。
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ユーレイ,シャンチュウ,アマサンチュウ 1981年 鹿児島県 ユーレイの姿はコーマブルシャンチュウ(霊感の高い人)にはよく見える。青や黄色や黒で、足は見えない。人間の姿であるが空中を跳んで歩いている。アマサンチュウ(運の弱い人)はユーレイに身体を害されることがるという。
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カミノミスガタ 1976年 神の御姿を画くのは、恐るべく慎むべきことである。人の目には見えないから隠身(かくりみ)と言うのを、略して神というのだ。稀に人に諭すことがあって御姿を現す時、我々には老翁童女や大蛇猛獣の姿に見えるが、真の御姿を見ることはできない。神が見えなければ存在しないと思うのは愚かなことだ。
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フドウサマ,ダイジャ 1972年 山形県 赤滝の不動様は眼病に霊験があると言われ、時々、大蛇に変身し、それを見た者はたたりを受けるというので恐れられていた。
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(ゾクシン) 1976年 大分県 荒神様に関する俗信。荒神様は家内安全や火の神様である。土間から入ってくる人をにらみつけて良い人か悪人かを判断するために、入り口から見えるところにある。悪人が来ると退治してくれるという。人心がよく分かる神であり、嘘をついても荒神にはすぐ判るという、など。
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ユウレイ 1988年 長野県 幽霊は恐ろしい姿で現れる。
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ユウレイ 1988年 長野県 幽霊とは、姿は見えず、音だけがするものである。
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ダイジャ 1955年 山形県 小屋にはジューノキサマという神様がいる。この神体は大蛇。寝ていたら神体を見せるから登って来いと告げられ、見たら大蛇がいたという話がある。
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ノリコシ 1997年 岩手県 ノリコシは影法師のような化け物である。最初は坊主頭で現れる。はっきりしないのでよく見ようとすると、その度にめきめきと大きくなり、頭の方から下へ下へと見下ろして行くと消えるという。土淵村の権蔵という鍛冶屋がある夜、師匠の所に帰ってくると、家の中にいる師匠の女房を覗き見している男がいて、近づいてみたらその男が後ずさりして雨打ち石まで退き、そして急に背が伸び始まった。屋根を乗り越して蔭の方へ消えたという。
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