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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イチャイカジ,ヤナカジ
1998年 沖縄県
イチャイカジは正体の見えない魔性の風である。このヤナカジ(悪風)にあたると高熱を出したり、腹痛を起こしたりする。カジョーラーもヤナカジに当たることでおこるという。中城のある家では、子供が高熱を出したためユタに占って貰うとイチャイカジによるものであったとういう。そこで仏壇の亡き夫に祈ると、翌日には快復した。

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クダ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダが人に憑いたことがある。憑かれた人は頭がとぼけてきて、たくさんご飯を食べたり、高熱を出したりした。祈とう師に拝んでもらって離した。
類似事例

カゼフケ
1942年 高知県
高岡郡下半山村では、山で急に病気になって高熱を出すことをカゼフケに逢ったという。同郡黒岩村ではカザフケに当たると言っている。
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オミヤサン
1995年 静岡県
出征中、ラバウルでアメーバ赤痢にかかり、高熱を発して瀕死になったとき、夢の中にお宮さんの社が現れた。そのあと高熱も治まり、無事復員することができた。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は高熱を出して譫言をいい、急に立ち上がって乱暴をしたりした。離すときは、病人の枕元で、行者が自己催眠にかかって焼け火箸を手で握ったりという荒行をして祈とうをしたという。
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ノヅチ
1972年 奈良県
のづちは蛇のようなもので、人影を見ると体を丸くして突進してくる。のづちをこちらが先に発見した場合はいいが、先に向こうに見つけられると高熱を出して死んだり、病気にかかったりする。
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ネコ
1974年 滋賀県
炭焼きの妻が腹痛を起こしたときに、飼い猫が山にいる夫に知らせに行った。それ以来猫は戻ってこなかった。
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マショウ
1975年 愛媛県
正月16日には、猟場が魔性に見えるという。獲物がよく取れるが、同時に人が猪に見えたりもするので、怪我をするものが多いという。
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タヌキ
1970年 高知県
老婆が高熱を出したので、寺で祈祷を頼んだ。ある人が何か悪いものが憑いているといって、外でトンガラシをいぶしていると病人は障子を破って外に出た。これは狸のせいだと言って、押さえつけて憑き物を落とした。
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キツネツキ
1938年 鳥取県
原因不明の病気にかかったり高熱を発するときは、狐ツキと称して忌避する。
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スズ,カネ
1963年
夜中に仏壇のカネが鳴ったり、神社に参拝して手が触れぬうちに鈴が鳴ったりすると、翌日、夫や子供の悲報があったという。
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ヘビ
1985年 和歌山県
発心門で蛇を見たら、その後3年間体に力が入らなくなり、その後、人の病を治すようになった爺さんがいる。他にも見た人がいるが、見た人は必ず高熱を出して死んでしまった。
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ケンムン
1969年 鹿児島県
阿多地の人が畑でウツウツしていると親子のケンムン4、5匹が現われた。大工の神を拝んでいる人に自分の子が坐っている木を切らないでくれと頼んだ。それから家に帰ると高熱を出して寝込んだ。
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クダギツネ
1991年 静岡県
病人が高熱を出して「○○から来た」と言う、高く飛び上がり、すごい力を出すなどしたときは、クダが憑いている。クダが憑くと春埜山からお狐様のお姿を借りてきて落す。借りに行った人が後ろを振り向くとお狐様が帰ってしまうので、ふり向いてはいけない。
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キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
キツネツキは譫言を言ったり、四つんばいになって歩いたりする。また、外に裸で飛び出したり、高熱を出すこともある。祈とう師に拝んでもらって離す。あるいは、行者に祈とうをしてもらって、布団の下に三峯様の神札を入れた。
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カミカクシ
1975年 高知県
泣く子は外へ出すもんではない。もし出しておくと神隠しにあっていなくなるといわれる。
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シチニンミサキ
1943年 高知県
七人みさきは川や道で不時に死んで弔うものがいない亡霊がさ迷っているうちに、同じような亡霊が集まって一つになったものである。正面から行き逢うと死ぬ。取り憑かれると高熱を出す。祈祷して払わないと家族の者が3人死ぬとも言われる。
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シチニンミサキ
1943年 山口県
七人みさきに行き逢うと、7人くらいの僧形の亡霊を見るという。帰宅して、高熱を出す。昔、由緒ある刀・鎧の類を埋葬して、地蔵などを祀っているところで行き逢うといい、お経を唱えて祓いの呪禁とする。
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(ゾクシン)
1969年 岐阜県
狐が鳴くと不幸がおこるという。
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クダショー,オイヌサマ
1991年 静岡県
原因不明の腹痛や、高熱を出してうわごとを言うときはクダショーが憑いている。そういうとき病人には罰当たりなことがある。禰宜様にお祓いしてもらうか、山住様からお犬様のお姿を借りてきて落す。借りに行った人は後ろをふり向いてはいけない。クダショーはイタチに似た動物で白か灰色の毛。クダショーの家から嫁をもらうと、急に家が栄えるという。
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シノゼンチョウ,シカタ
1930年 鹿児島県
芦徳(アシヨ)のコートリ浜というところにいた女のユタはよく占いを的中させていた。あるとき、墓穴を掘っている人たちを見、某家で近いうちに弔いがあると予言した。それからまもなく、予言した家で急な葬式があり、ユタの見た人々が墓穴堀りにあたったという。
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ユタ,カミノシラセ,ユメミ,ハクハツノロウジン
1986年 沖縄県
80歳を越えた男性が体の変調を見てもらうためにユタのところに行ったところ、シヌグ祭りの男性神役を勤めろという神の知らせだと言われた。また、ユタはノロの後継者選定にはユタの判断が大きな意味を持つ場合もあるという。ノロが夢見の中で白髪の老人に会い、指示を受けたという話は、ノロが自らの行為をユタのように夢見に依拠するようになってきたためであるという。
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