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検索対象事例

(カミニチカヅクチカラヲモツジョセイ)
2001年 沖縄県
ゴービルは琉球古来の信仰として神に近付く力を持つと信じられる神聖化された女性がいることに注目した。

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アラフリ
1931年 沖縄県
沖縄の海岸域では、あらふりといって、神女(君々・祝々)が海の中に神となって現れることがある。
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キンマモン,キミテズリ,メガミ
1986年 沖縄県
君は古琉球語では神女という意味で、君真物(君手摩)も古くは女神と考えられていたという。
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キンマモン
1986年 沖縄県
奄美・沖縄の君祭りにおける君真物は女性来訪神事である。奄美・沖縄は際立って女性来訪が鮮明で、ノロを中心とする女性祭司社会に由来するものであろう。君真物出現はきわめて琉球王朝文化的であるといえる。
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ヤマノカミ
1960年 三重県
山の神は女。火やくになった女を見て、山の中に入ったものとも言う。
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ヤマノカミ
1992年 宮崎県
山の神は年老いた長髪の女とも、若いきれいな女だともいう。
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ヤマノカミ
1961年 静岡県
山の神は女であるという。昔、ある人が山の神の社の前を薄暗くなってから通りかかると、ボヤを背負った17、8才の美しい少女に出会った。声をかけたが何もいわず、山の方へ姿を消してしまった。これは山の神の化身で、この人を試すために姿を現したのである。
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ノロ,ノロイ
1966年 沖縄県
昔、根神殿内に美しい神女がいた。村の男たちの憧れの的であったが、神女であるために手出しができなかった。しかし神女は日本からきた若き医者と結婚してしまう。嫉妬した男たちは医者を殺し、遺骸を辱めた。すると島は災害に見舞われ、災難が続いた。これは医者の呪いであるとされ、遺骸は丁寧に葬られた。
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ビジョ,シンセキ
1939年 香川県
漁夫が不思議な石を拾い、卜者に見せると海神から賜った神石だと言われた。その玉は理想の夫が見つからずに入水した美女の魂が小石になって漁夫に拾われたのだという。
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ニライ・カナイ
1986年 沖縄県
ウンジャミにおける神女の役割はニライ・カナイからやってきた海神そのものであり、君真物自身である。トカラ列島や八重山では来訪神行事が少ないが、ノロを中心とする神女自身が君真物として出現するからではないかと考えられる。
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ヤマオトコ
1921年 岩手県
急死した美しい者は山男山女の類の族に行くと言われる。若い娘や男のある種の死をもって、魔性他生への不思議な結縁のなるものだとする信仰は古くから日本の民族の中に潜在していた思想である。
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オンナノカミ
1991年
小野家が神主をしている宮では、美しい女の神に近づいて、最も優秀な子を産んだという。
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オンナ,ヤマガミ
2000年 福島県
猟師が山中で、女と出会った。山の神が、殺生を止めさせるために現れたのだと考え、猟師はそれから猟をやめた。
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テンツウリキ
1929年 沖縄県
昔宮古島では、一人のノロ(女の神官、祝女)が住んでいた。彼女はいつも垢だらけの着物とヨレヨレの汚れたハカマを着けていた。このノロには天通力があり「明日は雨」だといえば雨になり「暴風だ」といえばそうなった。しかし王府で力を試すことになって洗濯した奇麗な服に着替えると、天通力を失ってしまった。
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キンマモン,ゼルママ,アカグチャ
1986年 沖縄県
『おもろさうし』では琉球固有の拝む対象を「かみ」と呼ぶことはない。大主の他の君真物、ぜるまま、あかぐちゃなどの信仰対象を含めて沖縄の宗教対象は人格化がなく、安良城盛昭はおもろ時代の宗教世界はマナ・アニミズミに近いとしている。
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カミサマ,ウンサダメ
1967年 新潟県
昔、大工がお宮に泊まっていると、夜中頃、村で生まれた娘は泊まっている大工と結婚すると神々が話しているのを聞いた。結婚が遅くなるのを嫌って大工が娘を殺そうとしたが果たせなかった。結局20年後にその娘と結婚した。
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ヤマザキフキトジヒメレイジンノタタリ
1979年 長野県
小嵐では、熱心に神仏を拝んで祈禱していたが、とうとう神にも仏にもなれなかった人をヤマザキフキトジヒメ(山崎吹刀自姫)霊神として祀っている。この祀り家の子どもが、3つか4つのころ、病気にかかったとき、このレイジン様を祀っていなかったからだといわれて、それ以来祀り続けている。
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フナダマ
1977年
船に婦女が乗船したら神が喜ぶというのは、神功皇后の故事に由来する。
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カイジン,マジョ
1958年 愛媛県
大晦日に若い女性を人身御供にすることがあった。大男が遣ってきて、娘の代わりに猛犬を入れて神前に供えた。猛犬は怪神と戦って両方とも果てた。以来、人身御供はなくなり怪神は魔女であろうといわれ、直後に娘から生まれた石は、大切に神社のご神体として祀った。
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ウツクシイムスメ
1986年 愛媛県
昔(戦前)お巡りさんが山の中で美しい娘に会った。朝まで一緒に寝ていたが、気がつくと一生懸命木の株に抱きついていたという。自信のある人でも化かされるという。
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ムエンサマ
1943年 茨城県
大島の無縁様は女性からの信仰が篤い。無縁様は女の親子の行き倒れを祀ったとも言われ、夢に山伏が現れ祀ってくれと頼んだという。
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